人材の国語的な意味

まずは人材の意味を国語辞典で調べてみると、
才能があり、役に立つ人。有能な人物。人才。「_を求める」
言葉の意味からは材料・使い捨て、というニュアンスはないことが分かります。

「材」は、才能の「才」と同じ意味を持つようですね。


人材・・・実績はないけど成長が期待できる人。普通の人
人罪・・・実績もないし、成長も期待できない人。企業的にはお荷物
人在・・・実績はあるけど、それ以上の成長が見込めない人
人財・・・実績もあり、成長が期待できる人。企業的に欲しがられる人


20160717 01

この4分類と並行してよく使われるのが組織の「2:6:2」の法則です。

働きバチや働きアリなどの集団を観察していると、
 全体の
 約2割の個体は非常によく働き、
 6割はふつうに働き、
 2割はサボったり適当に働いていることがわかるというもの。

おもしろいのが、
 そのうちダメな2割を強制的に取り除くと、
 残った個体の中でまた「2:6:2」になるように仕事ぶりが変化してゆくというのです。

人間の組織でもこの法則はかなり当てはまるという研究結果があります。



話を「じんざい」4分類に戻します。
この「2:6:2」と合わせて考えると、
 優秀な2割が「人財」、
 普通の6割を
 当分して3割ずつが「人在」と「人材」、
 ダメな2割が「人罪」ということになります。

経営者的には
 その邪魔な「2割」は言ってみれば人員整理の対象になっているわけで、
 少し業績が傾いたりトラブルがあったりしたときには
 まずこのエリアにいる人が切られます。

しかし
 先のハチやアリの実験から推測すると、
 ダメな2割がいなくなると
 その穴を埋めるべく
 他3エリアにいた人が
 自然とランクを落としてそこへ入り込んでくることとなります。

その場合もっとも
「人罪」に変化する可能性が高いのは
 「人在」のエリアです。


具体的には
 過去にすごい契約をいくつもとったが
 今はぱっとしない営業マンや、
 古い機械だけを完璧に使いこなすものの
 新しい技術には触ろうともしない
 ベテラン工員なんかがあてはまります。


周囲が過去の実績を尊重して
 そういう人のプライドを守ってあげているうちはいいのですが、
 いよいよ状況が切羽詰まってきて
 周りが自分のプライドよりも
 新規の状況を大事にし始めたと悟ったとき、
 周囲の成長を妨害するような行為を選ぶことがあります。

持っていた実績が意味をなさないと
 周囲に思われたとき、
 それが「人罪」へとランクダウンとなる瞬間です。


また「人材」とされていた人でも、
 期待されていた成長を果たすべくしていた頑張りが
 惜しくも結果に結びつかないことが続いて
 気持ちが折れると、
 やっていた頑張りを放棄して
 他人の足を引っ張るようになったりします。
それもまた「人罪」となるパターンです。

そうして「人在」「人材」の人数が減ると、
 今度はその分を「人財」が埋めに入ります。
ですが
すでに作った実績は
 同じ組織内で減るということはないので、
 「人財」が変わる可能性があるのは
 「人在」だけということになります。
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