プロボノ

「プロボノ」とは、
 「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」を語源とする言葉で、
 各分野の専門家が、
  職業上持っている知識・スキルや経験を活かして
  社会貢献するボランティア活動のことです。


ボランティアとプロボノの最大の違いは?

 プロボノは、プロのスキルを活かしたボランティアであるが、それはいったいボランティアと何が違うのか、疑問に思う人もいるかもしれない。しかし、単なるボランティアとプロボノは違う。言葉が違えば意味も変わるのだ。意味が変われば、そこに関わる人間の意識も変わる。プロボノをボランティアの一種と呼ばず、違う言葉で呼ぶのはなぜか。それは、関わる人間の意識を変えるためである。

 ボランティアとプロボノの最大の違いは、「生産性に対する意識」である。大企業のマーケティング部長がチャリティ・バザーの受付やテント張りをやるより、NPOのマーケティング戦略を作るほうが生産性が高い。そういったことをはっきりと意識づけるために、プロボノという言葉が必要だった。そして、言葉が生まれれば、プロボノをやる人間も、そのサービスを受けるNPOも意識が変わり、生産性というものに対して意識的になった。世の中には新しい言葉に対してなんでもかんでも「バズワード」だと規定して嫌う向きもあるが、新しい価値観を世の中に広めるためには、新しい言葉が必要になることもあるのだ。

 意味の変化はまた、新しい人たちの参加を促す。これまでボランティアには何の関心もなかったビジネス・パーソンが、プロボノと聞いて関心を持つ。「生産性」や「プロのスキル」というキーワードに反応し、そこに「おもしろさ」を感じる。結果、プロボノは特に大企業で働くビジネス・パーソンにとって、注目のキーワードになり、興味深い働き方となっている。単に「企業市民としてボランティアをしましょう」というスローガンだけでは、高いスキルを持ったビジネス・パーソンの関心は芽生えなかったはずである。




社員のスキルアップのためにプロボノを活用する企業
最近では多くの企業がNPOの体質強化に取り組んでいるが、このような取り組みに社員のスキルを活かそうと考える企業も多い。部署を超えたクロスチームを編成してNPO支援を行なうことで、社員同士のスキル・アップにつながると同時に、自社の強みと弱みをリアルに認識することができる。NPOにとっても、社員にとっても、会社にとってもメリットのある取り組みだ。
日本マイクロソフト株式会社(以下、マイクロソフト)は2003年からNPOの組織基盤強化に向けた支援を行なっているが、マイクロソフト社員の経験やノウハウを活かしたNPO支援プログラム「業務フロー設計サービスグラント」を、日本のプロボノ・サービスの草分けともいえるNPO法人「サービスグラント」(以下、サービスグラント)と協働して企画・開発。今年1月から6月までの半年間、実施している。 ライセンス、マーケティング、セールスなどさまざまな部署から参加したメンバーを下記4つのチームに分け、4団体の支援を行なっている。

スポンサーサイト
検索フォーム
最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
FC2オンラインカウンター ここから --> 現在の閲覧者数: