漢字の覚え方

親・・木の上に立って見る
薬・・薬草を飲むと楽になる
波・・・水の表皮
東・・・木の間に日が昇ってくる
笑・・・犬が竹のかごをかぶってしまって、
    もがいている様を笑われる
米・・・農家の人が「八十八」もの手間をかけて作られる
人・・・支えあうから「人」と書く。
困・・・木が箱の中に入ると困っちゃうからこまる
刀・・・力の無い人がつかう
食・・・食べることは「人」に「良」い
歩・・・歩くひとは「止」まることが「少」ない
砂・・・砂だらけ、「石」は「少」ない
動・・・「重」いものを「力」で動かす
痔・・・お「寺」のひとの病気
伝・・・「人」に「云」うこと、伝えること
愛・・・人の心を受けとめるのが愛
スポンサーサイト

漢字の造語力

漢字の造語力

漢字づくりで行き詰まると、
 
今度は漢字と漢字をドッキングさせて、
 新しい熟語の誕生です。


抽象的な内容(言葉)も、
 この方法で爆発的に増やしていきました。

開国  開店  開城  開場  開封  
開通  開票  開校  開講  開港  開口


郷里  郷愁  郷土  郷俗  郷約  
郷校  他郷  帰郷  在郷  異郷  望郷  懐郷 ……

芸人  芸名  芸妓  芸界  芸道  工芸  
無芸  武芸  演芸  園芸  農芸  多芸 ……

書体  書式  書吏  書店  書風  書家  
書架  書庫  仏書  字書  自書  遺書 ……

神歌  神木  神代  神宝  神葬  神話  
神意  神罰  風神  雷神  女神  氏神 ……

詩人  詩才  詩会  詩吟  詩材  詩体  
詩情  詩箋  古詩  唐詩  作詩  詠詩 …… 

 
もう、
 こうなったら無限の世界です。
新たな単語が、
 いとも簡単にできていきます。
漢字の造語力には、
 つくづく頭が下がります。
しかも、
 新語も漢字が表意文字だから、
 だいたいの意味が予想できるから素晴らしい。

素晴らしい発明漢字

漢字一文字一文字の発明については、
 
その字源をたどっていくと、
 本当に感動的です。


ずは、
 どこの国の文字も「絵を文字(記号)にする」
 「象形文字・指事文字」からスタートしています。


田 目 耳 口 犬 子 女 人 炎 亀 魚 牛 羊 
馬 象 豚 木 土 山 川 月 日 水 水 門 角 
車 戸 手 毛 首 児 自 羽 刀 卵 酒 糸 貝 
雨 雲 心 肉 舟 ……

上 下 中 本 末 母(←女) 刃(←刀) 烏(←鳥)

しかし、
 これにはいずれ限界が来ます。


そこで行われるのが、
 象形文字同士を組み合わせる方法(会意文字)です。

友 =手と手
右 =手と口
左 =手と定規(エ)
灰 =手と火
雪 =手と雨
支 =手と木 (⇒枝 ⇒技)
取 =手と耳
奴 =手と女
菜 =草と手と木
受 =手と冠と手 (⇒授ける)
箒 =竹と手と布 (⇒掃く・婦人)
好 =女と子
明 =太陽(日)と月
孔 =子とおっぱい(母乳の出る孔)
乳 =手と子とおっぱい
安 =家と女
解 =牛と角と刀(解剖図)
炎 =火と火
災 =川と火
光 =火と人
比 =人と人
見 =目と足(人足)
兄 =口と足
焦 =小鳥と火
集 =小鳥と木


これにも、
 そろそろ限界があります。


そこで、
 一気に文字を増やす方法が誕生。

それが
 読みと意味とを表す「形声文字」
 (形=意味、声=読み)です。


ただし、
どんどん増やす過程で、
 「意味」を表すところまで手が回らない漢字が続出します。

三水 さんずい
 清 海 湖 浅 深 湯 沼 洗濯 泡……

立刀 りっとう 
 剣 刈 剃 割 削 裂 剔 剥 刻 
 別 刺 解剖 創傷……

肉月 にくづき 
 腕 胸 腹 背 肩 肘 肱 腰 股 
 膝 脚  胃 腸……

斧 づくり
 斬 折 新 薪 断 継

青  清 晴 精米 情 請 静 画竜点睛 鯖……
剣  地検 試験 倹約 保険 剣
召  湖沼 昭和 招待 紹介 照射
包  包容 抱擁 飽食 細胞 大砲
揚  抑揚 道場 掲揚 太陽 楊 瘍
主  注意 駐輪 電柱 註釈
浅  深浅 餞別 銭湯 付箋 実践 卑賤

 
「字」という漢字は、
 「家(うかんむり)」と「子ども」の組合せです。

 まさに、
 家の中に子どもがどんどん生まれて増えるように、
 「字」(漢字)は増え続けたのです。

ちなみに、
 日本人が発明した漢字「国字」も、
 かなりの数に上ります。いくつかを紹介します。

裃(かみしも)

躾(しつけ)
榊(神棚に供える木)
鱈(たら)
鰯(いわし)
鯱(しゃちほこ)
鰹(かつお)
辻(よつかど・つじ)
辷(滑る)
樫の木(堅い木)
凩(木枯らし)
颪(おろし)
凪(なぎ=海風・山風が止んだ状態)
凧(たこ)
畑 畠
働く
匂う(におう)
梺(麓=ふもと)
椛(紅葉=もみじ)
糀(こうじ)
毟る(むしる)
蛯(エビ)
雫(しずく)

音韻

日本語の音声は、
 「母音」が、ア・イ・ウ・エ・オの5つしかありません。


英語や中国語などと比較して
 遙かに少ない数です。


また、
「子音」の数も
 英語などと比べると、
 圧倒的に少ない数となっています。


そして、
日本語の場合は、
 「母音プラス子音」という、
 実に単純な方法で「一音節」を形成しています。

子音の複雑な組合せもありません。

したがって、
 英語の「strike」が外来語として導入されると、
 「sutoraiku」という音声に変わります。

総じて、
 日本語の音声は実に単純だと言えます。

英語を習い始めたとき、
 日本語を話すときには使わなかった
  「舌」を酷使したり、
 唇を歯で噛んで発音したり、……。


ずいぶん難渋したものです。
いかに日本語の発音が単純明快かと言うことです。

一方、
外国人が日本語を話すとき

促音「っ」の発音に苦労している
 ことが分かります。

 「かかった」
 「やっつけた」など、

 難しそうに発音しておられます。
 日本人から見たら、不思議に見えます。

ところで、
橋本進吉博士(国語学者)によると、
 短音についてのみいえば、
 日本語の音韻は次第に数を減じ、
 シンプルなものになったと言われています。

逆に、
 今日普通に用いられている
 拗音(きゃ、きゅ、きょの類)、
 促音(いった、さったの類)、
 「ん」を含む言葉(死んだ、生んだの類)は、

 古代にはなかったとされています。

これは、
 漢語の影響を受けて生まれたものだそうです。

また、
近代以降には、
 西洋語の影響が加わり、
 「ぱ」行や濁音で始まる言葉も生まれるようになりました。
 これに長音を加えると、
 音のバラエティは、
  古代よりも現代において豊かなように思われます。

蛇足ですが、
高校時代に
 「平安時代は、
  『星』のことを『poshi』と発音していました。」と教わり、
 驚いたものです。


基本的に
古代日本には「H」の発音はなく、
今の「H」の発音は「P」の発音だったそうです。


時代とともに「P」は「PH」の発音へと変化し、
 完璧な「H」の発音ができたのは江戸時代に入ってからです。

例えば、
「星光る」という言葉は、次のように変遷しました。

平安時代「ぽしぴかる」
鎌倉時代「ふぉしふぃかる」
江戸時代「ほしひかる」


同様に
「日本」という言葉も、次のように変化しました。

平安時代「にっぽん」
鎌倉時代「にふぉん」
江戸時代「にほん」


                   

これも蛇足ですが、
 日本には「方言」が存在しており、
とりわけ「出雲弁」における、
(私から見たら)とてもまねが出来ないほど
 難しい発音がいっぱい存在しています。

日本語は優れた表記法

日本語の表記は、
 漢字仮名交じり文。(異論はあろうとは思いますが、)

つくづく、
 ありがたい優れた表記を後世に残してくださったものだと、
 祖先に感謝です。

もともと漢字の発祥地は中国。
 6世紀、仏教伝来に伴って輸入されたとされています。
もっと以前だとの説もあります。
いずれにしても、
 全く文字を持たなかった日本人が、
 中国の恩恵を受けて文字を持ったことは間違いがありません。

【備考】 神代文字(じんだいもじ、かみよもじ)と称し、
 漢字が伝来する以前に、
 古代日本で使用されていた文字があるという説がありました。
しかし、
 現在では、
 近世以降に捏造されたものであり、
 漢字渡来以前の日本に固有の文字は存在しなかった、
 とする説が広く支持されています。

この漢字を基に、
 「ひらがな」を発明し、
 「カタカナ」までも生み出した

 日本人の智恵は、
  これまた創造力に富んでいます。

ところで、
 漢字仮名交じり表記は、
 漢字と仮名の特長を生かした、
 実に優れた表記法だと、つくづく感心しています。

漢字
 基本的には、名詞、動詞・形容詞・形容動詞の語幹など。
ひらがな
 基本的には、活用語尾、接続詞、感動詞、助詞、助動詞など。
カタカナ
 外来語、計量,貨幣などの単位を表す語など。

漢字をマスターしていない時期には、
 ひらがなだけで書き表すことが可能です。
また逆に、
 漢字仮名交じり表記でも、
 漢字に「ルビ」を付ければ、
 漢字が読めなくても、
 その文章を読むことができます。 
……ただし、
 漢語の語彙の知識がなければ、
 文章が読めても意味が不明ですが・・・。

韓国では、
 漢字を捨てて「ハングル文字」(表音文字)にしました。
 その結果、国立大学でも図書館の書籍の利用率は2%程度しかないそうです。
 要するに、
  過去の漢字交じりで書かれた本を、
  現代の韓国人は読めないのです。

一方、
中国では
 日本における「ひらがな」に当たる文字が作れません。

 
作ったとしても数百文字必要の上、
  イントネーションに対応できないと言います。


読み書きが通常にできるためには、
 最低でも5,000文字マスターといいます
から、
 気が遠くなります。
そこで、
 識字率を上げるため、
 思い切った簡体字化を押し進めました。


その結果、
 過去の繁体字で書かれた書物を読める人は、
 ほとんどいなくなってしまいました


簡体字 ←←←繁体字
万 ←←← 萬
与 ←←← 與
个 ←←← 個
乱 ←←← 亂
争 ←←← 爭
云 ←←← 雲
仆 ←←← 僕
体 ←←← 體
余 ←←← 餘
佛 ←←← 彿
儿 ←←← 兒
党 ←←← 黨
写 ←←← 寫
冬 ←←← 鼕


もし
日本人が「ひらがな」を編み出していなかったら


おそらく
 遅かれ早かれ、
 漢字という怪物に押しつぶされ、
 韓国や中国のような運命をたどっていたかも知れません。

                       
繰り返しになりますが、
日本人は
 「漢字仮名交じり文」というすごい方式を、
 よくも生み出したものではあります。

もし、
 日本語の文字が「漢字」だけだとしたらと考えると、ぞっとします。

「ひらがな」は
 平安時代に生み出されましたが、
これと「漢字」とを併用するなど、
 よくぞ考えついたものではあります。


 
「漢字は、
 習得までに時間がかかりすぎる、労力が要りすぎる。」という主張がなされた時代がありました。

 実際に戦後、
  日本語廃止論を志賀直哉が唱え(六十年前、森有禮が
  英語を國語に採用しようとした事を此戰爭中、度々想起した。
 若しそれが實現してゐたら、……(中略)……尺貫法を知らない子供のように、
 古い國語を知らず、
 外國語の意識なしに英語を話し、英文を書いてゐたらう。
 英語辭書にない日本獨特の言葉も澤山出來てゐたらうし、
 萬葉集も源氏物語もその言葉によつて今よりは遙か多くの人々に讀まれてゐたらう)たり、
 日本語のローマ字表記やひらがな分かち書きを、
  梅棹忠夫が提唱したりしたこともありました。
 が、幸い多数派にはならずに済みました。

 
「ひらがな」だけの表記は、
 読む場合にはとてつもない労力を伴います。
 特に「漢語」は同音異義字が多いので、
 読み間違ったり混乱したりもします。
その上、速読が不可能になってしまいます。


【漢字の力】 ……平仮名だけの世界だと?

 かんじを おぼえるのは ちょっかんりょくだと いわれています。
 かんじを おぼえるじきに おぼえさせなくては いっしょうの ふかくです。
 とりわけ しょうがっこうのいちねんかんは おとなの じゅうねんかんに あたると いわれています。

 こくごの じゅぎょうに おいては、ないようはあくに りきてんが おかれすぎています。
 ていがくねんの じきには むずかしいことを いわず、かんじが よめるよう にしてやるべく 
  ぜんりょうを とうにゅうすべきなんです。
 すぐれた さくひんや はっと おどろくような ぶんしょうひょうげんに 
 どんどん であわせてやるべき じゅうような じきなのです。


とりわけ抽象的なこと、
 抽象語の内容については、
 「漢字」からインプットするケースが多いと思います。

漢字でインプットするから、
 忘れにくくなるという側面も見逃せません。


確かに、漢字のマスターには労力・時間を伴いますが、
 その習得の過程で得るものも大きいし、
 
何と言ってもマスターしてしまえば、
 こんなに素晴らしい表記
 (表音文字と表意文字の長所を生かした表記)はありません。


 ★ ひらがな ……助詞、助動詞、送りがな。その他、接続詞、感動詞など。
 ★ カタカナ ……外来語、擬音語など。
 ★ 漢 字  ……実質的な部分。名詞、動詞など、文章骨格(主語・述語等)となる部分。
検索フォーム
最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
FC2オンラインカウンター ここから --> 現在の閲覧者数: