要約

要約が長文読解のキモ
説明文でも、物語でも随筆でも、
 それらの長文をきちんと要約できれば、
 その問題は80%以上できると言っても過言ではありません。

要約が長文読解のキモ
説明文の要約

長文の中に筆者の主張が一つあります。
それが一番大切なことですから、要約の中心になります。
この主張は、たいていの場合、長文の最後にあります。
時々は長文の最初と最後にあります。
ですから、長文の最後は注意深く読み取る必要があります。

そして、主張の次に大事なのは、主張の理由です。
★一般的には○○と言われているが、別の見方をすると△△といえる。
 だから“主張”なのだ。
★現代の○○は△△が重要だと思われているが、
 歴史をみると△△が重要と考えられている時代はな  い。
 つまり△△が重要なのではなく、◇◇の方が重要であると認識できるのである。

なんて具合に、理由が書かれている。

上記の例でもわかるとおり、
 ○○を主張するために、反対概念の△△を出すことが割と頻繁にあります。
△△ではない、と言いたいのですから、
 △△をキーワードと取り違えないこと。


要約が長文読解のキモ
物語文の要約

最も典型的なものだと、主人公がある出来事・事件を通じて成長するというストーリーです。

ですから、
 ・どんな主人公なのか
 ・どんな出来事・事件があったのか
 どう成長したのか(どんな変化をしたのか)
を読み取ることが大切です。

例)引っ込み思案な少年が、
  母の死を通じて“強さ”を身につけ、しっかりとした人生を送るようになった。

例)友達の多い明るい少女が学校でのいじめで孤独を味わう。
  (後半の例では、成長という意味からははずれますが、変化は成長と考えています。)


要約が長文読解のキモ
随筆の要約

随筆は、筆者が体験したこと(見たり、聞いたり)をきっかけに、
 ちょっと考えたことを書く、というパターンが典型的なものです。

ですから、
 ・どんな体験をしたのか(どんなことを見たのか、何を聞いたのか)
 ・どんなことを考えたのか
という2点を押さえる必要があります。

例)ニュースでは最近の若者はどうしようもないということが多い。
  しかし電車に乗ったら、女子大生が老  
  人に席をゆずっていた。
  こんないい若者もいるんだということを実感した。

随筆には、たくさんの型があるので、
 上記の例にあてはまらない場合も多いでしょう。



要約が長文読解のキモ
これまで説明したように、
 長文の内容を2文、できれば1文で要約できるようになると、
 読解力が飛躍的に向上したことになります。

筆者が読者に伝えたいことが一つあり、
 さらに、なぜそれを伝えたか、を読み取ればいいわけです。
これは説明文に特徴的なことですが、
 物語でも随筆でも同じように考えてみてください。

このような思考法は、
 論文を書くとか会社内での会議などでは必要なのですが、
 実は日常の生活ではあまり使わない能力なのです。
 さらに言うと、日本社会では主張を通すより、
 他人に話に調子を合わせるような力を向上させてしまう傾向があると思います。

アメリカをはじめとする欧米文化とは大きく異なることだと思いますが、
 すっきりとした人生を歩むための大きな力になるのではないかと考えております。


段落
長文の中で、
 大きな意味のかたまりを、”段落"という。

形の上では、
 一字下がっているので、わかりやすい。

つまり、文がいくつか集まって段落になり、
 その段落がいくつか集まって文章(長文)になる。

そこで、長文の要約と同時に段落の要約についても考察してみよう。
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例文の要約

例文の要約

次の例文をどのように要約するか考(かんが)えてみよう。

例文

UFOの目撃談は、すでに伝説を作りあげている。何千という新聞報道の他に、これに関するシリーズ本などが出版され、UFOを肯定するものもあれば、否定するものもあり、まじめなものもあればインチキもあるというありさまである。

UFO現象そのものは、最近も目撃の報告が続いているように、それによって影響を受けた様子はない。それは、依然として続いているのである。その正体が何であるにせよ、ひとつ確かなことは、それが「神話」になったということである。

わたしたちは、ここに伝説というものがどのように生まれるのかを見ることができる。暗い困難な時代に、他の天体から「天上の」勢力が地球侵略を試みる、あるいは少なくとも地球に接近してくるという驚異の物語が生まれる様子が見られるのである。人間の想像力が宇宙飛行や他の天体の探検や侵略の可能性を考えることができるようになった時代だからこそだろう。

わたしたち人類は、月や火星を目指し、太陽系の他の惑星やさらには恒星の住人は逆に地球を目指していることになる。わたしたちの宇宙への野心は、私たちの誰でも知っているところだが、他の天体に同様の思惑があるとするのは神話的推測、すなわち「投影」にほかならない。

(C.G.ユンク「噂としてのUFO」の表現を一部修正)




読解のヒント1
 第2段落(形式段落)の「それ」は何を指している?

 →指示詞の指す内容

読解のヒント2
 「神話的推測」や「投影」とはどのようなものをいう?

 →「神話的推測」と「投影」の図解

読解のヒント3
 「神話」にはどのような特徴がある?

 →神話は、間違った論理によって出来ている【→ヒント2参照】。
 神話は、人々がそれを信じることによってのみ成り立つものである。



文章を段落に分けてみる

上(うえ)の文章(ぶんしょう)は、すでに4つの形式段落(けいしきだんらく)に分(わ)かれている。したがって、全体(ぜんたい)がどのような意味段落(いみだんらく)に分(わ)けられるのかだけを考(かんが)えればいい。


まず、上(うえ)の文章(ぶんしょう)では、1番目(ばんめ)と2番目(ばんめ)の形式段落(けいしきだんらく)が、ともに『UFOの目撃談(もくげきだん)』について述(の)べていることがわかる(つまり、UFO現象(げんしょう)という《具体例(ぐたいれい)》について述(の)べている)。1番目(ばんめ)と2番目(ばんめ)の形式段落(けいしきだんらく)は、ひとつの意味段落(いみだんらく)にまとめることができるだろう。


次に、3番目(ばんめ)と4番目(ばんめ)の形式段落(けいしきだんらく)を読(よ)むと、1番目(ばんめ)と2番目(ばんめ)の形式段落(けいしきだんらく)(=1番目(ばんめ)の意味段落(いみだんらく))で述(の)べられた《具体例(ぐたいれい)》に対(たい)する《意見(いけん)》が述(の)べられていることがわかるだろう。したがって、3番目(ばんめ)と4番目(ばんめ)の形式段落(けいしきだんらく)も、ひとつの意味段落(いみだんらく)にまとめることができることになる(=2番目(ばんめ)の意味段落(いみだんらく))。


つまり、上の文章は、

 《具体例》→《意見》

という二段構成(にだんこうせい)で書(か)かれているのである(「二段構成(にだんこうせい)」については、「作文のポイント」の【→二段構成】を参照(さんしょう)せよ)。


段落の中心文を見つけよう

形式段落の中心文


文章(ぶんしょう)を段落(だんらく)に分(わ)けることができたら、次(つぎ)に、段落(だんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)を見(み)つける。

まず、4つの形式段落(けいしきだんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)を考(かんが)え、次(つぎ)に、2つの意味段落(いみだんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)を考(かんが)えよう。

ここでは、それぞれの形式段落(けいしきだんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)は次(つぎ)のように考(かんが)えられる。

第1段落の中心文
UFOの目撃談(もくげきだん)は、すでに伝説(でんせつ)を作(つく)りあげている。

第2段落の中心文
その正体(しょうたい)が何(なん)であるにせよ、ひとつ確(たし)かなことは、それが「神話(しんわ)」になったということである。

第3段落の中心文
わたしたちは、ここに伝説(でんせつ)というものがどのように生(う)まれるのかを見(み)ることができる。

第4段落の中心文
わたしたちの宇宙(うちゅう)への野心(やしん)は、私(わたし)たちの誰(だれ)でも知(し)っているところだが、他(ほか)の天体(てんたい)に同様(どうよう)の思惑(おもわく)があるとするのは神話的推測(しんわてきすいそく)、すなわち「投影(とうえい)」にほかならない。


第1段落の中心文

第(だい)1段落(だんらく)には、2つの文(ぶん)があるが、2つ目(め)の文(ぶん)は1つ目(め)の文(ぶん)のくわしい説明(せつめい)になっている。そのため、1つ目(め)の文(ぶん)が中心文(ちゅうしんぶん)になる。

第2段落の中心文

第(だい)2段落(だんらく)には、3つの文(ぶん)があるが、1つ目(め)と2つ目(め)の文(ぶん)から、3つ目(め)の文(ぶん)が指摘(してき)できるという構成(こうせい)になっている。つまり、3つ目(め)の文(ぶん)は、1つ目(め)と2つ目(め)の文(ぶん)で述(のべ)べられた事実(じじつ)に含(ふく)まれる重要(じゅうよう)なポイントを指摘(してき)しているのである。したがって、第(だい)2段落(だんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)は3つ目(め)の文(ぶん)である。

第3段落の中心文

第(だい)3段落(だんらく)には、3つの文(ぶん)があるが、2つ目(め)と3つ目(め)の文(ぶん)は、1つ目(め)の文(ぶん)のくわしい説明(せつめい)になっている。そのため、1つ目(め)の文(ぶん)が中心文(ちゅうしんぶん)になる。

第4段落の中心文

第(だい)4段落(だんらく)には、2つの文(ぶん)があるが、2つ目(め)の文(ぶん)が、全体(ぜんたい)のまとめの内容(ないよう)になっていることがわかる。したがって、第(だい)4段落(だんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)は2つ目(め)の文(ぶん)である。

意味段落の中心文

次(つぎ)に、2つの意味段落(いみだんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)を考(かんが)えよう。

まず、1つ目(め)の意味段落(いみだんらく)にまとめられる形式段落(けいしきだんらく)の第(だい)1段落(だんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)と第(だい)1段落(だんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)の内容(ないよう)は、ほぼ同(おな)じであることがわかる。したがって、どちらを中心文(ちゅうしんぶん)と考(かんが)えても同(おな)じことになる。ここでは、より表現(ひょうげん)が簡潔(かんけつ)な形式段落(けいしきだんらく)の第(だい)1段落(だんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)を採用(さいよう)することにする。


1つ目の意味段落の中心文
UFOの目撃談(もくげきだん)は、すでに伝説(でんせつ)を作(つく)りあげている。
次(つぎ)に、2つ目(め)の意味段落(いみだんらく)を見(み)ると、形式段落(けいしきだんらく)の第(だい)4段落(だんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)に筆者(ひっしゃ)の考(かんが)えがまとめられていることがわかる。それがつ目(め)の意味段落(いみだんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)になる。

2つ目の意味段落の中心文
わたしたちの宇宙(うちゅう)への野心(やしん)は、私(わたし)たちの誰(だれ)でも知(し)っているところだが、他(ほか)の天体(てんたい)に同様(どうよう)の思惑(おもわく)があるとするのは神話的推測(しんわてきすいそく)、すなわち「投影(とうえい)」にほかならない。


自分のことばでまとめてみる

段落(だんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)を参考(さんこう)にしながら、自分(じぶん)のことばで要約(ようやく)をまとめてみよう。

次(つぎ)のことがポイントになる。

1.2つ目(め)の意味段落(いみだんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)が、
 この文章(ぶんしょう)の結論(けつろん)である

2.しかし、2つ目(め)の意味段落(いみだんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)は複雑(ふくざつ)で、わかりにくいので、書(か)き換(か)える必要(ひつよう)がある。特(とく)に、「神話的推測(しんわてきすいそく)」という語(ご)の意味(いみ)を明(あき)らかにしなければならない(※神話(しんわ)は間違(まちが)った論理(ろんり)であり、人々(ひとびと)がそれを信(しん)じることによってのみ成(な)り立(た)つものである)。

3.結論(けつろん)にあうように、1つ目(め)の意味段落(いみだんらく)の中心文(ちゅうしんぶん)の表現(ひょうげん)を換(か)える(例(たと)えば、「伝説(でんせつ)」を「神話(しんわ)」にする)
以下(いか)に、要約(ようやく)の例(れい)を示(しめ)しておく。


要約

UFO現象は、現代の神話である。人間の宇宙への野心を投影して、ただそう信じているだけなのである。

要約

文章の要約

要約とは

文章のポイントを短くまとめて示すことをいう。

また、長い文章のポイントを短くまとめて示した文章も要約と呼ばれる。


要約は、
 以下のようなものでなければならない。


 1.もとの文章のポイントを含んでいること
 2.長さの短い文章であること
 3.全体が文章としてまとまっていること


要約で大切なことは、
 『ポイント』が簡潔に示されているということである。
 そのためには、もともとの文章の順序を変えたり、
 表現を変えたりしなければならないことがある。


要約の方法
 もとの文章から、すぐに要約を作るのは難しい。
 文章を要約する場合には、
  要約の文章を書く前に、
  いくつかの作業が必要になる。

文章を要約するときには、
 次のような手順がよいだろう。


 1.文章を段落に分ける
 2.段落の中心文を見つける
 3.自分のことばでまとめる


文章を段落に分ける

文章を要約するときには、
 まず文章の全体をよく読み、
 全体をいくつかの段落にわけてみるのが良いだろう。

文章は、
 いくつかの形式段落に分かれているのが普通なので、
 ほとんどの場合、
 意味段落にわけることだけを考えればよい。


形式段落と意味段落
 改行と1字下げることとで表示されるまとまりを形式段落という
 (形式段落は「小段落」と呼ばれることもある)。


ピエロの伝道師

 空にある星を一つ欲しいと思いませんか?思わない?そんなら、君と話を
しない。
 屋根の上で、竹竿を振り廻す男がいる。みんみゲラゲラ笑ってそれを眺め
ている。子供達まで、あいつは気違いだね、などと言う。僕も思う。これ
は笑わない奴の方が、よっぽどどうかしている、と。そして我々は、痛快に
彼と竹竿を、笑殺しようではないか!
しかし君の心は言いはしないか?竹竿を振り廻しても所詮は届かないのだ
から、だから僕は振り廻す愚をしないのだ、と。もしそうすれば、それは


一方、文章を内容のまとまりによって分けたとき、
 ひとつひとつのまとまりを意味段落という
 (意味段落は「大段落」と呼ばれることもある)。

意味段落は形式段落と同じものではない。
意味段落は形式段落より大きいのが普通である。
いくつかの形式段落のまとまりが意味段落なのである。
そのため、
 意味段落は大段落と呼ばれ、
 形式段落は小段落と呼ばれる。


形式段落(小段落)
 →改行と1文字の字下げによって示される段落のこと

意味段落(大段落)
 →内容の上のまとまりによって設定される段落のこと

意味段落と文章の構成
文章を意味段落にわけるときには、
 文章の構成を考えるとよい。
2段構成なのか、
 3段構成なのかなど、
 文章がいくつの部分に分かれているのかを考えながら読めば、
 意味段落が見つけやすくなる。

なお、
 文章の構成については、【構成について】を参照せよ。


段落の中心文を見つける

 文章を要約するときには、
  それぞれの段落の中心文を見つけるようにするとよい。

 中心文とは、
  段落のなかで、その段落の内容をもっともよく表わしている文のことである。

 《段落》 = 〈中心文〉 +( その他の文+その他の文+その他の文… )

 中心文は、主に主張や意見、考えをあらわす。
 一方、中心文ではない文があらわすのは、具体例やくわしい説明、理由などである。

 
中心文は、段落の始めにあることも、終わりにあることも、中にあることもある。


例1:中心文(主張)→その他の文(理由)

 『人間はもっと笑った方がいい。そうすれば、みんなずっと楽しくなるはずだ。
  もしかすると、争いもなくなるかもしれない。』

 中心文→「人間はもっと笑った方がいい。」



例2:その他の文(具体例)→中心文(考え)

 『彼は、楽しければ笑います。気に入らなければ怒ります。悲しければ泣きます。
  しかし、
   それは彼だけではありません。人間は感情的な生き物なのです。』

 中心文→「人間は感情的な生き物なのです。」



例3:その他の文(話題の提示)→中心文(意見)→その他の文(補足)

 『あなたは、金持ちと貧乏人のどちらを信用するだろうか。
  金持ちは信用しないが、貧乏人も信用できない。
  それが、私の考えである。もちろん、あなたの考えとは違うかもしれない。』

 中心文→「金持ちは信用しないが、貧乏人も信用できない。」


自分のことばでまとめる
 文章の要約するときには、自分のことばでまとめなければならない。
 もとの文章のなかにある文や語句をつなぎあわせただけでは、
  要約とはいえない。


自分のことばでまとめるときには、
 次の点に注意するとよい。


 A.考えや意見を残して、事実や出来事は削除
 B.長さが長い文は、修飾語句を削除してみる
 C.複雑な文は、二つの文に分けてから考える
 D.内容のくり返しは、ひとつの文にまとめる
 E.まとめや結論がはっきり分かるように書く

国語力を上げる新聞要約ノート

国語ができない子は
 能動的に読めていない


※能動
 他からのはたらきかけを待たずにみずから活動すること。
 受け身でない活動。

国語力・読解力を上げるためには
「本を読もう」というのはよく言われる
 
本を読むことで
 確かな読解力が向上していく子と
本を読んでいても
 特に何の変りもない子もいます。

本を読んでいても
 読解力がついていかない子というのは


物語であれば
  今は季節はいつか?
  昼?
  晴れているの?
  曇りなの?

  といった
  情景のイメージができていなかったり
 
  人物の気持ち
   この人は
    なんで今こんなセリフを言っているんだろう?

  この人は
   どんな性格の人なんだろう?
  というのを特に考えることもなく、
  ただなんとなく字だけを追っている場合が多いです。


「分からない言葉を
  分からないままなんとなく読んでいるだけ」
 ということもあるでしょう。

そういった想像力を働かせなかったり

「分からない言葉の意味を調べよう」
 「この言葉分からないけれどたぶんこんな意味かな」と
  自ら想像すること、
 能動的に読むようにしなければ
  なかなか読解力をつけることは難しいのです。




【天声人語など新聞要約ノート】

「読む」ではなく
「書く」ことを習慣化させる

 本好きでない子にムリヤリに本を読ませてもどうしても
 受身、受動的になってしまいます。

 そういった場合どんなふうに取り組めばよいでしょうか。

それは読むのではなく「書く」こと。

能動的に読めないのであれば
 とにかく文章を書かせることです。

朝日新聞の天声人語の書き写しや
天声人語ノートなども有名ですが

そういった天声人語でも良いので
 書く作業を行っているうちに

「ここはこういう言い回しを使おう」

「~ました。~ました。~ました。  
 ばかりでリズムが悪いな」

・・・といったふうに
 工夫をするようになっていきます。

それらの工夫をすることに従って
 文章が好きになっていきます。



【天声人語など新聞要約ノート】

天声人語など新聞要約は
 国語力アップに有効

アシストでは国語指導の際に

新聞要約ノートを作らせることがよくあります。


中学生なら読売新聞・朝日新聞などの大手新聞

小学生なら朝日小学生新聞・毎日小学生新聞などの新聞の記事から


要約のいいところは
 「記事文中のどこが大切な部分か」
 「どの文章を削り、どの文章を残すか」
 などの判断ができるようになることです。


実際にこういったノートづくりで
 書くことへの抵抗がなくなってくると
 中学入試問題での記述問題で60字、80字などの長記述が出ても
 臆することなく取り組めるようになります。

もし国語が苦手。
読むのも苦手。
 といったお子さんには
「書くことに慣らしていく」ということで
 新聞要約から始めてみてください。

文章の要約のコツ

[要約とは]
 
文章や話の要点を短くまとめること。
そして要点とは物事の中心となる大切な点。

 
(大辞林 第二版より)
要点を捉え表現することができれば、
 自分の主張が相手に理解されやすくなります。
 
文章の要点を書くコツ

[要点を見極める]
・文章の論理構造を捉える
 文章中で書き手が本当に言いたい事は
 その文章の10%~15%程度と言われています。

文章の大半は
 例であったり
 分かり易いように言い換えた文章です。
その部分を見極めて省くことで
 文章を要約することができます。

 
同じ内容を繰り返している部分の
 見極めは

「特定の接続詞や、
 特定の表現を見つけ出すこと」で可能となります。
 
「たとえば」
「すなわち」
「つまり」
「言い換える」
 等の語句がある時には
 
それ以降の文章が
 書き手の主張したい事柄となります。


・新規性の高い情報を捉える
 書き手、読み手が共有している情報は
  最低限の常識として文章から省略することが可能です。
 その文章が主張する読み手がまだ共有していない文章が
  書き手の主張したい事であり、
  主張したい事柄は新しい情報である可能性が高いです。
 そのため新しい情報を捉えることが要約をするコツとなります。

[字数制限への対応]
 与えられた分量(文字数)に応じて概要をまとめる目安です。
 10字以内 - 単語で考える。(1文節)
 20字以内 - 一つの形容詞の付いた単語で考える。(2文節)
 30字以内 - 主語 + 述語 + 目的語(3文節)
 40字以内 - 5W1Hなど少し具体からされた文章(4文節)
 50字~ - 25字 + 25字、具体的な例を入れる

[要点の書く順番]

・結、起承転結のように最初に結論を述べるようにする。
・時間の順序では無く、重要性の高い順序で書く。

[要約の参考]

・新聞記事が参考になります。
 大見出しで10文字を超える記事はほとんどないからです。

・wordの要約機能を利用する。
 この機能を利用して要約の作業を楽にするのでは無く、
  この機能を利用して破綻の無い文章が作れたら
  文章としての読み易い文章になっている目安となります。

要約の上達のコツは
 "書いて"、"推敲して"、誰かに"採点して"もらうことだと思います。
要約が出来ると長い文章でも読み易い文章となるため。
人に読んでもらえる文章を書く事ができます。

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