コントラスト

要性に応じてコントラストをつける

スライドやポスターでは、
 文字が単調に書かれていると、
 聞き手はどこに注目すれば良いのかわからなくなります。

したがって、
 しゃべるときに抑揚を付けるように、
 文字の視覚的な目立ちやすさも、
 それぞれの文や単語の重要性に応じて変える必要があります。

重要な箇所は強調し、
 そこに聴衆の目を誘導することで、
 ポスターやスライドを格段に見やすくすることができます。

大抵の場合、
 ポスターやスライドでは、
 各項目のタイトル(小見出し)や、結論/まとめが重要になってきます。

重要な箇所とそうでない箇所に、
 思い切ってコントラストを付けましょう。

コントラストは、
 文字の「太さ」や「サイズ」、「色」を変えることにより付けることができます。

また、
 背景に色をつけるというのも良い手段かも知れません。

コントラストz01
コントラストz02
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まとめる(グループ化)

関連のある項目同士を相対的に近づける

スライドやポスターの項目のレイアウトを考える際、
 先述の箇条書きの例と同様に、
 「グループ化」という考え方が重要になります。

単調にレイアウトされると直感的に理解しにくい場合でも、
 内容に即してグループ化を行なうことで、
 全体の構成やロジックが理解しやすくなります。

関連の強い文章と写真同士を近くに配置(=グループ化)すると
 内容を直感的に理解しやすくなります。

また、
 関連の弱いものは少し離して配置する(上下でスペースを取る)ことで、
 グループ化が強調されます。


グループz01

グループz02

グループz03

グループz04

箇条書きは、揃えて、まとめて、コントラスト

大切なことは「揃える」ということです。

一つのテキストボックスないならば、
 このような問題は起きませんが、
 箇条書き毎に別々のテキストボックスを使っている場合には、
 必ず左側を揃えるようにしましょう。

きっちりと揃えても、
 やはりいくつの項目が存在するのかは直感的にはわかりづらいです。
そこで次に、
 箇条書きの2行目以降を1文字分ぶら下げにし、
 文の開始位置を揃えます(インデントの設定)。

箇条書きの「・」だけが外へ飛び出すことで、
 4つの項目が直感的に認識しやすくなります。
揃え03



続いては「グループ化」という作業です。
 
項目間の間隔を項目内の行間よりも広く設定することで
 グループ化はすることができます
 (一つのテキストボックス内であっても可能)。

こうなってしまえば、
 4項目あることは一目瞭然です。



コントラストをつけると
 さらに読みやすい箇条書きになります。

コントラストの付け方は様々ですが、
例えば、
 「・」ではなく「●」を使ってコントラストを付けることで、
  箇条書きの開始位置をさらに認識しやすくなります。
 これでかなり読みやすい箇条書きを作ることができます。
 項目間隔と項目内の行間に差をつければ(つけすぎは良くない)、
  箇条書きのコントラストが際立つので、
  グループ化がさらに強調されます。

こうなってしまえば、
 もはや「・」や「●」も不要になるので、
  よりシンプルな箇条書きを作ることができるかもしれません。


インデントは可読性を下げることも
 「段落のはじめは1文字あける」という日本語のルールは、
  小学校で習うかもしれませんが、
 スライドやポスター作りでは、
  気にしない方が良いかもしれません。

揃え02


 1文字あけるのは、
  おそらく段落の開始場所をわかりやすくするためだと思いますが、
  学会発表用のポスターやスライドなどでは、
  短い文が多用されるので、
  毎回毎回段落のはじめに1文字入れていては、
  左端がガタガタになり、
  どこから段落が始まるのかわかりづらくなります。


 こういうときは、
  段落間の行間を広くすることで(グループ化することで)、
  段落ごとのまとまりをはっきりさせましょう。
 こうすれば、
  段落のはじめのスペースも必要なくなり、
  ガタガタした印象もなくなります。
  もちろん、読みやすさも格段にアップします。



短い文や箇条書きでは、
 改行箇所を注意する

短い文や箇条書きの場合には、
 改行箇所に配慮すると可読性、判読性が高くなります。
行数が多くなる段落などでは、気にしなくてもよいですが、
 プレゼン資料では、常に改行の位置に注意を払う必要があります。

言葉が1行目と2行目に生き別れになっており、
 読みやすく意味も理解しやすくなります。


たとえば
 一塊の言葉、
 「のは」や「ので」「には」「よって」「とって」などは、
  同じ行に入れた方が読みやすくなります。
 上の行に入れる方がより読みやすいはずです。


日本語として
 改行の箇所に大きな問題はないような気がします。
しかし、
 ここで問題になるのは、
  文中の重要なポイントを、「太字にしたり」、「カギカッコで囲ったり」していることです。
 せっかく強調しているのに2行に分かれてしまっては、
  強調の効果が半減です。
 
 強調箇所を一塊ととらえ、
  この一塊を同じ行に入れるように努力しましょう。
 文を少し変えてもよいですし、単に改行の場所を変えてもよいです。


改行の位置を気をつけるだけで、
 読み手の負担がかなり軽減されることを実感できるはずです。
もちろん、
 誤読も減ります。
右端が一直線に揃わないことを、
 あまり気にする必要はありません。

 つねに読みやすさを最優先しましょう。
揃え01





レイアウト

見やすいレイアウト、
 わかりやすいレイアウトを作るときの重要なポイント

ただ文字や絵を配置するのではなく、
 発表者の頭の中にある
 「ロジック」や「事柄と事柄の関係性」に即して
 文字や絵を配置することです。

関係性の強いもの同士は、
 近くに配置したり、
 同じ色を使ったり、
 線で結んだり、
 大切な事項を目立つ色にしたり、
 目立つ場所においたり、
 という簡単なことです。

「理論やストーリーをレイアウトする」ことが大切であるということを忘れないでください。

きちんとしたレイアウトをしようとすると、
 多くの知識や経験が必要になります。

とはいえ、
 近道をしようとして、
 カッコいいレイアウトのチラシや雑誌をマネしても、
 決して良いポスターやスライドは作れません。

それは、
 レイアウトのルールを理解していないからです。


簡単にできる基本的なルールとは

 これらのルールを守るだけで、
  発表資料は大きく変わるはずです。

 キーワードは、
  「揃える」
  「まとめる」
  「余白を取る」
  「コントラスト」

  の4つです。

レイアウトの仕方次第で、
 見やすさや理解しやすさが大きく変わります。


揃える
 揃えるられるところはすべて揃える
  見やすくするための
 一つ目のコツは、
  整理整頓です。
揃える01

 たいした労力がかからないわりに、
  大きな効果を発揮します。

 下の例では、
  はじめの状態ではテキストや図がバラバラに並べられています。
 そこで、
  テキストと図をぴったり合わせるように配置すれば、
  ずいぶんと整理されます。

  少しでもずれていると、
   印象がよくない上、読みやすさも低下します。



センタリングではなく「左揃え」
 基本的にセンタリングは避けましょう。

 なぜならば
  センタリングは、
  行のスタート位置がバラバラになり、
  段落や文章を認識しづらくします。


  まずは基本の左揃えをお勧めします。
   相当の理由がない限り、左揃えにしましょう。


色を使ってグループ化
 2つの事柄があり、
  それに対応した2つの図があるとします。

 こんなときは、
  対応するもの同士をグループ化すると、
  状況を捉えやすくなります。

 先述のように、
  対応するものを近くに配置してグループ化するという方法もありますが、
  ここでは、距離ではなく「色により関連づける」という方法を紹介します。

 下の例では、
  左上の図は右上の文章に対応し、
  左下のテキストは右下の図に対応しているとしましょう。
 こんなときは、
  例えば、図に枠を付け、
  その枠と小見出しを同じ色にしてみると、
  テキストと図の関係がより密接なものになり、理解を助けてくれます。


レイアウト

どうすれば
 伝えられるのか


なぜ伝わらない
 ・データが悪い
 ・ストーリーがわかりづらい
 ・発表者自身の内容の理解・考察不足
 ・喋り方が悪い


 などの理由で、
  発表内容が相手に伝わらないこともあります

プレゼン資料(スライドやポスターなど)に
 問題がある場合が多々あります。

主な原因
 ・フォントの選び方
 ・レイアウトの仕方
 ・図表の作り方

  です。

伝わる資料を作成するために
  必要な基礎的な情報デザインのテクニックです。

基礎的なテクニックは
 最も応用が効きます。

基本さえ理解すれば、
 少々複雑なポスターや
 スライドも簡単に作れるようになります。

基礎的なテクニックを身につけ、
 よりわかりやすい発表資料を作成し、
 効果的な科学コミュニケーションを実現しましょう。

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