スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

事業を総合的に分析するフレームワーク・ツール「SWOT分析」

コンサルタントが世界一やさしく教えるビジネス思考(13)
太期 健三郎 だいごけんざぶろう
ワークデザイン研究所 代表

SWOT分析とは、「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の四つの視点(その頭文字をとって「SWOT」)で事業を総合的に分析するフレームワークです。「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という言葉を実践するツールといえます。

■四つの視点「SWOT」とは?

SWOT分析は、「外部分析/内部分析」×「自社にとってのプラス要因/マイナス要因」の二つの軸で、「強み」「弱み」、「機会」「脅威」をマトリックスで考えます。

内部(自社内)のプラス要因は「強み」(≒長所)、マイナス要因は「弱み」(≒短所)となり、外部(社外)のプラス要因は「機会」(=好機、チャンス、追い風)、マイナス要因は「脅威」(=ピンチ、向かい風)となります。
20170202 91



■SWOT分析の進め方

まず、マクロ環境や市場・業界環境など外部(社外)の分析をし、自社にとっての「機会」と「脅威」を書き出します。

次に、自社と競合企業を比較分析して、自社の「強み」と「弱み」を整理し、事業を進めていく上でのコア・コンピタンスを書き出します。

どちらも、その事業を進めていくためのKFS(成功要因)に照らして思いつく全てをSWOTの軸で書き出し、各項目が本当にそうなのか? なぜそうなのか? を議論しながら整理をしていきます。



自社の「強み」と「弱み」を洗い出すとき、前回のコラムで説明した「7S」のフレームワーク(組織を構成する7つの要素)を併せて使うと良いかもしれません。
(本記事下の関連記事「フレームワークの定番 マッキンゼーの「7Sモデル」:コンサルタントが世界一やさしく教えるビジネス思考(12)」参照)



「機会」と「脅威」には二面性があります。ある事象が、自社にとっては機会であっても他社にとっては脅威になることもあります。例えば、ある業界での規制緩和は、新規参入企業にとっては絶好の機会となっても、既得権益を持つ古参企業にとっては脅威となります。

ユニクロのブランドで知られるファーストリテイリング社のSWOT分析を企業事例として示します(理解を促す事例として筆者が作成したもので、正確性、網羅性を保証するものではありません)。

20170202 92


■応用編:クロスSWOT分析

SWOT分析は、整理した分析結果よりも、分析して自社の事業戦略を策定するプロセスにこそ意義があります。そこで、SWOT分析の「応用編」を説明します。

「クロスSWOT分析」は、SWOT分析によってまとめられた、自社における強み、弱み、機会、脅威の四つの要因を、下図のように相互に組み合わせて状況を構造的に分析するものです。具体的な戦略を立案する際に有効です。

20170202 93


■自分をSWOT分析してみる

SWOT分析はもともと事業を分析するフレームワークですが、個人のビジネスパーソンにも使えます。

職務経験、スキルを棚卸して自分の「強み」、「弱み」を整理し、環境の変化から「機会」、「脅威」を客観的に分析してみてはいかがでしょうか。環境の変化とは失業率悪化など厳しさを増す雇用環境や、社内・業界内の変化などです。

ビジネスパーソンは、労働市場において一人一人が商品です。転職志向の有無に関わらず、一年に一度くらい自分のSWOT分析をする、さらに職務経歴書を作成してみることは、長い職業人生を考える上で、とても有効だと私は考えるのです。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
FC2オンラインカウンター ここから --> 現在の閲覧者数: