スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

語彙を効率的に増やす方法

意味がわからない語句が出てきた場合には、
 その語句を構成している
 漢字や前後の文脈から意味を推測する習慣をつけることが大切です。

例えば、
 「自責の念」という言葉の意味が分からない場合、
 語句を分解して、
 「自分」で「責める」「念=思い(残念・無念などから類推)」と考えれば、
 「自分で自分を責める思い」と推測できるはずです。

 
 「漢字を訓読みする力=漢語を読み下す力」は非常に重要です。

語彙を増やす具体的な方法としては、
 
 読書をしながら単語帳などを作って覚えていく

 または
  市販の語彙集を用いて覚えていくというものが考えられます。

特に設問に出てきた言葉を優先して
 単語帳作りを進めていくとよいでしょう。


4、5年生であれば、
 しっかりと辞書を引く作業も大切ですが、
6年生の後期ともなると、
 言葉の正確な意味は知らなくても、
 ある程度予想できるようになっていることが望ましいです。

文脈や、対比の考え方で
 大体の意味を推測できることを目標としましょう。


また、
 単語帳に書き込むだけで満足して終わってしまうのではまったく意味がありません。
単に言葉と意味だけを暗記しても適切な使い方ができなければ、
 本当の意味でその言葉を自分のものにできたとはいえないからです。
言葉自体の意味は知っていても、
 文章中で知らない言い回しがされていた場合は、
 それについてもこまめに調べるようにしましょう。



語彙を増やすには、
 新しく習った言葉を使って自分なりに
 例文を作ってみるということをやってみましょう。


自分でその言葉を使いこなせるように訓練することで、
 「生きた言葉」が身についていきます。

そして、
新しい言葉を覚えたら、
 それと似たような意味の言葉や
 反対の意味の言葉も一緒に覚えると効率的です。


その語句を単独で覚えるのではなく、
 関連させて覚えていくことで応用力が身につきます。

例えば、
 慣用句なども身体の部位が含まれているもの
 (「手」を使うもの等)をまとめて覚えるとよいです。

そのためには、
 国語辞典をただ「引く」のではなく、
 「読む」ことが大切です。

そのほかにも、
 同じような意味でも
 「程度」による使い分けをしたり、
 語源を調べたりするなど、
 ただ機械的に覚えるのではなく、
 関心や興味をもって学習を進められるようにしていきましょう。

このように、
 わからない言葉が出てきた場合には辞典等で調べて覚えることも重要ですが、
 
辞典で調べる前に、
 まずは前後の文脈からその言葉の意味を推測し、
 それを自分の知っている言葉に置き換える
 という訓練を重ねることも非常に重要です。


なぜなら
 入試に出題される文章に出てくるであろう言葉の意味を
 すべて覚えることは不可能なので、
 本番では必ず1つや2つは意味の分からない言葉があるからです。

したがって、
 わからない言葉が出てきたら
まずは
文脈の中で意味を推測してみましょう。
それから辞典を用いて意味を調べ、
 自分の推測した意味と合っていたかどうか確認して下さい。


これは国語だけに限らず、
 中学や高校での英語や古文でも必要になる学習方法です。

なお、
 単語帳作りで重要なことは、
 ただ単に語句とその意味を書くだけではなく、
 自分でその言葉を使って短文を作るようにすることです。

「覚える」+「使える」を同時におこなうことで、
 語彙の効率的な習得につながります。


また
 例文を作るときは、
 できるだけ具体的な状況を想定し、
 物語性のある文を作るようにすると記述力の向上にも役立ちます。

例えば
 「自責の念」という言葉で例文を作るときは、

 単に
 「僕は自責の念を覚えた」ではなく、
 「僕は父親の反対を押し切れなかったために、
   捨てられた猫を助けてあげられなかったことについて、
 自責の念を覚えた」といったぐあいです。

以上でお話してきたように、
 語彙を増やすには
 各テキストや読書の中で出会った言葉の意味を調べ、
 ご家庭や日常生活で意識して使うことが重要です。
そして読解問題などの本文中の言葉で、
 頭の中で別の言葉に言い換えられたものは、
 もう自分に身についた言葉であるといえます。
この言い換えられる言葉を
 どれくらい持っているかが語彙力のひとつの表れなので、
 
模範解答を見て
 そこで使われた言葉と言い換えることができる言葉を
 ひとつでも多く手に入れていきましょう。

語彙力は
 一朝一夕で身につけられるものではありません。

普段使っている言葉の中で
 「おいしい」も「楽しい」も「大変だ」も、
 すべて「ヤバい」の一言で片づけてしまってはいませんか?

日頃から使っている言葉に注目して、
 豊かな語彙力を持つ大人に成長していけるように、
 「言葉」というものについて考える機会を持たれてはいかがでしょうか。
スポンサーサイト

光(ひかり)漢字一文字の美しい日本語

2012年05月24日 [美しい日本語(言葉)]

人がそれがなければ絶対に生きられないものは、何でしょうか。

まず最初に想い浮かぶのは「光」です。
光は陽光である場合もあり、また心の希望を示す言葉でもあったりします。

「光」という言葉ほど、
 強く、そして美しい日本語はないかもしれない。

20代の後半、私は週末になると沢を独りで歩いていました。
山に出かけ、渓流に沿ってい歩いてゆくだけです。
あの頃、自分は何を考えながら、
 渓流の音を聴き、陽光を受けて輝く、
 青葉若葉を見つめていたのか……今となっては明確に想い出すことはできません。

青春期の終わりを感じつつ、孤独をかみしめるように、歩いていたのだと思います。
あの頃、密かに憧れているものがありました。

それは一文字の言葉です。

「水」「土」「花」「星」「木」「森」「風」……そして「光」。

人が人として生きるために、
 どうしても必要な……いや、
 人がどうのこうのというのではなく、
 この世にあるということを示す、
最少体としての言葉、元素のような記号に心惹かれていました。

余計な装飾を排除した、
 存在証明を想わせる一文字の象形だけが、
 信じられる気がしていたのでしょう。

では、今はどうか? 

やはり「光」は私にとって特別な存在であることに変わりはありません。

心の中に「光」が見えるかぎり、歩き続けられる。
「花」を自在に想い描けるし「風」の色を見ることもできる。

今一度、原子の輝きを示す一文字の世界へ。
原初的なおののき、
 それを感じていた時に帰りたい気持ちが強くなっています。

「ありがとう」は美しい日本語ベスト10の1位

2012年06月29日 [美しい日本語(言葉)]

以前、
 日本語の中で最も美しい言葉とは?

という記事を書きましたが、
 その中で「美しい日本語ベスト10」をご紹介しました。

もう一度、
 それを見てみましょう。

以下は、NHKアンケートの結果です。

「ありがとう」
「さようなら」
「はい」
「すみません」
「おはようございます」
「さわやか」
「いらっしゃいませ」
「おやすみなさい」
「どうぞ」
「いいえ」


美しい日本語の多くは
 「あいさつ言葉」であることに気づきます。

例えば
 「ありがとう」は1位になっていますが、

これに異議を唱える人は少ないのではないでしょうか。

美しい「あいさつ言葉」は、
 暮らしの潤滑油。
人と人との関係を良好に保つのです。

暮らしの潤滑油といえば、
 言葉ではありませんが、
 「微笑」があげられます。

誰もが美しい笑顔で「ありがとう」が言えたら、
 人と人との争いなどは起きないでしょう。
逆に言いますと「ありがとう」が美しく感じるのは、
 なかなか心からの「ありがとう」は言えないし、
 聴けないからかもしれません。

「ありがとう」という言葉には
 「友愛」「平和」への
 悲願が込められていると言えそうです。


作家の吉川英治氏は、
 若い頃はかなり気性が荒かったそうですが、
 晩年は笑顔を心がけたとか。
そこには吉川英治氏の人生観、
 深い人間愛が息づいているように思えてなりません。

水の八徳(日本語の豊かさの証明1)

2013年06月01日 [美しい日本語(言葉)]

「水の八徳(はっとく)」という言葉をご存知でしょうか。

「八徳」を大辞林で調べますと、
 以下のように出てきます。

八徳(はっとく)

 八種の徳。
 仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八つ。


では「水の八徳」はといいますと、
 次のようになります。

水の八徳

一に清浄
二に清冷
三に甘美
四に軽軟
五に潤沢
六に安和
七に除悪
八に増益


実は、
 この「水の八徳」という言葉の出典がよくわかりません。
私の愛読書である
 「吉川英治氏におそわったこと」に出てくる言葉なのです。

仏教の言葉である
 「八功徳水(はちくどくすい)」から来ているのでしょう。
大辞林には以下のように記されています。

八功徳水(はちくどくすい)
 〔仏〕〔「はっくどくすい」とも〕浄土や須弥山の七内海中の水。
 〔八功徳は、良い水の一般的特質を八つにまとめたもの〕


また、
 世界宗教用語辞典によれば、
 以下のような解説があります。

はっくどくすい 【八功徳水】

仏教でいう八つの優れた特質を持つ水で、
 極楽の池や須弥山の周りの七内海に満たされているとする。

1甘(甘い)、
2冷(冷たい)、
3(やわらかい)、
4軽(軽い)、
5清浄(清い)、
6無臭(くさくない)、
7飲時不損喉(のどを痛めない)、
8飲已不傷腹(飲み已って腹を痛めない)

 などの八つだが、
 別説もある。


まあ、
 この言葉にある深い意味はともかくとして、
 私が驚いたのは、
 水というものを、
 実に豊かに表現していることです。
水に関する説明なり、
 解説なりで、
 これほど味のある表現は読んだことがありません。

と同時に、
 日本語の豊かさに、
 おもわず、
 ため息がもれそうになってしまいました。

「酒の八徳」という言葉もありますよ。
こちらも、実に豊かです。

酒の八徳(日本語の豊かさの証明2)

2013年06月03日 [美しい日本語(言葉)]

前回は「水の八徳」について、お伝えしました。
今回は「酒の八徳」ですよ。
さらに、
 日本語の豊かさに酔いしれてしまうことでしょう。


「吉川英治氏におそわったこと」には
 「酒の八徳」について、
 以下のように書かれています。



盃にそそがれた時のイロミ

盃を手にとった時のオモミ

唇に近づけた時のカオリ

口に入れた時のヌクミ

口いっぱいひろがるフクミ

のどを通る時のゴクリ

身体全体につたわって行くホロリ……

実に、ニュアンスが微妙で、豊富ですよね。

様々な情報が飛び交う現代ですが、
 中身は貧困なものが多いように感じます。
情報はあふれかえっているのに、
 コンテンツは貧弱になってゆく時代は不幸だと言えそうです。

せめて「水の八徳」「酒の八徳」を思い返し、
 日本語の豊かさを噛みしめ、
 豊かな明日について、
 考えてみたいと思うのであります。
検索フォーム
最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
FC2オンラインカウンター ここから --> 現在の閲覧者数: