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「いろはかるた」に学ぶ技術者の心得

元の意味
技術者の心得・教訓


得手に帆をあげる(江戸)
 得意なことを調子に乗ってする
 得意な分野で活躍する機会が来たら迷わず進む

縁と月日は末を待て(上方)
 「縁と浮世は末を待て」と言う言葉の一部、良縁と好機会とは、
 時節の来るのを待つべきもので、あせっても駄目である

 仕事によっては、あせらず情勢や経過を見守るのが良いこともある;
 焦ると失敗することがある


亭主の好きな赤烏帽子えぼし(江戸)
 烏帽子とは成人した男性のかぶり物のことで、
 烏帽子の色は黒が普通、
 一家の主人の好むものは、
 たとえ笑われるような異様な物事でも、家族はこれに従うものである

 上司の好みは尊重しても、
 技術上の本質を外れた好き嫌いに従うことは避けよう

寺から里へ(上方)
 檀家から寺へ物を贈るのが普通であるのに、
 寺から檀家へ物を贈る意から、物事の顛倒した喩え。本末顛倒なこと

 仕事の進め方が本末顛倒にならぬよう、
 計画は慎重に決めよう


頭隠して尻隠さず(江戸)
 一部の悪事や欠点を隠してもついに隠し切れないことに気付かぬ愚かさをいう、
 間抜けな様子

 失敗や欠点の一部を隠しても全体を隠しきれないことが多い;
 姑息な隠蔽はしない方が良い

足元から鳥が立つ(上方)
 鳥は離れていても人が近づくと敏感にさとって逃げる、
 その鳥が全く思いもよらない足元から飛び立つことから、
 突然、意外なことが起こることの喩え

 思わぬことにまごつかぬよう、
 日頃からの心構えが大切である;
 仕事には危険予知が必要である


三辺廻って煙草にせう(江戸)
 「火の用心」と腸内を3回まわった後で休憩をしようということから、
  休みは後回しにして、しっかり仕事をするということ

 始めに仕事をしっかりしてから休みをとろう

竿の先に鈴(上方)
 騒がしいこと、おしゃべりなことを喩えて言う

 技術者は騒ぎ立てるより冷静に対処することが求められる;
 空騒ぎはしない方が良い


聞いて極楽見て地獄(江戸)
 話に聞いていたことと実際に見たことでは、
 大きな違いがあるということ

 話や報告と現実とは大きな差異があることがある

鬼神きじんに横道(邪よこしま)なし
(上方)
 鬼神は道にはずれたこと、邪なことをしない

 技術者は道に外れたことはしてはならない


油断大敵(江戸)
 油断は物事の失敗の原因となるから大きな敵である

 仕事上での気の緩みは失敗の大きな原因となる

幽霊の浜風(上方)
 幽霊が塩気たっぷりの浜風に吹きまくられたように、ぐったりとして元気がない様子

 悪い話に流されず、元気を出すように


目の上の瘤こぶ(たんこぶ)(江戸)(上方)
 自分よりも実力や地位が上で、とかく自分の活動に邪魔になるものの喩え

 仕事上で地位や実力が上で目障りとなる者がいることがあるが、邪魔と思わず利用することを考える


身から出た錆さび(江戸)
 自分のした悪行のために自ら苦しみ、また禍害を被る、自業自得

 自分の失敗は自分で苦しみながらも処理をすること

身は身で通る(上方)
 身分や貧富、賢愚にかかわらず、
 人はそれぞれ身の程に応じて生きてゆくものである、
 人は結局、自分本位に生きてゆくものである

 立場を弁えて仕事をすることが必要である


知らぬが仏(江戸)
 事実を知らなければ、
 仏のように穏やかで平然としていられるということ
 
 自分の仕事のことはしっかりと知っておかねばならない;
 知らないで済ませられるものは知らない方が良い

吝しわん坊の柿の種(上方)
 柿の種のような、何の役にも立たないものまで物惜しみするひどいけちん坊、
 吝嗇家をののしっていう言葉

 安全や必要なものには金を使おう


縁は異なもの(江戸)
 男女の縁は不思議なものであるという意

 与えられる仕事の選り好みはしない


縁の下の力持ち(江戸)(上方)
 人のために努力や苦労しても認められないこと、
 転じて、人知れず陰で努力・苦労すること、またそのような人の喩え

 大事を成し遂げるには、人知れず陰で努力することも求められる

縁の下の舞(上方)
 縁の下の舞とは昔、陰暦2月22日に大坂の天王寺で聖徳太子聖霊会に行われた舞楽、
 舞台の下で舞った、この舞が舞台に上がらず人に見えないところで舞われることから、
 誰も見てくれないところで苦労すること

 物事が成就される陰には、見えないところで苦労していることを知らねばならない


貧乏暇なし(江戸)
 貧乏なために生活に追われて、時間のゆとりが全くないこと

 仕事には時間や心のゆとりが必要である

瓢箪ひょうたんから駒(上方)
 意外の所から意外のものの現われることの喩え、
 ふざけ半分の事柄が事実として実現してしまうことなどにいう

 仕事をしていると思いがけない良いこと悪いことが起こる;
 思いがけない良い意見や知恵が出ることがある


門前の小僧習わぬ経を読む(江戸)
 お寺のそばに住む子供は自然とお経が読めるようになるということから、
 平生見聞して慣れていれば、
 知らず知らずの中にそれを学び知るとの喩え

 仕事をするには周囲の環境が大切である;
 仕事は繰返し行うことで覚えられる; 継続が力となる

餅は餅屋(上方)
 餅は餅屋の搗ついたものが一番美味いという意味で、
 物事にはそれぞれの専門家があるの意
 
 仕事の各分野は専門家に任せた方が得策である


背に腹は変えられぬ(江戸)
 大事なことのためには、多少の犠牲も仕方がないということ、
 差し迫ったことのためには他を顧みるゆとりのないことの喩え

 大事を成就するためには些事を犠牲にせねばならぬこともある

性は道によって賢し(上方)
 自分の専門分野のことに関してはよく精通している、
 自分の仕事は非常によく知っていること

 専門家は専門分野のことは良く知っている、
 また知っているべきである


粋は道を食う(江戸)
 花柳界や芸人社会の事情に通じて粋がることは、
 遂にその道に溺れて身を滅ぼすことになる

 自信過剰は身を滅ぼす

雀百まで踊り忘れず(上方)
 幼い時からの習慣は年老いても抜けきれない

 若いときに学んだこと、
 身に付いたことは年取っても忘れない、
 若いときにしっかり勉強をすべきである

京(ん)
京の夢大阪の夢(江戸)
 当時出世の地であった京都や大阪へ行くには運が必要という意味を持たせていたと思われる、
 立身主世を夢見る青年に姿が(絵札に)描かれることが多い

 与えられた部署で頑張ろう

京に田舎あり(上方)
 賑やかな都の中にも、
 開けない田舎めいた所があること

 華やかな部署にも日の当らぬところがある
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「いろはかるた」に学ぶ技術者の心得

その2(「た」~「こ」)

元の意味
技術者の心得・教訓


旅は道連れ世はなさけ(江戸)
 旅では道ずれ同士が助け合い、
 世渡りでは互いに同情を持って仲良くやるのが良い

 同じ思いの者が仲良く仕事をすれば、
 楽しみ苦しみが分かち合えて心強い

立て板に水(上方)
 弁舌のすらすらとしてよどみのないさま
 自分の考えは淀みなく述べられることが望ましい


良薬れうやくは口に苦し(江戸)
 病気によく効く薬は苦くて飲みにくい、
 身のためになる忠言が聞きづらいこと

 仕事に役立つ意見は厳しいものである仕事に役立つ意見は厳しいものである

連木れんぎで腹を切る(上方)
 擂り粉木で切腹するということから、
 不可能なことの喩え、「擂り粉木で腹を切る」とも言う

 出来ないことをするのは無駄である


総領の甚六(江戸)
 総領は長男、甚六はお人よしでおっとりした男性をさす悪口、
 長男は甘やかされて育つので、
 他の兄弟よりも世間知らずな者が多いという意

 後継者を甘やかせてはいけない

袖擦りあうも多(他)生の縁(上方)
 道行く知らぬ人と袖が触れ合うことさえ宿縁による、
 一寸した出来事もすべて宿世の因縁によるという意

 いろいろな人との付き合いを大切にしたい;
 一寸したチャンスを大事にする


月夜に釜を抜く(江戸)(上方)
 月夜に釜を盗まれることから、甚だしい油断の喩え

 仕事は順調でも油断は禁物である; 仕事にウッカリ、ボンヤリは避ける


念には念をつがへ(江戸)
 注意のうえにも注意する

 安全など注意しすぎることはない、入念に行なおう


猫に小判(上方)
 貴重な物を与えても何の反応もないことに喩えていう、
 転じて、価値のあるものでも持つ人によって何の役にも立たないことをいう
 
 貴重な資源は有効に使おう; 高価な機器を十分に使いこなそう


泣き面に蜂が刺す(江戸)
 不運の人にさらに苦痛や不幸が重なることをいう喩え

 悪いことは続くことがあるから、早めに対策をとるのが良い

済なす時の閻魔えんま顔(上方)
 借りるときはにこにこして借りても、返済するときには不愉快な顔つきをする人情をいう

 人との付き合いは常に平常心を心がける


楽あれば苦あり(江戸)
 楽の後には、苦しいことが来るものだということ

 仕事には楽なこともあれば苦しいこともある;一喜一憂してはならない

来年の事を言えば鬼が笑う(上方)
 予想の付かない将来のことを言っていると笑われてしまう
 
 仕事はある程度以上の予測を立てて行なおう


無理が通れば道理引っ込む(江戸)
 無理な事が世に行われれば道理にかなった事は行なわれなくなる

 仕事に無理を通そうとすると、仕事が正しく行なわれなくなる

馬むまの耳に風(念仏)(上方)
 馬は耳に風を受けても感じないことから、人の意見に少しも感ぜず聞き流していることの喩え

 他人の意見や忠告は有難く聞こう


嘘から出たまこと(江戸)
 初めは嘘のつもりで言ったことが、偶然、事実となることをいう
 あやふやなことを確認せず信用していくと、
 いつのまにか真実のようになり、後で大事にいたる;
 
 物事は最初から信用せず、
 自分で考えることが大切である


氏よりは育ち(上方)
 氏素性の良さより子供から大人になる間の環境・教育が人柄に影響することが多い

 教育が人間形成や技術習得に重要である


芋の煮えたもご存じなく(江戸)
 物事に無知または迂闊なことをいう

 教育はしっかりせねばならない


鰯ゐわしの頭も信心から(上方)
 鰯の頭のようなつまらないものでも信仰するとひどく有難く思える、
 物事をかたくなに信じる人を揶揄するときなどにもいう

 技術者は根拠のないことを信用してはいけない


喉元過ぐれば熱さ忘るる(の)(江戸)
 苦しかったことも過ぎ去れば全くわすれることの喩え、
 また、苦しい時には人を頼み、
 苦しみが去ればその恩を忘れることをいう

 失敗したときの苦しみ、痛み、原因は忘れずに次に生かす

鑿のみといはば槌つち(上方)
 鑿が必要だと言えば、一緒に使うはずの槌も用意することから、
 何事につけても気が利くことの喩え

 仕事を進めるには、
 段取りを考え、気を利かせることが必要である


鬼に金棒(江戸)
 たださえ勇猛な鬼に金棒を持たせる意から、強い上にも強いことの喩え、もともと強い者がさらに強くなること

 才能ある者もさらに才能を磨いていくことが望ましい

負うた子に教えられ浅瀬を渡る(上方)
 背に負った子に浅いところを教えられながら川を渡る、という意味から、
 賢者である、老練である、と自負する人でも、
 ときには思いがけないことを初心者に教えられることもある

 優秀なベテラン技術者でも初心者から思いがけないことを教えられることもあるので心すべきである


臭いものに蓋(江戸)
 都合の悪いことや悪事を、外部に漏れないように隠そうとすること

 失敗したことは適切な時期に隠さずに報告すること

臭いものに蝿がたかる(上方)
 臭いものに蠅が集まるように、悪い者どうしは寄り集まるものであるという喩え

 悪い者も集まりやすいので留意すべきことである


安物買いの銭失い(江戸)
 安価なものはそれだけに質も悪いから、買えば却って損失を招くということ

 原材料、機器などを購入するときは品質、性能を選んで適切なものを選ぶこと


闇に鉄砲(上方)
 闇夜に撃つ鉄砲。当らぬこと、また目当てのつかぬことの喩え、しても意味のないことの喩え

 目的の定まらぬ、詰まらぬことはしない


負けるは勝ち(江戸)
 詰まらぬ争いをせず相手に勝ちを譲ること、
 表面上は負けても、長い目で見れば自分に有益となり、勝ちに転じる

 詰まらぬ議論では相手に勝ちを譲ることが、
 後々に有益になることもある

蒔まかぬ種は生えぬ(上方)
 準備をしていないと結果は伴わない、原因がなければ結果はない

 良い結果を得るには準備と行動をしなければならない


芸は身を助ける(江戸)
 一芸に秀でていれば、それが生計の助けとなる

 技術はしっかり身に付けておくと役に立つ

下駄と焼き味噌(上方)
 味噌を板につけて焼いたのは下駄に似ているが、
 実は大いに相違するように、
 外形が似て実質の大いに相違する物事の喩え

 外形だけで内容を判断してはならない


文をやるにも書く手は持たぬ(江戸)
 恋文を書きたくても文字が書けず、人に頼むわけにもいかない、気をもむ意

 上司同僚部下と意思疎通する方法は沢山持っていることが好ましい

武士は食わねど高楊枝たかようじ(上方)
 武士は物を食べたくても、食べたようなふりをして楊枝を使って空腹を人に見せぬ、
 武士の清貧に安んずること、気位の高いことをいう
 
 技術者は気位を高く持たねばならない;
 物欲しそうにして、技術者の魂を売ってはならない;
 謙譲の美徳も必要である


子は三界の首くび枷かせ(江戸)
 三界とは過去・現在・未来を指す、親は子への愛情にひかされて一生苦労の絶え間がない

 能力の不足する人でも面倒を見なければならない

これに懲こりよ道才坊(上方)
 これに懲りよというのを口拍子よく言ったもの

 該当なし

いろはかるた

元の意味

技術者の心得・教訓


犬も歩けば棒にあたる(江戸)
 物事を行う者は時に災いに遭う、
 やってみると思わぬ幸いに出会うことの喩え

 まず、何か行動を起こすことが必要である、
 そうすれば報われることがある

一を聞いて十を知る(江戸)
 聡明で一部分を聞いて他の万事を理解すること
 
 一つのことから多くのことを知ることが望ましい

石の上にも三年(上方)
 石の上でも3年続けて坐れば暖まるとの意から、
 辛抱すれば必ず成功する
 
 厳しい仕事でも辛抱して努力すれば必ず報われることがある


論より証拠(江戸)
 物事は議論より証拠によって明らかになる
 
 実験事実、データを大切にする;
 無駄な議論より明らかな事実が大切である 1

論語読みの論語知らず
 (上方)
 書物の上のことを理解するば
 かりで、これを実行し得ない者をいう
 
 技術を学んでも、
  その真の意味を理解していないと、
  実務に適用し成果を挙げることは出来ない


花より団子(江戸)
 風流を解せぬことの喩え、
 名より実利を尊ぶことの喩え

 見かけよりも内実で役立つものがよい
 
針の穴から天覗く(上方)
 自分の狭い見識を基準にして、
 広大なことについて勝手な推測を下すことの喩え
 
 自分の狭い知見で多く
 のことを推測してはいけない


憎まれ子世にはばかる
 (江戸)
 人に憎まれるような人間が却って世間で幅を利かす

 変わった人がいると良いこともある;
 憎まれっ子も活用する

二階から目薬(上方)
 二階にいる人が階下の人に目薬を点すように思うように届かぬこと、
 効果の覚束ないこと、迂遠なことの喩え

 効果の上がらないことはしない


骨折り損のくたびれ儲け
 (江戸)
 苦労や努力が報われず無駄になり、
  
 疲れだけが残ること無駄な努力は避けるようにする

仏の顔も三度(上方)
 如何に温和な人、慈悲深い人でも度々無法を加えられると終には怒るの意

 つまらぬことは繰り返さない


屁をひって尻つぼめる
 (江戸)
 失敗した後であわてて誤魔化そうとする様子

 失敗しても誤魔化してはいけない

下手の長談義(上方)
 話が下手な人に限って話が長くなりはた迷惑なこと

 説明、報告は明瞭、簡潔にすべきである


年寄りの冷や水(江戸)
 老人に不似合いな危ういことをする喩え、
 老人のいらざる差し出た振る舞いをすることをいう

 ベテランになれば無理をせず、
 若い人に任せることも必要である

豆腐に鎹 かすがい
(上方)
 意見をしても少しの手ごたえもなく、
 効き目がないことの喩え

 意見は効き目のあるように行う


ちりもつもれば山となる
 (江戸)
 僅かなものも積もり重なれば高大なものになる喩え

 地道な努力の積み重ねが必要である

地獄の沙汰も金次第
 (上方)
 地獄の裁判でも金力で自由にできるという金力万能をいう喩え、
 ましてこの世では、金さえあれば何事も思うがままだという喩え

 金を全ての判断基準とすることは間違いである


律儀者の子沢山(江戸)
 家庭生活のまじめな人には子供が多い

 技術者は律儀であることも取り得の一つである

綸言りんげん汗の如し(上方)
 汗が一度出ると再び体内に戻らないように、
 君主の言が一度口から出れば、
 その取り消しがたいことは汗が出れば
 体内に戻り入ることの出来ないのと同じであるということ

 技術者の発言は重い、
  常に慎重に行動、発言すべきである


盗人の昼寝(江戸)
 盗人は夜稼ぎのために昼寝をすること、
 他人に分からない行動の喩え、
 何事にもそれ相応の理由や考えがあるということ

 仕事をするには、その意味を考えてすべきである;
 何事にも準備が必要である

糠ぬかに釘(上方)
 手ごたえなく効き目のないことの喩え、

 意見しても効果のないことを言う
 努力が水泡に帰すこともある。


瑠璃るりも玻璃はりも照らせば(磨けば)光る(江戸)
 瑠璃は宝石、玻璃はガラス、どちらも光を当てれば輝くことから、
 違う物でも同じように輝くという意味と、
 優れた人は輝きを放つのでどこにいても分かるという
 
 何処においても光り輝く才能を持つことが必要である;
 良い指導者は部下の隠れた才能を引き出すことができる
 (光を当てる立場と当てられる立場で考える)

類を持って集まる(類は友を呼ぶ)(上方)
 善悪にかかわらず似かよった者どうしが自然に集まる
 技術者も同じ考えの人が集まりやすいが、
 いろいろな考えの人が集まるのも良い


老いては子に従う(江戸)
 年を取ったらば、全てを子に任せて従っていくのがよい

 年を取ったときは、若い者に任せていくのもよい 3

鬼も十八番茶も出花(上方)
 鬼でも年頃になれば美しく見え、番茶も出花は香りがよい、
 どんな女でも年頃には女らしい魅力が出る、という意味から、
 酷い者も、年頃にはそれ相応に美しく見えること

 技術者にも旬がある、技術者には伸び盛りに仕事をさせるのが良い


割れ鍋にとじ蓋(江戸)
 破鍋にもそれに相当した綴蓋があるように、
 どんな人にもそれ相応の配偶者がいるとの喩え、
 配偶者は自分相応の者が良いとの喩え、
 似た者同士の方が釣り合いが取れて円満だということ
 
 チームでは相性の合う者を組合せるとチームワークが取れることがある;
 身分相応の仕事をするのがよい

笑う門には福来る(上方)
 にこにこしている人の家には福運がめぐってくる

 仕事を楽しくやると運も巡ってくることもある


可愛い子には旅をさせ(上方)
 子供が可愛ければ、
 甘やかして育てるよりも苦しい旅行をさせて人生の辛苦をなめさせた方がよい

 将来性のある若い技術者には試練を与えて育成していくことが必要である

蛙の面に水(上方)
 蛙は顔に水をかけられても平気でいることから、
 どういう仕向けや詰責に逢っても平気なさま

 目的を達成するためには、
 嫌な仕打ちを受けても我慢しやり遂げることが必要である


葦よしの髄ずいから天井覗く(江戸)
 細い葦の茎から天井を見る様子から、
 物事を狭い了見で判断すること

 物事を広い視野で判断することが必要である

夜目遠目笠のうち(上方)
 夜見たのと、遠方から見たのと、
 笠をかぶっているのを覗き見たのとは、
 女の容貌を実際よりも美しく見せるの意

 他人、他社のことが良く見えることがあるが、
 惑わされないことも必要である

いろはかるた江戸

いろはかるた江戸


犬も歩けば棒にあたる
いぬもあるけばぼうにあたる

出しゃばると思いがけないひどい目に遭ったり、出歩くと思いがけない幸運に出くわすことがある。



論より証拠
ろんよりしょうこ

物事の理非を明らかにするには、口先で議論するよりも証拠を示すほうが、ずっとはっきりする。



花より団子
はなよりだんご

見た目の美しい花よりも、たべて腹がふくれる団子のほうがよい。
風流よりも実利のほうが大切である。



憎まれっ子世にはばかる
にくまれっこよにはばかる

世間から憎まれているような者が、かえって世間では幅をきかせる。



骨折り損のくたびれ儲け
ほねおりぞんのくたびれもうけ

いくら苦労を重ねても効果がなく、ただ疲れが残るだけで、少しも利益がないこと。



屁をひって尻つぼめ
へをひってしりつぼめ

人の前でおならをしてから、もじもじと尻をすぼめるように、過ちを犯してから、人前を繕うこと。



年寄りの冷や水
としよりのひやみず

老人が年にふさわしくない危険なことや無茶なことをするのを、冷やかしたり戒めたりすることば。



塵もつもれば山となる
ちりもつもればやまとなる

どんなに小さいものでも、たくさん積み重なると、山のように大きくなるということ。



律儀者の子沢山
りちぎもののこだくさん

義理がたく生真面目な人は、女遊びをすることもなく、夫婦が円満で、子供に恵まれるということ。



盗人の昼寝
ぬすびとのひるね

盗人の昼寝は、夜働くための準備ということから、
何事をするにもそれなりの準備が必要だということ。



瑠璃も玻璃も照らせば光る
るりもはりもてらせばひかる

青い宝石や水晶も、光を当てれば光ることから、
優れた者は機会を得たら、真価を発揮するということ。



老いては子にしたがえ
おいてはこにしたがえ

年とってからは、なまじ意地をはらず、
何事も子にまかせて、その意見に従ったほうがよい。



割れ鍋にとじ蓋
われなべにとじぶた

ひびの入った鍋と繕い直した蓋のように、
どんなことでも似合いの者同士がふさわしいということ。



葭のずいから天井のぞく
よしのずいからてんじょうのぞく

葦の茎の細い管を通して天井を見ても、全体を見わたせない。
狭い見聞では大局を判断できないこと。



旅は道づれ世は情け
たびはみちづれよはなさけ

旅行するときは同道者がいると楽しくて心強いものである。
世の中を渡るのも互いの思いやりが大切。



良薬は口に苦し
りょうやくはくちににがし

良い薬は苦いが病気によく効くことから、
自分の身になるためになる注告は、聞きづらいということ。



惣領の甚六
そうりょうのじんろく

長男長女は、甘やかされて育つことが多いので、
弟妹にくらべて、おっとりしていてにぶい者が多い。



月夜に釜をぬく
つきよにかまをぬく

明るい月夜に釜を盗まれるということから、油断の甚だしいことをいう。



念には念を入れ
ねんにはねんをいれ

注意の上に注意をせよ。
こと細かに注意して、わずかな手落ちもないようにせよ。



泣き面に蜂
なきつらにはち

泣いてむくんだ顔を蜂がさすように、不幸の上に不幸が重なること。



楽あれば苦あり
らくあればくあり

楽しいことがあれば、後に必ず苦しいことがある。
また、その逆もある。



無理が通れば道理ひっ込む
むりがとおればどうりひっこむ

道理に合わないことがこの世で横行すれば、道理にかなったことが行われなくなる。



嘘から出た誠
うそからでたまこと

初めは嘘だったことが、偶然に本当の事になること。
また、かりそめの言葉が本当の事になること。



芋の煮えたの御存知ないか
いものにえたのごぞんじないか

芋の煮えたのも区別がつかないほど、
世の中のことに疎い世間知らずの人に対するからかい。



咽元過ぎれば熱さ忘るる
のどもとすぎればあつさわするる

どんな苦しいことも、過ぎ去ってしまえばすぐ忘れる。
困ったときに受けた恩も、時が経つと忘れる。



鬼に金棒
おににかなぼう

強い鬼が金棒を持つとより強くなることから、
強い者がより条件を得るといっそう強くなること。




臭い物には蓋をする
くさいものにはふたをする

不正な行為などを、根本的に正すのではなく、
ただ世間体を繕うために、間に合わせの方法で隠すこと。



安物買いの銭失い
やすものかいのぜにうしない

安価な物には粗雑な物が多くて、長持ちしない。結局、安く買っても、損をすることになる。



負けるは勝
まけるはかち

無理して争うよりも、相手に勝ちを譲っておくほうが、よい結果が得られるということ。



芸は見を助ける
げいはみをたすける

身につけた芸が、落ちぶれた時に生計を助けるということ。



文はやりたし書く手は持たぬ
ふみはやりたしかくてはもたぬ

恋文をやりたいが字が書けず、他人に頼むのも気が引けるという無筆な女のなげき。



子は三界の首っかせ
こはさんかいのくびっかせ

親は子を思うため、一生自由を束縛されるということ。



えてに帆を上げ
えてにほをあげ

好機が到来したら、逃さずに調子に乗ること、
自分の得意な領域に喜び勇んで進むこと。



亭主の好きな赤烏帽子
ていしゅのすきなあかえぼし

亭主の好みとあらば、たとえ人から笑われようとも、家族はそれに従わねばならない。



頭かくして尻かくさず
あたまかくしてしりかくさず

雉は草むらに頭を隠せば尾が丸見えでも平気なことから、
悪事も一部を隠して、全部隠したと思うこと。



三遍まわって煙草にしょ
さんべんまわってたばこにしょ

夜回りが三度見回ってから急啓しようということから、
与えられた責任を果たしてから休もうという意。



聞いて極楽見て地獄
きいてごくらくみてじごく

聞いただけでは極楽のようでも、実際に見てみると地獄のようだ。
聞くと見るのは大違いの意。



油断大敵
ゆだんたいてき

油断は自分のどんな敵よりも恐ろしいということ。
気を許して注意を怠ると失敗や災害を招くということ。



目の上のたん瘤
めのうえのたんこぶ

自分より地位や実力が上で、何かにつけて自分の行動の邪魔になる存在をいう。



身から出た錆
みからでたさび

自分自身の悪い行いや過失が、将来、それが原因で苦しみや災難を受けること。



知らぬが仏
しらぬがほとけ

知れば気にかかるが、
知らなければ気にやむことなく、仏のような穏やかな心でいられるということ。



縁は異なもの味なもの
えんはいなものあじなもの

男女の縁はまことに不思議なもので、
常識では判断できない微妙な結び付きがあるものである。



貧乏ひまなし
びんぼうひまなし

貧乏人は生活に追われて、娯楽や趣味など他のことにあてる時間がないということ。



門前の小僧習わぬ経を読む
もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ

寺の前に住んでいる子供は、
毎日僧の読経を聞いて育つので、自然に経を覚えてしまうということ。



背に腹はかえられぬ
せにはらはかえられぬ

当面している重大事のために、他をかまっておられないこと。



粋は身を食う
すいはみをくう

遊びの世界で、粋といわれてもてはやされていると、
やがて、その道におぼれ身を滅ぼすということ。



京の夢大阪の夢
きょうのゆめおおさかのゆめ

夢の中なら、京都や大阪も気のままに見物できることから、
夢では願いや望みがかなうということ。

いろはかるた京都


一寸先は闇
いっすんさきはやみ

ほんの少し先のことさえ予測できない。
近い将来にどんな不幸が待っているか予知できないということ。



論語読みの論語知らず
ろんごよみのろんごしらず

論語の文章はすらすら読めるが、その説くところの精神は全く理解していない。



針の穴から天井をのぞく
はりのあなからてんじょうをのぞく

浅い知識や狭い見識でもって、大きな物事を判断しようとすること。



二階から目薬
にかいからめぐすり

回り遠くてすぐに効果のないこと。
物事が思うようにならないでもどかしいこと。



仏の顔も三度
ほとけのかおもさんど

いかに温和な慈悲深い人でも、繰り返し無礼なことをされれば、ついには怒るということ。



下手の長談義
へたのながだんぎ

話の下手な人ほど、くだらない話を長々とし、非常に聞き苦しくて迷惑であること。



豆腐に鎹
とうふにかすがい

豆腐に鎹(かすがい)を打っても効き目がないことから、いくら意見をしても全く効果のないこと。



地獄の沙汰も金次第
じごくのさたもかねしだい

すべてこの世の中は、金さえあればどんなことでも、思いのままになるということ。



綸言汗のごとし
りんげんあせのごとし

君主の言葉は、一度かいた汗が体内に戻らないように、二度と取消しがきかないということ。



糠に釘
ぬかにくぎ

糠に釘を打つように、何の効き目もないように、いくら意見をしても全く効き目のないこと。



類をもって集まる
るいをもってあつまる

考え方が似ているものや趣味が同じ者は、気心が通じ合い、自然に寄り集まってくること。



鬼も十八
おにもじゅうはち

醜い鬼の娘も年頃になればそれなりに美しく感じられるように、何事も盛りがあるということ。



笑う門には福きたる
わらうかどにはふくきたる

いつも楽し気で笑い声の絶えない家庭には、自然と幸福が訪れるものである。



蛙の面に水
かえるのつらにみず

蛙は水をひっかけても平気でいるように、
どんな仕打ちにあっても、何も感じないで平気でいること。



夜目遠目傘のうち
よめとおめかさのうち

夜見るとき、遠くから見るとき、傘をさしているのを見るとき、実際より女性は美しく見える。



立て板に水
たていたにみず

立てかけた板に水を流すように、弁舌がさわやかでよどみなく行われること。



連木で腹を切る
れんぎではらをきる

すりこ木で腹が切れないように、実際に不可能なことをあえてすること。



袖ふりあうも他生の縁
そでふりあうもたしょうのえん

見知らぬ人と道で袖がふれ合うのも、偶然ではなく、前世からの因縁によって起こるのである。



月夜に釜をぬく
つきよにかまをぬく

明るい月夜に釜を盗まれるということから、油断の甚だしいことをいう。



猫に小判
ねこにこばん

猫に小判を与えても何も喜ばない。
貴重な物でも持ち主によっては、何の価値もないこと。



なす時の閻魔顔
なすときのえんまがお

借金を返す時のしぶい顔のこと。
借りる時は、お世辞を言ったりして地蔵顔だったのに。



来年の事をいえば鬼が笑う
らいねんのことをいえばおにがわらう

将来を予知できる鬼が、来年の夢を言う人間をあざ笑うことから、
来年のことは予想できないという意。



馬の耳に風
うまのみみにかぜ

人の意見や忠告に耳をかさないで、一方の耳からもう一方の耳へ聞き流すこと。



氏より育ち
うじよりそだち

人間にとって大切なことは、家柄や血統ではなく、その人の育った環境やその人の努力である。



鰯の頭も信心から
いわしのあたまもしんじんから

鰯の頭のようにつまらないものでも、信じて拝めば、とてもありがたく思われること。



鑿といえば小槌
のみといえばこづち

鑿(のみ)と言ったら、鑿だけでなく一緒に槌(つち)も持ってくるような、気がきいていること。



負うた子に教えられて浅瀬を渡る
おうたこにおしえられてあさせをわたる

老練な賢い者も、時には未熟な年少者に教えられることがある。



臭い物には蝿がたかる
くさいものにははえがたかる

臭い物には、汚い蝿がたかるように、悪い所には悪い仲間が集まってくること。



暗夜に鉄砲
やみよにてっぽう

闇夜に鉄砲を撃つように、目標も定めずに、あてずっぽうにやってみること。



播かぬ種は生えぬ
まかぬたねははえぬ

原因がなければ結果はない。
何事もしかけないでいては、良い結果は得られない。



下駄に焼き味噌
げたにやきみそ

板にはりつけて焼いた味噌の形は下駄に似ているところから、
外形がよく似ていても実質が全く違うこと。



武士は喰わねど高楊枝
ぶしはくわねどたかようじ

武士は食事をしなくても、楊枝を使い満腹を装うように、
たとえ貧しくても気位は高く持つべきである。



これに懲りよ道斎坊
これにこりよどうさいぼう

人を小馬鹿にしていた者が、失敗したときに、それみたことかという意味で言った言葉。



縁の下の力持ち
えんのしたのちからもち

表面にいる人の陰で、才能がありながら世に認められない人。
目立たない所で、重要な働きをすること。



寺から里へ
てらからさとへ

普通、檀家から寺に物を寄進するが、寺から檀家に物を贈ること。
物事が普通の逆であること。



足の下から鳥が立つ
あしのしたからとりがたつ

身近なところで、突然、事件が起こること。また、急に思い立ったように物事を始めること。



竿のさきに鈴
さおのさきにすず

釣り竿の先に鈴をつけると、よく揺れて鳴りっぱなしであることから、おしゃべりな人のたとえ。



義理とふんどしかかねばならぬ
ぎりとふんどしかかねばならぬ

男が常に褌を締めているように、義理は一ときも欠くことはあってはならない。



幽霊の浜風
ゆうれいのはまかぜ

幽霊も塩気の多い強い浜風に吹かれるとかなわない。
しょんぼりとして、頼りないこと。



身は身で通る裸ん坊
みはみでとおるはだかんぼう

人間はからだ一つあればどこでも世の中を渡っていけるということ。



しわん坊の柿の種
しわんぼうのかきのたね

けちな人は捨てる物は何でも惜しんで、柿の種のような役には立たない物でも捨てずに持っている。



縁と月日
えんとつきひ

縁とか時機は自然にやってくるのだから、あせらずにその機が来るのを待つべきである。



瓢箪から駒
ひょうたんからこま

瓢箪から馬が飛び出すような、ありえない事が起こること。また、冗談ごとが現実になること。



餅は餅屋
もちはもちや

どんな分野でもその道の専門家がいるので、そのような人にまかせるのがよいということ。



雪隠で饅頭
せっちんでまんじゅう

人のいない便所で饅頭を食べるように、人に隠れて一人だけよい思いをすること。



雀百まで踊り忘れず
すずめひゃくまでおどりわすれず

雀は死ぬまでとびはねる癖が直らないように、幼児についた習慣や癖は年をとっても変わらない。



京に田舎あり
きょうにいなかあり

繁華な都会にもひなびたところや習慣が残っているということ。
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