風林火山

風林火山


 攻めるべき時には
  風のようにすみやかに襲いかかりましょう。

 (速きこと風の如く)


 準備を整え、
  機会の来るのを林のように静寂整然と待ちましょう。
 
 (徐(しず)かなること林の如く)


 いざ侵攻するときは、
  火のように熾烈に戦います。

 (侵略すること火の如く)


 一度動くまいと決心したら、
  敵に挑発され攻め立てられても、
  山のように落ち着いて、
  自陣を堅守しなくてはいけません。

 (動かざること山の如く) 

続きがあります

味方の進退や駆引は、
 影にあるものがわかりにくいように、
 敵に察知されにくくします。

 (知り難きこと陰の如く)

兵を動かすとなると、
 雷が鳴り渡るように猛烈果敢、
 全力をもって敵に突進しなくてはいけません。

 (動くことライテイの如し)
スポンサーサイト

人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり

人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり
 ひとはしろ、ひとはいしがき、ひとはほり、
  なさけはみかた、あだはてきなり

信頼できる「人」は
 「城」にも匹敵する

武田信玄(たけだ しんげん)
 1521年~1573年戦国時代の武将。
 上杉謙信と繰り広げた「川中島の戦い」が有名。


戦国最強と謳われた信玄率いる武田軍。
彼らは堀一重だけの、
 城と呼ぶには小さな館に居を構えていました。

信玄は、
 信頼できる「人」の集まりは、
 強固な「城」に匹敵すると考えていたそうです。

ただし、

「人」は、
 
情をかけると
 味方になる


不信感を与えると
 敵になる

  
と戒めてもいます。

また
 「信頼してこそ、
  人は尽くしてくれるもの」

 という言葉も残しています。


信じてほしいなら、
 自分から先に相手を信じなければならない


信玄は
 積極的に「人」に話しかけたそうです。

しかし、
 信じた分だけリスクが高くなるのが世の常、
 戦国時代に裏切られる代償は現在の比ではありません。

信玄ほどの権力者なら、
 リスクを避け、
 恐怖で「人」を服従させることもできたはずです。

それでも信玄は、
時に頭を下げ、
 自分から先に「人」を信じようと
 心がけたそうです。

この姿勢に、
 周りの「人」のモチベーションが
 上がらないわけがありません。


信玄の人柄を慕って大勢の猛者が集まり、
 天下一の軍団が誕生します。

彼らの強みは、
冷たい戦国時代における
 温かい信頼関係だったといえるでしょう。



さておき・・・、
現代にも「企業は人なり」という言葉があります。

戦国時代の軍団も、
 現代の企業経営も「人」の集団であることは変わりません。

「人」は
体温が低いと抵抗力が落ち、
 病気にかかりやすくなります。

集団も同じで、
 低体温だと
 外圧や内部の相互不信という病に蝕まれていきます。

「人」の会話からは
 熱が生じ、
 表情から温もりを感じ合い、
 集団は活性化していきます。


その反面、
例えば
メールは
 とても便利ですが、

無機質なテキストからは
 どうしても温もりが伝わりにくく、
 それだけでは
 集団の平熱は下がってしまいがちです。


現代の名将、
 松下電器産業創業者の松下幸之助(※1)はこんな言葉を残しています。

「経営者にとって大事なことは、
  何と言っても人柄やな。
結局これに尽きるといっても、
 かまわんほどや。
まず、
 温かい心というか、
 思いやりの心を持っておるかどうかということやね。」



熱をもった自分の言葉で語り、
 自分から相手を信じられる経営者の周りには
 信頼できる「人」が集まってきます。

逆に最近では、
 いつも黙っていて、
 直接部下に伝えればよい不満等を、
 せっせとブログやツイッターに書き込んで、
 なぜか全世界へ向けて発信してしまう経営者もいます。

「人」を信じられない経営者に、
 信頼できる「人」は集まらないでしょう。


冷静に費用対効果を図る企業経営の中にも、
 温かい心が通っていなければ
 「人」は「城」にはなりません。


これは
私たち一人一人の信頼関係にも通ずることで、
 信玄の言葉が
 時代を超えて愛され続ける理由ではないでしょうか。

検索フォーム
最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
FC2オンラインカウンター ここから --> 現在の閲覧者数: