「要因」と「原因」は、
さまざまなシーンでよく使われる言葉ですが、
意味も似ているためによく混同されます。
一般的には、
「原因」は
1つしかない場合や1つに特定できる場合に用い、
「要因」は
複数ある場合や1つに特定できない場合に用います。
また、
ある事象を起こしたものを「原因」、
ある事象に影響のあるものを「要因」
と区別する見方もあります。
例えば、
交通事故の場合、
事故の「原因」は
居眠り運転、
その「要因」は
疲れや睡眠不足などが挙げられます。
また、
過去の特定の事象を起こしたものを「原因」、
今後ある事象を起こす可能性のあるもの「要因」
と区別する方法もあります。
同様に交通事故に例えると、
同じ居眠り運転でも、今回の事故を指す場合は「原因」となりますが、
今後の交通事故を起こす可能性は
他にもスピードの出し過ぎ・わき見運転など様々ですので、
居眠り運転は交通事故の「要因」の1つと言えます。
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