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ローズ・ジョージ: うんちについて真剣に話しましょう

TED 2016/5/24(火) 9:39配信


翻訳
品のない話をします
 数年前に 妙な話ですが
 私は用を足したくなり 公衆トイレを見つけて 駆け込むと
 今までしてきたように 用を足しました
トイレを使って水を流し
 さっぱりしたのです するとその日どういう訳か
 ある疑問が浮かびました
排泄物はどこへ行くのか?
そしてその疑問と共に
 私は公衆衛生の世界に どっぷりはまりました
―まだあります― (笑)

公衆衛生とトイレ
 そしてうんちにはまり
 まだ抜けられないでいます
というのも
 そのように不快な場所を 魅力的に感じられたからです


そのトイレを思うと
 特に立派だったわけではなく
 世界トイレ機関(WTO)のトイレほど 快適でもありませんでした
(世界貿易機関) ではない方のWTOです(笑)

しかし
 そのトイレには
 鍵があり プライバシーが保護され
 水と石鹸があったので 手が洗えました
女性なら手を洗うので 私も洗いました


(笑)(拍手)


しかし
 その疑問がよぎった日
私は
 一つ利口になりました
今までずっと― トイレを当然の権利だと 思っていましたが
実は特権なのです

世界では
 約25億人が 適切なトイレを使えていません
 (排泄用の)バケツや箱すらありません
世界で約4割の人々には
 適切なトイレが無いのです
人々は
 この少年が空港の 高速道路の脇でしているように
 屋外排泄または野糞 と呼ばれる行為を余儀なくされます
彼は
 毎日このように排泄し
恐らく写真の男性は
 毎日 この上を歩いています
男性に少年は見えていますが 見えていないものもあります


しかし
 見るべきです
問題は―
 散らかっている便が
 病原菌を運ぶことにあります
約50の感染症は
 人の便を介して感染します
便に含まれる卵やのう胞 細菌やウィルスが感染源となり
 1グラムの便で 感染の危険があります
どんなふうに?
 恐らくこの少年は手を洗いません
更に彼は
 裸足です 家に帰ると―

彼は飲み水や食べ物 そして生活環境を汚染します

指や足に付着した
 便の小片によって
 何らかの病原菌を 持ち込んでしまうのです


ここにいるほぼ全員は
 幸運にも 上下水道が整備された社会で暮らし
 昨今では下痢というと ちょっとした冗談扱いされがちです
下痢直行便とか
 ちびった話とか...
イギリスでは
 デリー・ベリーとも言います
植民地時代の遺産ですね
 人気のストックフォトから
 「下痢」の写真を探すと こんな写真が見つかりました


(笑)


なぜビキニなのかは不明です
そしてこれは別の下痢の写真です

彼女はマリー・セイリー 生後9か月です

写真に彼女の姿がないのは
 リベリアの片田舎の茂みに 埋葬されているからです

彼女は下痢を患って
 3日で亡くなりました
私たちは下痢を 時に冗談として発します

しかし
 この父親には娘の死です
彼女のみならず 約4000人の子供が
その日 下痢で命を落としました
 このようなことが 毎日起きています


下痢は
 世界の子供の死因 第2位です

皆さんが気に掛けてきた
 病というと HIV/エイズや結核 麻疹だと思いますが
 それらの病を合計した人数より 多くの子供が下痢で亡くなっています

これは非常に有害な
 大量殺りく兵器です

世界が負担する費用は
 巨額で 粗末な下水設備による損失は
 毎年2600億ドルにのぼります


これはハイチの コレラ患者専用のベッドです
皆さんは
 コレラを知っていても
 下痢のことは知らないでしょう
下痢に関する病に与えられるのは
 わずかな配慮と資金だけです

しかし
 私たちは 解決策を知っています
19世紀中ばに ヴィクトリア朝の 素晴らしい技術者が
 下水設備と排水処理そして
 水洗トイレのシステムを導入し
 病気が劇的に減少したからです

これは子どもの死亡率に
 未曾有の減少をもたらしました


ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルの 読者により
 水洗トイレは過去200年において
 最高の医学の進歩と認められました
ピルや麻酔 手術を差し置き
 トイレが選ばれたのです 素晴らしい廃棄物処理装置です


私が大変良いと思うのは
 トイレが臭わずに― 家の中にあって ドアに鍵がかかることです
そして話題にしないように
 口にも鍵をかけてきました
適当な言葉がないのです
うんちと言うと不適切で
 クソと言えば人を苛立たせ
 排泄は医学的すぎます


そうなると 私がその物体を見た時に
 何が起きているのか
 説明できません
私たちは
 下痢と公衆衛生の 解決策を知っていますが
もし皆さんが先進国と途上国の 国家予算を見ると
 計算ミスだと思うでしょう
それはこのような 不条理によるものです
パキスタンでは
 毎年15万人の子供たちが
 下痢で亡くなっているのに
 水や衛生設備の47倍の費用を 軍事費に充てているのです

しかし
 水や衛生設備の予算が 極端に少ないことを皆さんが知って
しかし
 水や衛生設備の予算が 極端に少ないことを皆さんが知って
75から90パーセントの予算が
 浄水の供給に充てられれば 素晴らしいです
人には水が必要です
誰もが水を必要とします
公衆トイレや水洗トイレなど きれいな水の使用を倍増するだけで
 病気は減らせます


例えば
 さっきの少年が 家に帰ってきれいな水があればと 考えてみてください
しかし
 現実は自分の汚れた手で 飲み水を汚染してしまいます


私が思うに
 実際の糞便におけるムダとは
 素晴らしい発展をもたらす資源を
 人がムダにしていることです
というのも トイレやうんちは 人に役立つからです


トイレがあれば 女の子が復学できます
インドの25パーセントの女の子は
 不十分な衛生設備を理由に 学校を中退しています
何年もの間女の子たちは
 授業中ずっと我慢しています
一日が終わっても
 それが毎日続き 思春期に入り月経が始まると
我慢は限界に達します
 良く分かります 誰が非難できるでしょう?
もしあなたが教育者に
 「簡単なこと一つで出席率を 25パーセント向上できる」 と言えば
たくさんの教育者が 友人になるでしょう


できることは他にもあります
うんちで夕飯を調理できます
うんちは栄養素を含みます
人は栄養を摂取し排泄します
体に溜めておくことはできません
ルワンダでは
 現在 刑務所の調理用燃料の 75パーセントに
 囚人たちの排せつ物が 使用されています
ブタレの刑務所には
 多くの囚人が収容されています
囚人の多くが大量虐殺犯です
彼らは
 自分のトイレを かき混ぜています
なぜなら密閉されたタンクの中に
 大量に排泄物が溜まると
 胃と同じようにガスを放ち
 燃料として調理に使えます
囚人たちが
 排泄物をかき混ぜることに 因果応報を感じると思いますが
実は経済にも良い効果があり
毎年数百万ドルが 節約されているのです
このことが森林破壊を減らし
 彼らが見出した燃料の供給法は
 無尽蔵で 無限そして無料で生産されます


うんちが人を救うのは
 貧困社会だけではあません
この女性が注射器で 投与されている茶色い物体は
 皆さんが想像しているものです
提供されたものなので そのものではありません
スツール・ドナーという 新たな肩書も生まれました
 精子ドナーのようなものです
彼女が感染しているスーパー耐性菌は
 クロストリジウム・ディフィシルといって
 ほとんどの抗生物質に 耐性を示します
彼女は何年も苦しんできました
 健康な人の便が 投与されましたが
これは治癒率94パーセントの治療法です
驚異的ですが
 この治療を 実践する人はほとんどいません
さすがに受け入れ難いのでしょう
でも大丈夫です カナダの研究チームが
 RePOOPulateという 人工糞便を開発しました


皆さんこう思うでしょう
 「解決策は単純 みんなにトイレを与えればいい」
 実に興味深いことですが
人は単純ではないので
 単純に解決できません
公衆衛生の研究が実に興味深く 刺激的で 魅力的なのは
 人間の心を 理解する必要があるからです
私たちはハードウェアを 与えるだけでなく
 ソフトウェアを 理解する必要があります


多くの途上国に政府が加わり
 無料トイレを設置してきて
数年後に戻るとそこには
 ― 新しいヤギ小屋や寺院 客間が建てられていて
所有者たちは
 そそくさとそこを通り抜けて 用を足しに空き地へ 出向いていたのです


故に重要なのは
 人の心を巧みに操ることです
これは数十年間用いられています
石鹸会社は
 ― 20世紀初頭にこれを役立てました
 健康を売りにした石鹸は 売れませんでした
セクシーを売りにすると
 石鹸は良く売れたのです
現在インドでは
 「花嫁はトイレのない家に嫁ぐな」 という運動が行われています
これを「No Loo(トイレ), No I Do」 といいます


(笑)


これを単なるプロパガンダと 思っている方に
 彼女は
 プリヤンカ 23歳です
インドで昨年の10月に会いました
彼女は保守的な環境に育ちました
インドの貧しい 田舎町で育った彼女は 14歳で婚約し
 およそ21歳で 夫の家に嫁ぎました
嫁ぎ先で彼女はゾッとしました
トイレが無いのです
彼女にトイレは当たり前でした
 トイレなんて人並みのことです
嫁いだ日の夜
 彼女は朝の4時に 姑に起こされ
 屋外に出ると 暗がりで用を足すように 言われたのです
彼女は徘徊する 酔っ払いに怯えました
そしてヘビに怯え
 性的暴行に怯えました
 三日後に彼女は 思いも寄らぬことをしました 家を出たのです
インドの田舎をご存知なら
 言葉にならない程
 勇敢な行為だと分かるでしょう
それだけでなく
 彼女はトイレを手に入れて インドの田舎の女性たちに
自分を真似るよう促しています
 これを社会的伝染といい
 実に強力で刺激的な事象です


他にも プリヤンカの暮らす村の近くの ラカラというインドの村は
 約1年前には トイレが全くありませんでした
子供たちは下痢やコレラで 命を落としていました
そこに訪れた一団が 行動変化のトリックを使いました
皿にのった食品と便を外に置いて
 その双方を行き交うハエを
 観察できるようにしたのです
これまでともかく 自分たちのしていることに
 全く平気だった人たちが
 急に「待てよ」と思ったのです
これは 隣人の
 便を口にしてるということではないか
それこそが 彼らの習慣を変えたのです
故にこの少年の母親は
 数時間内にトイレを設置しました
生涯バナナ農園の陰を
 使用してきた女性が
 数時間内に トイレを設置したのです
費用は一切かからず この少年の命を救ってくれます


公衆衛生の状況に 落胆していた時が
実は大変刺激的な時でした というのも
 ビル&メリンダ・ゲイツ財団の トイレ改革事業に携わり
 マット・デイモンのトイレ・ストライキに 携われたからです
これは人として良くても 結腸には悪影響です


気がかりなこともあります
これは最も達成度の低い
 ミレニアム開発目標です
修復には50年はかかるでしょう
この状況では
 衛生設備を提供していても 目標は達成できません
公衆衛生のことを思い
 胸が痛くなった時
日本が頭に浮かびました
70年前の日本では


汲み取り式便所が使用され
 棒でふき取っていましたが
今の日本では
 ウォシュレットが普及しています
これには温水洗浄機能があり
 手を使わずに洗浄できます
他にも様々な機能があります
暖房便座機能や
 夫婦円満の小道具と言われる フタ自動開閉機能など


(笑)


しかし
日本が行った 最も重要なことは
―私はこれに大変感銘しました
― トイレを密室から
 表に出したことです
 話題にできるようになったのです
人は最新のトイレを買いに
 出掛けるようになりました
トイレについて話すようになり
 清潔な場所になりました
 皆がそうできるよう願います
難しいことはありません
 私たちがすべきことは
 この問題と向き合い
 緊急で恥ずべき問題として 捉えることです
不運な貧困社会に限った 問題とは思いません
下水設備は老朽化しています
ここでも事態は 悪化しているのです

全ての解決策は実に簡単です


この後の空き時間に
 皆さんに一つお願いがあります
 白日の下 主張してください
今まで言葉にできなかった うんちについて


ありがとうございます


(拍手)
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