スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「てにをは

「てにをは」の使い方
 
「てにをは」とは、助詞の古い呼び名です。
昔、漢文を読む際、漢字の周囲に点を打ち、
 その位置で読み方を示す方法があり、
 左下から順に四隅をテニヲハとあてたことに由来します。
 
元来は、助詞だけでなく、助動詞、接尾語など、
 補助的な働きをするものの総称でした。
 
明治の辞書・言海は語法指南(文法解説)のページに品詞名として掲げ、
 本文で「行きて見る」「馬に乗る」「花を見る」「風は吹く」と例を挙げています。

要するに、「は」「を」「が」「も」「に」など、
 語句と他の語句との関係を示したり、
 文章に一定の意味を加えたりする言葉が、「てにをは」と呼ばれます。

「てにをは」の使い方を誤ると、
 文章のつじつまが合わなくなったり、 
 ニュアンスが異なってくるので要注意です。

●例
「彼が帰ってきたら、教えてください」
「彼も帰ってきたら、教えてください」

 上の文では、彼一人が発言者の用のある対象です。
 が、下の文では、彼だけでなく他の人にも用があるというニュアンスが生まれます。
 この程度の「てにをは」の使い分けなら、誰でも無意識のうちに正確にこなしているでしょう。

 ただ、「てにをは」の中で、使い分けが難しいのが「が」と「は」です。
 ここでは、この二つに絞って解説します。

 「が」は好きなこと、能力、希望などに使います。また「は」より新しい情報に使います。
 「は」は、比較したり区別したりする場合に使います。

●例
 私は本を読むことが好きです。
 私は本を読むことは好きです。

 上の例文を比較してみましょう。
 「本を読むことは好きです」と書いた場合、複数ある好きなモノの1つとして好きだというニュアンスになります。
 「が」を使った場合の方が、好きだという感情が強く伝わります。

●例2
 私は一冊の本を30分で速読することができます。
 私は一冊の本を30分で速読することはできます。

 「は」を使った場合、速読することはできるが、他の何かができない。
 あるいは、本を30分以下の短時間で速読することはできないような印象を与えます。
 「が」を使った文章に比べて、自信が無いような感じになります。

●例3
 彼が会社にやってきた。
 彼は会社にやってきた。

 「が」を使った場合は、彼がたったいま会社にやってきたような意味になります。
 一方、「は」を使った場合は、彼が会社にやってきたのは、少し前のような意味になります。
 また、「が」は彼を見ている人が語っていて、 「は」は誰かが回想しているように聞こえます。
スポンサーサイト

「に」と「へ」

「に」と「へ」には、
 次のようなちがいがあると言われる。

に……動作の到達点を示す

へ……動作の方向を示す

ところが、
 ほとんどの場合、
 「に」と「へ」を入れ換えても、
 意味は通じる。

【例】

〔1〕大臣がアメリカに(へ)行く。

〔2〕犯人が現場に(へ)立ち戻る。

〔3〕医師が患者に(へ)薬を投与する。

ただ、
 入れ換えるとニュアンスが変化する。
このニュアンスのちがいは、
 次のように説明されることが多い。

へ……ただ「方向」を表す

に……他のどこ(どれ)でもない「対象」を表す

 
【例】の〔1〕は、
 「へ」なら「方向としてのアメリカ」をただ表すだけだが、
 「に」なら、「イギリスでも中国でもないアメリカ」
  というニュアンスがこめられることになる。

なお、
 【例】の〔2〕〔3〕は、動詞の表す意味から考えると、
 「に」を用いるのがふつうである。

 「へ」でもよい理由の一つは、
  このときの動詞が「(広い意味での)移動(とその方向)」を表している点にある。
 「病院にいる」と言えても「病院へいる」と言えないのは、
 「いる」がこの「移動」を含んでいないからである。

「に」と「へ」の違いは?

「福山 に 行きます」
「福山 へ 行きます」
  「に」と「へ」の違いは?

日常生活では
 「福山に行きます」
 「福山へ行きます」

 どちらも使っていて、
 とくに違いが意識されない場合が多いと思います。

国語辞典では、
 「に」には
  (ほかにいろいろな用法がありますが)
  「場所・方角を示す」

 「へ」は
  「動作の方向・帰着点・向けられる対象」を表す

これで見ると方向や帰着点を示す用法は
 「に」と「へ」
 のどちらにもあることになり、やっかいです。

基本的な用法としては
 「へ」は動作の方向を表し
 「に」は到着点を表す

 と教えているようです。

日本語の教科書などは
 「方向」と「目的地点」の区別を守って
 助詞を使っていることが多いと思われます。

こうした違いはあるものの、
 行き先を示す時は両方使う、
 ということになります。

国際交流基金の『基礎日本語学習辞典』では
 「に」の用法として
   「移動の方向や到達するところを表す」
 「へ」を使うこともある」と注記しています。
   「移動の方向を特に意識して言う場合には

  印象としては、
   若い人は「東京に行く」
       「うちに帰る」
   のように「に」を使うことが多く、

   年配者は「東京へ行く」
       「うちへ帰る」が多いように感じます。

  「田中さんに渡す」
  「田中さんへ渡す」は両方使いますが、

  若い人には「に」がより多く使われるように思いますが、
  数量的に調査したわけではありません。

表現が高度になった場合に違いがあるようです。

「へ」の場合は
  「駅へ行く途中」という意味で
  「駅への道」という言い方があります

「に」の場合は
  「駅にの道」とは言わないようです。
  これは駅に行くという移動の方向にある道をさす

 「に」より「へ」のほうが適切だからという意識が働くのかもしれません。

「に」と「へ」

「に」と「へ」

次のようなちがいがあると言われる。

 に……動作の到達点を示す

 へ……動作の方向を示す


ところが、
 ほとんどの場合、
 「に」と「へ」を入れ換えても、意味は通じる。

1.大臣がアメリカに(へ)行く。
2.犯人が現場に(へ)立ち戻る。
3.医師が患者に(へ)薬を投与する。
 
 入れ換えるとニュアンスが変化する。
 このニュアンスのちがいは、
  次のように説明されることが多い。
 
へ……ただ「方向」を表す
に……他のどこ(どれ)でもない「対象」を表す
 
1.は、
 「へ」なら、「方向としてのアメリカ」を表す
 「に」なら、「イギリスでも中国でもないアメリカ」
       というニュアンスがこめられることになる。
 
なお、
1.2.は、
 動詞の表す意味から考えると、
 「に」を用いるのがふつうである。
 「へ」でもよい理由の一つは、
  このときの動詞が「(広い意味での)移動(とその方向)」を表している点にある。

 「病院にいる」と言えても
 「病院へいる」と言えないのは、
  「いる」がこの「移動」を含んでいないからである。

格助詞「へ」「に」

格助詞「へ」「に」

 方向を表す 「へ」 と
 帰着点を表す「に」 は、

 特に最近では、両者を入れ替えて使うことが多くなっています。

「東京へ行く」
「東京に行く」、
「右に曲がる」
「右へ曲がる」、
「いすに座る」
「いすへ座る」などです。

私などは個人的には
 ×「いすへ座る」
  では落ち着かない気がします。

では、次のような言い方はどうでしょうか。
いずれも動作の対象に対して「へ」「に」を使っています。

(5) ○ 友だち に プレゼントをあげる。
   ? 友だち へ プレゼントをあげる。

(6) ○ 彼 に メールを打つ。
   ? 彼 へ メールを打つ。

私は
 「に」を使いたいほうですが、
 皆さんはいかがですか。

 「友だちへ」「彼へ」と方向性を強調すると、
 「へ」でも可能になるのかもしれません。


次のような場合は「へ」しか使えません。

(7) ○友だちへのプレゼント
  ×友だちにのプレゼント

(8) ○彼への手紙
  ×彼にの手紙
検索フォーム
最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
FC2オンラインカウンター ここから --> 現在の閲覧者数: