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もしもし おかあさん  絵本

もしもし お母さん

由美(ゆみ)ちゃんの 家で、子猫(こねこ)が 三匹(さんびき) 生まれました。
お母さん猫(ねこ)の タマが お乳(ちち)を 飲ませて 可愛(かわい)がって いました。
子猫(こねこ)達(たち)の 名前は、ミケと シロと トラです。
やがて、三匹は、少し 大きく なりました。
お母さん猫と 一緒に、庭を 散歩(さんぽ)したり、部屋(へや)の中で 遊んだり するように なりました。
ある日 いたずらっ子 ミケが、電話の 受話器の 紐をくわえて 引っ張りかけると
「リリリン、リリリン。」
と、電話が 鳴りだしました。
びっくりした 子猫達は、テーブルの 下に 潜りこみました。
そこへ 由美ちゃんが 来て、
「大丈夫よ、みんな 出て おいで。」と言いました。
その 電話は、由美ちゃんの友達の 健(けん)ちゃんからでした。
それから 一ヶ月(いちかげつ)ほど たった ある 朝、タマが、
「ニャーン、ニャーン。」と鳴きながら、うろうろして います。
三匹の 子猫たちを 探(さが)して いるのでした。
由美ちゃんが、
「まあ、可哀相(かわいそう)に、タマや、タマや、子猫はね、
 もう みんな よその家へあげちゃったのよ。」
と、言っても、
タマは 一日中 ご飯も ろくに 食べないで、あっちこっち 探し回って いました。
夜 おそく なっても、なかなか 寝ようと しません。
由美ちゃんや 大人たちは みんな 寝てしまいました。
少しして、チリリン、チリリンと、ベルの 音が しました。
由美ちゃんの おもちゃ箱の 電話が、ことりで 鳴りだしたのです。
由美ちゃんは 目を さましません。

タマが 電話の そばへ 行って、受話器を取り上げました。
「ニャーン、ニャーン。もしもし、どなた。」
すると、向こうから、
「ニャー、ニャー。ああ、お母さん、僕だよ。」
と、言う 声が 聞こえて きました。
「あら、ミケの 坊(ぼう)や だわねえ、坊や、今どこに 居るの。」
「うん、僕ね、健ちゃんの 家へ もらわれて 来たんだよ。
健ちゃんが 僕の 首に 素敵(すてき)な リボンを 付けてくれたよ。
お母さんに 見せたいな。」
「そう、そうだつたの、よかったわねえ。
 これからも、みんなに かわいがられるように
 お行儀(ぎょうぎ)を 良く するのよ。
 爪で 畳(たたみ)を ひっかいたり、ふすまを 破いたり しては だめよ。」
「うん、わかってるよ。じゃあ、またね、お母さん。」
電話は 切れました。お母さん猫は、嬉(うれ)しそうに 目を こすりました。

しばらくして、また チリリリンと、電話が かかってきました。
タマが 受話器を 持ちました。
「ニャー、ニャー。もし もし、お母さん、こんばんは。」
「ニャーン。ああ、その 声は シロちゃんね。」
「お母さん、わたしね、もう シロじゃ ないのよ。
 メリーって いうのよ。
 今度(こんど)来(き)た家の おばあちゃんが、名前を 付けてくれたの。」
「そう、いい 名前だわね。やさしい おばあちゃんのようね。」
「ええ、おばあちゃんはね。今まで 一人ぼっちだったの。
 でも、わたしが 来たから もう さびしく なくなったのよ。
今日はね、編(あ)み物(もの)の お手伝(てつだ)いを したわ。」
「そう、よく お手伝いを するんですよ。慌(あわ)てないでね。
ご飯の 時は、魚の骨に 気を つけるのよ。」
「はい、お母さん。また 明日の 晩(ばん)、電話するわね。おやすみなさい。」
メリーちゃんの 電話が 済むと、

続いて また、チリリリンと、三度目の ベルが 鳴りました。
「ニャン、ニャン。もし もし お母さん、僕だよ。」
「ああ、トラちゃんね。坊や、どこに居るの。」
「かどの お菓子屋(かしや)さんだよ。僕ね、店の番を して いるんだ。
 ここは、いだずらっ子の みずみが、時々(ときどき) 来るからね。」
「そう、偉いのね。しっかり おやり、トラちゃん。」
「うん、頑張(がんば)るよ、お母さん。」
お母さん猫は、子猫達と 話した 後、しばらく じっと して いました。
それから、ほっと したように ため息を ついて、横に なりました。


明くる日の 朝 由美ちゃんが 目を覚ましました 時も、まだ、タマは 眠り続けていました。
「あら、タマは 子猫を 探さなく なったわねえ。もう 忘れて しまったのかしら。」
と、ユミちゃんは いいました。
タマが、夜中に 玩具の 電話で、子猫達と話した ことを 知らないからです。
暖(あたた)かい お日(ひ)様(さま)が、縁側(えんがわ)で 眠って いる お母さん猫を 照(て)らしていました。


※可哀相
[形動][文][ナリ]同情の気持ちが起こるさま。ふびんに思えるさま。
「―な境遇」「彼ばかり責めては―だ」「お―に」





原文配布。読み聞かせ。

分からない点はありますか?

ここで二つのことを確認させてください
①わからなかった点はなかっただろうということです。
 わからない単語も
 わからない文法も
 当然なかったと思います。
 また、物語ら全体に関しても分からない点がなかったと思います。

②今現在、「わかった状態」なわけですが
 この物語をもっと分かりたいと思うか
 ということです
 
質問を変えて
 今現在の分かり方以上のものが、ありそうな気がしますか
 または、今の分かり方に不満がありますか
 といってもいいかもしれません。

おそらく、それほどはっきりした
 「よりわかりたいという欲求」はないのではないかと思います。

ところで
「どんな物語でしたか」
 と問われたら
 どんなふうに答えるのでしょうか

「いらなくなった子猫のことを心配していた母猫に
 それぞれの子猫から電話があり
 大丈夫そうなので安心した話」
 という答えが戻ってくるのではないでしょうか

大雑把にいえば
 そのような思いを持ったのでないでしょうか


それでは
「お母さん猫は、どの子猫と、
 どんな話をしたのでしょうか」

 と問われると、どうでしょうか

断片的には思い出せるでしょうが
 あまりはっきりしていないと思います。

「話の内容は、子猫ごとに違った雰囲気のものだったか」
と問われると、どうでしょうか。

それぞれ母親らしいことを行っていたような気がするけれど
 あまり違った感じは持たなかった
 というのが実状ではないでしょうか。


そこで、三匹の猫について
 次の質問に答えてください

お母さん猫と三匹の子猫の名前は何ですか。 
・お母さんはタマ。ミケ。シロ。トラ。

性別はなんですか?。  理由はなんですか?。
ミケ 牡 ♂ 「僕」を使っています 「坊や」と呼んでいます
シロ 牝 ♀ 「わたし」 メリーというのも女性名
トラ 牡 ♂ 「僕」を使っています 

性格はなんですか?。
ミケ いたずらっ子 
   理由 ある日、いたずらっ子の ミケが・・
      お行儀をよくするのよ 爪で 畳をひっかいたり
      ふすまを破いたりしてはだめよ と言っている
      リボンを付けてもらったことは 何の関係もありません
シロ あわてんぼう
   理由 「あわてないでね。ご飯の時は、魚の骨に気をつけるのよ。」
      やけに具体的ですから記述ですから
      ユミちゃんの家にいた間に
      魚の骨のトラブルが実際にあったのかも知れません。
トラ しっかりもの
   理由 「いたずらっ子のネズミがときどき来る」

もらわれていった先はどこですか?。
 ミケは 健ちゃんの家へ。
 シロは おばあちゃんの家へ。
 トラは お菓子屋さんへ行きました。

子猫の話したことはなんですか?。
 ミケ
 シロ
 トラ

母猫の話したことはなんですか?。
ミケ
シロ
トラ


季節はいつですか?。
・「夏、真冬ではない。秋か初冬。」
・理由を生活班相談。班長起立。発表。
・三つ。「あたたかいお日さま」「あみもののお手つだい「子ねこが三びき生まれました」

終わりから八行目。
 お母さんは「しばらくじっとして」に線を引きなさい。

お母さんはこの時 
 何をしていたのですか。書きなさい。


そのあと、お母さんはなぜ
 「ほっとしてためいきをついた」のですか?。


「子猫が話した内容」を書きなさい。

ミケ、シロ、トラのうち 
 一匹だけ性格の違う子猫がいます。どれですか?。
 ・トラ。

なぜわかりますか?。
 

「お母さんが話した内容」を
 ミケ、シロ、トラ、の順に一緒に読んでみます。


もし、ミケが健ちゃんの家でなく、
お菓子屋さんにもらわれたら、
 どうなったと思いますか?。

もう一度聞きます。
 「お母さんはしばらくじっとして」何をしていたのですか?。
・子猫のもらわれた先を一つずつ思い出していた。

では、お母さんは、
 なぜ「ほっとしてためいきをついた」のですか?。
 「子猫の性格に合ったところにうまくもらわれていったと思ったから」
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