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かかる語と受ける語は近づける

かかる語と受ける語は近づける[かかり・受け1]

読みやすくわかりやすい文を書くためのノウハウはいくつかありますが、
その中でも、この「かかる語と受ける語は近づける」は最も基本的なものです。

誤解を避ける
 
修飾語/被修飾語、主語/述語、目的語/述語などの関係を「かかる/受ける」と言います。
「かかる語」と「受ける語」の間に他の言葉が挟まると、しばしば文が誤解されてしまうので、注意が必要です。

例えば、次の文で、難しいのはパソコンでしょうか、本でしょうか。

難しいパソコンについての本

どちらとも取れるのは、
「難しい」が
  「パソコン」にかかるようにも
  「本」にかかかるようにも見えるからです。

1.「難しい パソコン についての  本」
  ---               ---
   ↓____________↑

2.「難しい  パソコン についての 本」
  ---   ---
   ↓____↑
 
もし1の「本が難しい」であれば、誤解のなくなるように、
 かかる語「難しい」と受ける語「本」を近づけてあげます。


「パソコン についての 難しい   本」
               ---  ---
                 ↓___↑

このように、言葉が両方にかかって見える場合は、
かかる語(この例では「難しい」)を受ける語の直前に持ってくるようにしてください(註)。



入れ子構造を解消して文を読みやすくする
 
また、かかる語と受ける語を近づけると、しばしば文がすっきりして読みやすくなります。

この文は、読むと少々つっかえる感じがします。

「私は、 学者が インドが世界経済に与える  影響について  論じた 本に 感銘を受けた」
 -- ---                                ---     ------
  ↓   ↓_______________________↑           ↑
  ↓__________________________________↑            
                 
「私は、ある学者がインドが世界経済に与える影響について論じた本に感銘を受けた」

 理由はこの文が複文で、しかもかかる語と受ける語の距離が離れすぎていることにあります。文の構造を見ると、「私は~感銘を受けた」の間に「ある学者が~論じた」の文が挟まり、さらにその間に「インドが~与える」の文が挟まる二重の入れ子構造になってしまっています。この入れ子構造のせいで、読む人の頭が惑い、文を読みにくく感じるわけです(文が読みにくいとき、原因は複文の入れ子構造にあることが多いです)。


 こういう文は、先ほどの、

ノウハウ:
かかる語と受ける語は近づける[かかり・受け1]
 に従って、入れ子構造を解消しましょう。方法は簡単です。かかる語(「私は」「ある学者が」)を後ろに移動して、受ける語(「感銘を受けた」「論じた」)に近づけます。

「私は、 学者が インドが世界経済に与える  影響について  論じた 本に 感銘を受けた」
 -- ---                                ---     ------
  ↓   ↓_______________________↑           ↑
  ↓__________________________________↑

「インドが世界経済に 与える  影響について  ある学者が  論じた  本に 私は、感銘を受けた」
 --          ---              ---    --       -- ------
  ↓________↑                ↓____↑         ↓____↑         

だいぶすっきりしたのではないでしょうか。

 かかる語と受ける語が離れていたら、近づけてあげる。そうすると、文の構造が明快になり、読みやすく/わかりやすくなります。

註 ただし、上記の2「パソコンが難しい」の場合、言葉を入れ替える方法では明確にできません。

 「難しいパソコン」についての本


 という方法もありますが、

  操作の難しいパソコンについての本
  パソコンの難しさについての本

 のように書き換えたほうがよいでしょう。
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