2012年6月17日の放送

塗るだけで消費電力50%減!? 
 厚さわずか1ミリ 『塗る断熱材』

~JAXAも認めた技術!省エネ効率上げて快適な生活を~

東京都板橋区 日進産業経営者 石子達次郎 さん

『日本のエネルギー需給を変えられる力がある―』

経済産業省の枝野大臣にこう言わしめたのは、
 塗るだけで、
 断熱や遮熱の効果があるという夢の断熱材『ガイナ』。

開発したのは、
 日進産業の石子達次郎、58歳。

厚さわずか1mmの“塗る断熱材”は、
 夏は外からの熱を取り込まず涼しく、
 冬は暖房の熱が逃げにくく暖かな室温を保つことができるという。

ある工場では、
 年間約172万円だった電気料金が約88万円に減ったという効果も!

開発のきっかけは25年前、
 工場用の機械製造をしていたころ、
 取引先から「工場内が暑い!なんとかならないか」と相談を受けた。

その工場に、
 従来の厚みのある断熱材を入れる隙間はない。
石子は、
 “日光が当たった白いチラシが、
  ほかのチラシより熱くなかった経験”をもとに、
 外壁に白いペンキを塗った。

すると工場内の温度が3度下がった。

石子は温度が下がった要因を徹底的に調べ上げ、
 色によって含まれる物質が異なるという塗料の特徴に気づく。
 『塗料の材料の性質を生かして断熱材をつくれないか・・』 

石子は、
 断熱だけでなく、
 放熱効果も高い“セラミック”に目をつけ、
 塗料に配合するセラミックの種類と割合の研究を重ねた。

その結果、
 開発から4年、
 ようやく『塗るだけの断熱材』が完成。
しかし、
 そこから10年間、ひとつも売れない・・。

「そんな胡散臭いものあるわけない!」。
激しく罵倒され事業を諦めようと挨拶回りをした時、
 ある事務所が20缶だけ購入してくれた。
これが評判となり、
 販売数を伸ばした「ガイナ」は、
 ついには市場シェアNo.1になった。

その技術は、
 JAXAも認めている。

ロケットの先端部分の断熱技術を応用できる民間企業を募った際、
 大手各社が手を挙げる中、
 選ばれたのは石子の会社だった。

『ガイナ』は、今、
 一般家庭や東日本大震災の被災地にある仮設商店街でも使用されている。
「この技術を世の中に広め、
  住環境を取りまく苦痛を少しでも取り除きたい―」 
そんな石子の熱意に迫る。
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2013年4月7日の放送

ニッポンの悲願!
 国産初のジェット旅客機を世界の空に!


~日本の最先端航空技術で、
  世界の旅客機産業の牙城に切り込む!~


三菱航空機株式会社 MRJチーフエンジニア 岸 信夫 さん

『ものづくり大国ニッポンで、
  唯一欠けたピース、
   “旅客機製造”を取り戻したい』

世界で一日に、
 約10万便が飛んでいるジェット旅客機。
しかし、
 その中に日本製はない―。


半世紀前、
 国産初のプロペラ旅客機「YS-11」が就航。
だが、
 その国家プロジェクトは、
 大赤字を抱え、
 わずか182機の製造で失敗に終わった。

以来、
 欧米メーカーの下請けに甘んじてきた日本・・。

『もう一度、日の丸旅客機を飛ばしたい!』 

今、
 “ニッポンの翼”復活をかけた、
 国産初のジェット旅客機開発が進められている。

その名は、「Mitsubishi Regional Jet」、通称「MRJ」。

ニッポンの威信をかけたこのプロジェクトに関わる設計エンジニアは、600人!
彼らを束ねるのが、
 開発チーフエンジニアの岸信夫、54歳。

参入を目指すのは、
 今後20年間で5000機もの需要があるとされる小型ジェット機市場。

しかしそこは、
 カナダ・ブラジル・ロシア・中国がしのぎを削る激戦区だ。

この外国勢の牙城に切り込むMRJの武器は、
 「燃費性能」。

4年間に及ぶ研究・試験を経て、
 綿密な空力解析により、
 空気抵抗を極限まで減らすことに成功。

次世代型の最新エンジンを組み込み、
 既存機より、
 燃費効率20%アップを実現した。

また、
 何十万個という鋲を、
 “ミクロン単位の手作業”で打ち付けるなど、
 細部にまで日本ならではのキメ細やかな技が注がれている。

『欧米を追い抜き、
  日本が
   新たなグローバル・スタンダードを築く!


世界最高峰の旅客機を目指し、
 今年、大空へと飛立つMRJ。

日本のモノづくりのプライドを懸けて世界市場へ挑む、
 熱い闘いの舞台裏を追う。

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