鳥取砂丘

鳥取県 放送日:2012年6月29日

見渡す限りの砂の丘。
日本海の風が数千年以上の歳月をかけてつくりあげた砂の大地・鳥取砂丘だ。
移ろう光と、
 めぐる季節がみせる様々な風景。
国の天然記念物に指定されている、
 壮大な砂の起伏の景観を求め、
 年間百二十万人をこえる観光客が訪れる。
しかし、
 鳥取砂丘の顔はそれだけではない。
砂丘に美しさをもたらす風は、
 時に全てを砂で埋め尽くそうと襲いかかる。
この土地で暮らす人々は、
 吹き付ける砂嵐から家や畑を守りながら、
 乾いた大地に生活の糧を求め、生きてきた。
人々は、
 いつ、
 どのようにして砂の地に息づいてきたのか。
そして、
 人々にとって、
 砂丘とは、
 いったいどんな存在だったのか。
砂丘を追われた人、
 砂丘を征服すべきと考えた人、
 砂丘を美しいと考えた人、
 そして砂丘に恵みを見出し、
 生きてきた人…。
暮らしを脅かす砂の脅威に立ち向かいながら、
 その困難を知ってなお、
 砂を愛し続けてきた人々の物語。
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出雲

島根県 放送日:2011年5月13日

神々のふるさとと呼ばれる「出雲」。
古事記や日本書記は、
 神話と歴史を織り交ぜながら、
 ここが日本誕生の地であると記している。
出雲に伝わる神事、
 史跡、
 風習には古代の国家と有力者たちの謎に迫る手がかりが秘められている。
3年前に始まった、
 出雲大社の60年に1度の本殿大修繕を機会に、
 普段は許されない様々な撮影が許された。
神話の世界と符合する本殿内部。
天照の弟の子孫と伝わる宮司の家の秘密の神事などの貴重な映像を中心にして、
 ヤマタノオロチの骨と伝わる不思議な物体、
 恋の成就を占う池など、
 この土地に残された様々な不思議を紹介し、
 神話と古代史の謎に迫る。
「縁結びの聖地」としても有名な出雲の様々な「パワースポット」もたくさん登場。
他にも古代の技術を伝える「たたら製鉄」、
 出雲風土記にも記された特産の「十六島のり」、
 神々が出雲に集結するという旧暦十月と「ぜんざい」の特別な関係など、
 出雲の魅力をまとめてお伝えする。

越前の冬

福井県 放送日:2013年2月22日

その甘い香りから、
 一度食べると忘れられなくなるという冬の味覚「越前ガニ」。
最盛期を迎える福井県北部を訪ねる。
かつてこの地方は「越(こし)の国」と呼ばれ、
 越えがたい険しい山並みの向こうに旅人は畏れと憧れを抱いてきた。
そんな越前への旅の出発点は、
 かつて源義経や弁慶も越えたと言われる「木ノ芽峠」。
山頂には今も「峠の番人」が暮らし、
 歴史ある番所の冬支度に忙しい。
川沿いを下ると冬の風物詩が次々と出迎える。
今庄の山里では燻製で甘味を増した「つるし柿」が並び、
 谷あいの五箇地区では
 女性たちが白い息を吐きながら冷たい水で「越前和紙」を漉いている。
歌い継がれてきた「紙漉きの唄」に込められた思いとは?
湧水に恵まれた越前大野では日本酒の寒仕込みの真っ最中。
旬の里芋を甘辛く煮た「ころ煮」を肴に
 雪景色を見ながらの燗(かん)酒が人々の体を温める。
旅のクライマックスは、
 カニ漁の解禁で活気づく街へ。
カニゆでの名人から技を受け継いだ若き寿司職人や、
 カニを生きたまま熟成させる若女将たちと出会い、
 作家・開高健も愛したカニ料理の奥深い世界に触れる。
寒い冬ならではの越前の魅力をたっぷりと伝える。

佐渡

新潟県 放送日:2013年1月18日

今回の舞台は、
 日本海最大の離島・佐渡。
いつのころからか、
 押し寄せる波が時代を吸い寄せ、
 閉じ込めて、
 今も暮らしの隅々に"失われた日本"をとどめる。
芭蕉も詠んだ荒波の先。
千年の昔より、
 佐渡は"鬼も住むこの世の果て"と恐れられた。
順徳天皇、
 日蓮、
 世阿弥ら時代に翻弄され流された都人たち。
悲しみとともに携えてきた都文化は、
 佐渡の厳しい気候風土と相まって独自の形に進化し、
 今も暮らしに息づいている。
人なつっこい"ムジナ(たぬき)"や多種多様な"地蔵"への厚い信仰。
豊作を祈願する村総出の"薪能"。
そして、
 島の各地に伝わる"鬼太鼓"。
かつて恐れた"鬼"は"ヒーロー"となり、
 若者たちの姿を借りながら集落の平安のため命がけで太鼓を打ち鳴らす。
佐渡が流刑の地から"憧れの島"となったのは、
 江戸時代。
突如現れた"黄金"が全国から人々を引き寄せた。
急激な人口増加により切り開かれた山野の千枚田。
築きあげた先祖に思いをはせながら、
 今も人々が昔と変わらぬコメ作りを続ける。
番組では、
 日本を凝縮した豊かな自然、荒波が恵むブリ漁なども紹介。
トキも羽ばたく、
 懐かしくも不思議な島、
 人々をひきつけてやまない佐渡の姿を描く。

木曽

長野県 放送日:2012年9月7日

樹齢300年を超えるヒノキの巨木が無数にそびえる「長野県木曽地域」。
木曽には歴史の表舞台にほとんど登場してこなかった「山の民」の暮らしや文化の記憶が、
 今も色濃く残っている。
木の伐採をなりわいとしてきた「杣(そま)」と呼ばれる人たち。
木を知り尽くした彼らは、
 斧を使った独特の伐採技術を数百年にわたって伝承してきた。
20年に1度、
 伊勢神宮の遷宮の際に奉納されるご神木は彼らにしか、
 伐採が許されていない。
木曽の山奥には、
 「木地師(きじし)」と呼ばれる木工職人たちの集落がある。
「漂泊の民」だった彼らの祖先はおよそ1千年にわたって、
 日本中の山に自由に立ち入ることが許可されていたと伝わっている。
明治時代に木曽に定住した後も、
 独自の暮らしを続けている。
木曽地域で1500年以上も前から飼われてきたという在来の馬「木曽馬」。
農耕や木材運搬など、
 山での暮らしに欠かせない存在だったが、
 一時は絶滅の危機に瀕した。
しかし、
 地元の人々の熱意によってその血統が守られ、
 数は少しずつ回復している。
大昔から山の恵みを享受し、
 山の神々に感謝を捧げてきた木曽の人々。
知られざる山と日本人との関わりをたどる物語。
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