「なたもだ」

作文の書き方アドバイス
 森竹高裕

◆一文を短く書く
 だらだらと続く文章は、
  何を言いたいのかわかりません。
 一文が一つの意味になるように(一文一義)、
  テンポよく書きましょう。

◆作文を書く前に、4コマ漫画を書く
 4コマ漫画は、起承転結があります。
 作文を書く前に、作文の4こま漫画を書いてみましょう。
 列べる順番をかえると、面白い漫画になることとがあります。

◆思いや考えを書く
 生活文でも感想文でも、
  それを通して思ったこと、考えたことを書きましょう。
 書くことは、自分の考えを整理してまとめることです。
 したことを順番に列べるだけでは、
  自分を書いたことになりません。
 「-さ」(楽しさ、悲しさ、嬉しさなど)を書きましょう。

◆気持ちが変わった場面を入れる
 物語には必ず主人公の心が大きく変わる場面があります。
 作文だって同じ。
 人生の主人公は自分なのだから、
  自分の気持ちが変化したところを書きましょう。
 これまでの自分との違いをあらわしたいですね。

◆ある部分をクローズアップして描写する
 いつもいつも「誰々が何々をしていました」
  という文の繰り返しは読んでいて疲れます。
 手や足、機械など注目した部分を描くと、文章にメリハリが出ます。

◆話題を絞り込む
 作文を書く話題を絞れば絞った方が読んでもらえます。
 「私の家族」よりも「私のお母さん」の方が、
  それよりも「お母さんの嫌なところ」の方が興味を持ってもらえます。
 絞り込んだ話題について、細かく描いていくのがいいです。

◆五感を文章中に入れる
 目(視覚)
 耳(聴覚)
 手(触覚)
 鼻(嗅覚)
 口(味覚)

 の五感を入れたいですね。
 音が入ることで、文章が生き生きとしてきます。

◆意見文は「なたもだ」
 自分の意見を書くときには「なたもだ」を使いましょう。
 「なたもだ」とは、
  自分の意見を述べたあとに、
  それに付け加える働きをするものです。

な:なぜなら、
た:たとえば、
も:もしも、
だ:だから

◆書くことへの抵抗を減らす
 作文を書くのが嫌な人は、
  始めにこんなことをしてはどうでしょう。

 A 作文用紙に4マス一文字書く
   作文用紙の4マス分に一文字を書きます。
   あっという間に一枚できあがり。

 B 好きなことを書く
   今の気持ちを書きます。
   「嫌だな」「早く終わりたい」何でも作文になりますね。

◆金太郎飴にならない
 作文を書くといつも誰が書いても、
  同じ内容になることがあります。
 優等生の書くような作文ですね。
 もっと自分の本音を出した方が、
  人に読んでもらえます。
 こんな作文は金太郎飴みたいですよ。
 
自然:
  私たちの大事な地球だから、自然を大切にしたい。
友達:
  思いやりの気持ちを持って、協力しながらやっていきたい
ゴミ:
  リサイクルをもっとしよう。ごみを減らしたい。

◆感動を書く
 ・人は人から学ぶ
 ・小さな感動
 ・自分を変えたもの

◆書き始め
 作文の書き始めは、「何だ?」「おもしろそう」と思ってもらいたいですね。
 こんな書き始めはどうでしょう
 
 ・場 面:
   「誰もいない運動場。ぼくの影だけがうつっていた」
 ・ぐ ち:
   「あーあ。もう1回やるのか」ぼくは思わず言ってしまった。
 ・動 詞:
   「白い息がはずんでいる」
 ・セリフ:
   「なんてことするの?」
 ・もしも:
   「もし私がお母さんだったら、何と言っただろう」
 ・きっと:
   「きっと死んでいたにちがいない」
 ・いばって:
 ・つぶやき:
   「どうせ私なんか…」
 ・歌うように:
   「うれしなったら、うれしいな」


◆話し言葉やクライマックスから書き始める
 話し言葉やクライマックスから書き始めると、
  読む人は
  「何をしているところだろう」
  「この先どうなるのだろ」ととても興味を持ちます。
  作文の書き始めに興味を持ってもらえれば、
   最後まで文を読んでもらえます。

◆書き終わり
 作文の書き終わりで困ったことはありませんか?
 読んだあとに余韻(よいん)が残るような終わり方を工夫したいですね。
 ・場 面:
   「あとには海鳴りの音だけが聞こえていた」
 ・質 問:
   「どうぞ、誰か教えて下さい」
 ・疑 問:
   「ぼくの苦労は、いったい何だったのだ?」
 ・セリフ:
   「みんなぁ、どうもありがとう」
 ・ため息:
   「あー、やってられないよ」
 ・まとめ:
   「~ということで、私は~だと考えます」
 ・突然終わる:
 ・ひっくり返し:
   「というのは、全部ウソだよ」
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「なたもだ」

エントリーシート作成にも使える文章の書き方

論理的な文章を書くのは苦手だという人は
「なたもだの法則」を使ってみてください。

「なたもだ」というのは
 「なぜなら」
 「たとえば」
 「もし」
 「だからだ」

 の言葉の頭文字をとって名づけられた造語です。

この「なたもだ」という言葉は
 国語作文教育研究所の宮川俊彦氏によって
 提唱された論文(文章)を書くときの秘訣です。

ほとんどの文章は
 「なたもだ」でできているとさえいわれています。

本を読むときにも
 「なたもだ」を意識してみると読解力が向上し、
 筆者が何を伝えたかったのかわかりやすくなります。

利用方法は、まず、あなたの意見を一文でまとめます。
そして次にどうしてそう思うのかという
 
1.理由「なぜなら」を書きます。
2.同様に具体例「たとえば」、
3.仮説「もし」
 と続け最終的に
4.結論「だからだ」
 にもっていくのです。


「なたもだの法則」を利用したエントリーシートの記入例

簡単な文章を作ってみたいと思います。

問い:
 あなたにとって仕事とは何ですか。
 250字程度でご記入ください

回答:
 私にとって仕事とは幸福になるための手段です。

「なぜなら」
 私は人の喜ぶ姿を見ることがとても好きだからです。

「例えば」
 御社に入社しお客様にピッタリの商品を
 提供できるようになれば
 お客さまの喜ぶ姿を見ることができます。

また、
 商品の売り上げ向上に貢献できれば
 上司の方にも喜んでいただけます。

 その喜ぶ姿を見ることができれば
 私自身も幸せな気持ちになることができます。

「もし」
 誰も喜ばせることができないのであれば
 仕事とは呼べないとさえ思っています。

「だから」
 私にとって仕事とは幸福になるための手段といえるのです。

 どうでしょうか。
 一応それらしい文章ができていると感じてもらえないでしょうか。

注意してほしいこと
ただし、
 上記の例文をそのまま使っても味気ないものになってしまいますので、
 あなたと応募企業の特色を考慮したオリジナルの文章になるよう工夫してください。
 (この例文は就職活動で使える保証はありません。)

なたもだ

テストの花道 第11回 
文章を書くチカラ

要約

起承転結と同様に

「なたもだ」

 なぜなら
 たとえば
 もし
 だから

 を書き出し、
 その順序に沿って書くことで説得力のある文章を書く。

応用可能な範囲
学生:小論文、志望理由など
一般:電子メール、企画、プレゼンテーションなど

練習問題
東京タワーについて思い付くことを論文のように書け。


花道の種
その1 書き抜き
 気になること、
 面白いと思ったこと、
 疑問に思ったことなどを書き出し、
 その中から自分なりの意見を探す。


例:
 私は○○が好きだ
 私は○○がおかしいと思う
 ○○はすごい

 ※気になることを抜き出す。
  (自分の)意見を述べて書き出すのが論述の基本。


その2 なたもだ
 人に分かりやすく伝えるための情報を引き出し、
 文章に必要な要素をそろえる。


なぜなら (その理由を考えてみる)
 意見の理由を書く。


たとえば (読み手のイメージを膨らませわかりやすくする情報となる)
 客観的な意見や見方、具体例を書く。


もしも (仮の設定を作り別の視点から考える)
 自分の 主張することに沿う場合やそれに反する場合を書く。
 逆の主張があることで、自分の主張が客観的になる。


だから (結論を出すきっかけとなる)
 意見を肯定する結論を書く。


最後に、各要素を「なたもだ」の順番にまとめる。


その3 : 作文を論文にする
「である調」で書く
 文末を
 「~です」「~ます」などから
 「~だ」「~である」「~といわれている」などに変える。

複数の根拠を示す
 自分の意見の根拠となることを多く(2つ以上)挙げることで説得力が増す。


読み手を意識する
 読んでいる人がどう受け取るか、
 どう感じるか、
 どう解釈するかが重要なので、
 自分以外の人が読む場合を考えてみる。


例:どんな言葉を選べば理解されるか
 情報が十分そろっているかどうか
 使用している単語を知っているか、
 その単語の説明は必要か

5月16日(月)放送

「まとめる」

「発想するチカラ(2)~「まとめる」の段~」
「発想するチカラ」の第2回。

「運命の人との出会い」をテーマに、
 ショートストーリーを作れ!

イメージの花火を使って、
 発想を思いっきり広げたら、
 
3つのワードを選び、
 その理由を考える。

するとストーリーの筋が見えてこないか?
次に時間順に並べる。

最後のポイントは、
 インパクト先行型の文章にすることだ。

みんなこの回を見て、
 小論文もラブレターも書けるようになろう!― 番組概要 ―

発想をまとめよう!

前回は「イメージの花火」を使って、
 1個のテーマからゲーム感覚で
  81個まで発想を広げるトレーニングに挑戦した。

発想を広げるだけでは勉強の役に立たない。

大切なのは「発想をまとめる」ことだ!

ショートストーリー作り

「イメージの花火」で広げた発想をもとに、
 200文字のショートストーリーにまとめよう!

BENBUメンバーも「運命の出会い」をテーマに挑戦したぞ。

※「イメージの花火」の使い方は前回の放送内容をチェック!

<所顧問のありがた~いアドバイス>
 「運命=山あり・谷あり」をイメージする人が多いかも。
 でもその逆を書いた方が「運命の出会い」は際立つ。
 平凡な方が文章力が出る。

 「感情が高ぶったから運命」だなんてまだまだ浅い!

<ショートストーリーを考える手順>
1.ワードの絞り込み

花道の種 【1】核となるワードを選ぶ

 「イメージの花火」のワードを全て使う必要はない。
 文章を書きやすくするためにワードを絞り込もう。
 今回は3つのワードに絞ってくれ!


この時、読み手(相手)を意識することも大切だぞ。
 ワード選びのポイントは
 「イメージの花火」の中の違うグループからワードを選ぶようにしよう!

2.ワードの理由付け

 3つのワードを選んだら、
  それぞれのワードを選んだ理由を考えてみよう。
 この作業をすることで1つ1つのワードも意味を持たせることができ、
  文章を書くときの下地になる。
 この時も、読み手(相手)を意識することが大切だ。

 ※小論文の場合は、試験官などの読み手を想定するとよいぞ。

3.内容を考える
 
絞り込み、
  理由付けした3つのワードからぼんやりとストーリーが浮かんでいるはず。
 そのストーリーをまとめいこう。

 ★ポイント
 ・時間軸でまとめる

 まずは字数を気にせず、
  1つずつのワードから文章を作り、
  その3つの文章を時間軸に並べよう。

 「時間軸でまとめる=物語のベース」になるぞ。
 その時、
  選んだワードの「イメージの花火」中の周りのワードを使うと、
  内容に広がりが出てくるはずだ。
  
 ・読み手を意識した文章に

花道の種 【2】インパクト先行型

 読み手を楽しませるには最初の部分で興味を引くことが大切。
 そのためには、相手が面白いと思う部分を抜き出し、
  冒頭に持ってくるようにしよう。


・選んだワードは変えてもOK

 ワードは物語を作るきっかけなので、
  制限せずに考えよう!

 ショートストーリーは書けたかな?

 BENBUメンバーと城島部長のショートストーリーはコチラから読めるぞ。

考えるチカラを養う おまけ問題

【問題】
110516_pc_fig1.jpg

【ヒント】
110516_pc_fig2.jpg

【解答例】
 袋ごとにコインの枚数を変えるといいぞ。
 例えば、上記のヒントのように袋ごとに番号を振り、
  その番号と同じコインの枚数を袋から取り出してみよう
  (1の袋は1枚、2の袋は2枚……9の袋は9枚、10の袋は10枚のように)。
 合計55枚のコインになるはずだ。

 これをはかりにかけると、
  本物のコインだと1枚10グラムで合計550グラムとなるはずが、
  1枚9グラムの偽コインが混ざっているため、
  合計が550グラムを下回ることになるぞ。

 549グラム:1の袋が偽コイン
 548グラム:2の袋が偽コイン
  ・
  ・
  ・
 540グラム:10の袋が偽コイン

 みんなは解けたかな。

今日の一言
 発想をまとめるには読み手を意識して絞り込み

2月5日 要約のコツ

要約のコツを紹介 「テストの花道」

「~の話を50字に要約しなさい。」

という課題に取り組むときに、
 「ストーリーボード」を用いて要約するコツが紹介された

①いつ
②どこで
③だれが
どんな問題に出会い
どのように解決したのか(or どうなったか)
  という5つの流れで、書く訓練をします

さらに(「なぜ?」「どうやって?」を問いながら)
「逆にたどる」という手法です

例えば、一寸法師では、
①まず、⑤のどのように解決したのか
(or どうなったか)から考える
 ⇒「一寸法師は鬼を倒した」となる
②どうやって倒したのかを「逆にたどる」
 ⇒「腹の中に入って針で刺した」となり、
③さらに「どうして鬼を倒すことになったのか」を
「逆にたどる」
 ⇒「娘を鬼がさらいに来たから…」
のようにどんどんさかのぼることで
「ストーリーボード」を埋めていく


5W1Hで要約してみる
①いつ (when)
②どこで (where)
③誰が (who)
④何を (what)
⑤どうやって (how)
⑥どうして (why)したのか)を書いてみる
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