日本語で書かれた美しい詩ベスト1

2011年08月24日 [美しい日本語の作品, 詩]

もし、日本語で書かれた一番美しい詩は?

と質問されたら、
 ちゅうちょなく挙げる作品があります。

日本語で書かれた美しい詩ベスト1、
 それを書いた人は意外にも詩人ではありません。
兵士であり、
 学生であった、無名の若者です。

せっかくの機会ですから、全文を引用してみますね。




水汲み

はだしの少女は
髪に紅い野薔薇を挿し
夕日の坂を降りて来る。
石だたみの上に
少女の足は白くやわらかい。
夕餉の水を汲みに
彼女は城外の流れまでゆくのだ。
しずかな光のきらめく水をすくって
彼女はしばらく地平線の入日に見入る。
果てしもない緑の海の彼方に
彼女の幸福が消えてゆくように思う。
おおきな赤い大陸の太陽は
今日も五月の美しさを彼女に教えた。
揚柳の小枝に野鳩が鳴いている。
日が落ちても彼女はもう悲しまない。
太陽は明日を約束してわかれたからだ。
少女はしっかりと足を踏んで
夕ぐれに忙しい城内の町へ
美しい水を湛えてかえってゆくのだ。

作者は田辺利宏さん。

ご存知ない方が多いかと思いますが、
 昭和16年に華中で戦死した方です。

この詩は、「きけ わだつみのこえ―日本戦没学生の手記 (岩波文庫)」に収録されています。

大陸とはもちろん中国大陸ですよね。
戦争で死んだ若者が、
 これほどまでに美しい詩を書いていたことを思うと、
胸が痛みます。

ひょっとすると、
 この詩は日本どころか、
 世界で最も美しい詩かもしれません。
そう言いたくなるほど、
 あまりにも言葉が自然に輝いている。

この詩の力は、
 作者が詩を書こうとしたのではない、
 そのことから来ています。

あとわずかしか生きられない若者が、
 健やかな生命賛歌を素直に表出したら、
 それが詩になってしまった、
 それがこの詩の全詩学を構成しているのです。

というか、
 詩学のない詩、
 それが「水汲み」に他なりません。

詩論、修辞学、表現技法などから、
 まったく無縁な詩だからこそ、
 この詩は美しいのです。

人間の生命力への祝福という形で花咲いた言葉の祝祭。

作者の田辺利宏さんは、
まさか、
 戦後、
 日本の詩が衰弱の一途をたどるとは、
 予想さえしなかったでしょう。

日本人は、
 言葉について、
 詩について、
 根底から、
 考え直さなければいけない時が、
 今きていると「水汲み」を読んで痛感しました。
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おいしさを伝える表

酒の肴・つまみの味

◦熱い熱い、香ばしい玉ねぎのフライにウスターソースを振りかけ、ビールでかぶりつく

◦飲酒はマイナス面も多いが、
 それによって食べ物の幅も広がり、味の深さも知ることが出来る。


◦ウニ、イカ、マグロ、そんな肴が膳の上に並んでいる。・・・酒の味がうまかった。

◦思ったよりもはるかに淡泊で、先付にふさわしい味わい

◦燗にすると酒の味が活性化して一緒に食べるものの味を引き立てる

◦これを肴にちびりちびり飲む酒は絶品である

◦桜海老を干したのをさっと油で軽くから揚げにして、
 パプリカの類を振りかけたツマミは実にビールに合う

◦酒の肴に最適な珍味

◦酒の肴にできないこともないが、
 よほどの酒でなければ負けてしまいそうな上品で豊かな味

◦チーズとワインの相性のいい組み合わせ。
 フランスではこれをマリアージュ(結婚)という。
 ミルクを発酵熟成させたチーズは、
 ブドウを発酵熟成させたワインの最良のパートナーというわけだ。

◦日本酒が止まらない

◦ビール片手に牡蠣を100個食い

おいしさを伝える表現

日本酒の味

◦「コクがある」のは酒飲みには迷惑な話であって、
  そんな酒は常用に適しない。
 コクがなくてさらりとした味に、
  清い香気と色こそが一番大切であると思う。

◦味わいのボリューム感からすると精米歩合の高い方、
 つまり純米酒のような大吟醸よりも安いお酒の方が味わいが濃く、
 奥深さが感じられる

◦後味にやはり苦味は残るが、
 スパッと切れてしまう苦味

◦アルコール度数が上がることで、
 第一印象のボリューム感がますます大きくなって口中の熱感も強まる

◦一杯目をグーッと一口で飲む。
 身震いするほどの快感が全身を駆け巡る。

◦(熱燗)咽喉を流れていったやつは腸の底まで沁みわたるような気がした

◦旨み、酸味がすべてこぢんまりとまとまり、バランスが取れている。
 苦味が少ないので味わいもなめらかで余韻もクリーミー。

◦甘味を含んだボディがしっかりして、
 でもごつい感じではなく柔らかな味わいの印象

◦元来、酒は祭りに用いられる神聖な飲物だった

◦口当たりのよさでわっさわっさと飲む

◦口に入れた瞬間、
 冷たくてフレッシュなだけかと思ったら、
 そうでもなくて、
  冷たいながらも、ねっとりと全体にまとわりつくような質感がある

◦口に含むと、甘い香りが鼻をついて広がる

◦蔵出しの芳醇は酒

◦クリーム系の印象の香りをもっている酒は、
 甘みと旨み、酸味、苦味がすべてバランスよく、
 まんまるいイメージの酒になりがち

◦コップになみなみと冷酒をついだ。グッとあけてパッと散る。

◦米の匂いがする素朴な辛口の地酒

◦盃をあげて、ちょっと中の模様を見て、ぐびりと飲む

◦酒を飲んで、ようやく一息つく

◦さりげない高笑いは、お酒とともにハラワタに沁みてくる

◦新酒のときには荒々しくさえ感じる苦味や酸味が、
 時を経てバランスよくまとまってくる

◦常温のときに比べると全体的にこぢんまりとした印象。
 常温では酸がふくよかだったが、
 冷やすことによりとてもさわやかな印象に変わった。

◦前半の甘みが、上品な和三盆のような印象。
 それほど甘くないけど滑らかさがある。
 口の中で柔らかく溶けていく様な感じで、バランスが取れている。

◦前半の甘みは少なく、中盤からじわじわと旨みが広がる。
 旨みと甘みのミックスされた味わいで味の幅のふくらみを感じる。
 酸は少ないながら旨みの中に溶け込んでいるようで、
  旨みを増長させるというか、膨らませるような感覚。
 苦味は少なく、逆にアルコールのシャープさがある。

◦ただ上等だけではすまない酒。
 口に当たるものがない。
 おそらく最高の文明は田園に都会人が生活することを許すものなので、この酒にはそれがある。

◦第一印象からすぐ広がる旨みと、ふくらみのある乳酸的な酸味で、
 苦味も結構ボリューム感があり、コクを感じさせる

◦第一印象から広がる旨みのボリューム感がよりスマート。
 だから酸がフレッシュに感じられる。
 旨みというよりどちらかというと心地よい苦味と酸味が合わさる。
 酸がクリアな印象になるわけ。

◦第一印象がスマートな酒は雑味が少なく、クリーンに感じられる

◦第一印象にふわっとした甘みを感じる

◦第一印象のボリューム感はそれほど強くなく、
  わりとスマートで滑らかだが、うまみはしっかりしている。
 余韻にうまみと苦味が広がり、バランスが取れている。

◦大吟醸の醍醐味は、
 華やかな香りと、爽やかな酸とシャープな苦味にある


◦当時、生々しすぎて飲む気になれなかった失敗作を持ち出し、
 再び味わってみたところ、たまげる!
 滝が養老の酒に変わったみたいなものだった。

◦苦味が清涼感を与えている

◦苦味もフレッシュで、後味が非常にドライ。
 だから、酸と苦味がさわやかなイメージをもたらしている。

◦能登は酸の多い酒を作る地域。
 しかし全体が甘みで包まれた酸なので、柔らかく感じる。
 アミノ酸の旨みも柔らかい。
 甘みを比較的残した、ふくよかなタイプの酒が多い。

◦晩酌二合を長い時間かけて飲むのが私の楽しみ

◦ふうわりと典雅な味が、口いっぱいに広がって膨らむ

◦フレッシュな酸を感じる。
 第一印象はスマート。
 しかし、
  酸があるので軽快。
 味わいの後半は酸味に旨みが合わさって、ふくらみが感じられる。

◦本醸造はキレがあってシャープ。
 旨みが広がっても後味はスパッと終わる。

◦まったりとコクのある意外な美酒へ変質していた

◦まろやかで丸みを感じる。
 柔らかいけどボリューム感はある。

◦山田錦が一番シャープに感じる。
 酸味、苦味がよりはっきりと感じられ、全体的にクリーンな印象。

◦山田錦には固い印象があり、
 苦味と酸味が少しバラバラに感じてしまうようなところがある

◦山田錦は一本筋が通った固さが感じられ、しっかりした酒質

おいしさを伝える表現

いちご大福の味

◦イチゴがじゅわっとはじける
◦嫌味な甘さがなく、苺の爽やかな酸味が残る逸品
◦大粒Lサイズのいちごが、ふわふわの白い求肥でやさしく包まれている
◦かわいい!食べるのがもったいないとはこのこと。
◦新鮮でジューシーなイチゴの酸味と、あっさり白あんの甘みのバランスが絶妙
◦大福1個の大きさ、餅の柔らかさ、餡の甘さ イチゴの新鮮さ、全てが完璧
◦大福が中心でイチゴはおまけに入ってるという感じでイマイチ
◦入ってる苺の大きさと甘さにビックリ
◦一口いただくと赤いイチゴが顔を出して、目をびっくりさせられた
◦もちの甘さとイチゴのピリッとした刺激がたまらない
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