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⑰「自工程完結」はトヨタに何をもたらしたのか(2)

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現実的に言えば、ここまでしっかりできている組織は、まずありません。通常は、何かが足りないものです。会社が求めている「自工程完結」の考え方にそぐわない仕事をしている、ということ。だから、「自工程完結」の考え方を使ってより良い組織にしていきましょう、という認識を深めてもらうためのシートとして使っています。

「PDCAレベルアップシート」には、まさに「自工程完結」に基づく仕事のプロセスが並んでいます。意思決定の連鎖と、仕事に必要なものを理解することができます。要するに、こういうことをきちんと考えて仕事をしてほしい、ということです。

「仕事の手順」や「判断基準」では、書類に書いていたり、上司の合意を得ていたり、関係者・関係部署の合意を得ているばかりでなく、すでにある知見(標準、失敗事例など)を活用してほしいのです。




「段取りをした後の仕事の進め方」では、計画書(企画書)や標準書に基づいて仕事を進めていってほしいし、進捗状況を逐次、上司や関係者・関係部署と共有してほしい。

「仕事の振り返り」では、目標に対してどこまでできたか(結果)を確認してほしいし、プロセスに対して振り返りを行ってほしい。さらには、振り返り結果を文書に落としてほしいし、上司の合意を得てほしいのです。

「知見の蓄積と伝承」では、必要な人が必要なときに書類やデータを活用できるよう、残しておいてもらわないといけません。それがしっかりできているか、問われてくるということです。
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