中国人の気質

中日春秋(朝刊コラム)
2014年11月13日

中日春秋
 「中国人の気質は、例外なしに妥協と折衷を好みます」と語ったのは、中国近代文学の父にして偉大な思想家の魯迅であった

▼「もしあなたが、この部屋はとても暗いから窓を作ろう、と言ったとしても、だれもそれを許さないでしょう。だが、いっそ屋根をぶち壊そうと言い張ったなら、彼らはすぐに妥協して、窓を作る気になることでしょう」(『魯迅の言葉』平凡社)

▼その中国を相手に、米国はどんな駆け引きをしてきたのだろう。米中の首脳がきのう、地球温暖化を防ぐため、温室効果ガス削減の新たな目標で合意した。世界で排出される温室効果ガスの四割を占める米中両国が、遅まきながらも一歩を踏み出したわけだ

▼いや、そもそも削減とは言っても、中国政府が基準とする統計自体が怪しいのではないか。中国政府は自国のガス排出量を、実態よりもかなり低く公表している。そんな指摘も出ている

▼それでも、気候変動をめぐる国際協議で消極的な態度をとり続けてきた米中両国が態度を変えつつあるのは、間違いない。ガス排出界の東西の両横綱が交渉の土俵に上がろうというのだから、大関格の日本も勝負に向けて腹を決めないと、恥をかく

▼とにかく歩み寄りを重ね、行き詰まっている「環境外交」に、窓を開けなくてはならない。さもないと、地球という家は繕いようもないほどに壊れてしまうだろう。
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世界の大気汚染ワースト10

【コラム】夕歩道 2013年1月19日

目覚めてマンションの外を見ると、
 一面の雪景色ならぬ、
 黄色っぽい砂漠のよう。

七年余も前の北京勤務のころだが、
 青空駐車の車の屋根には一センチ近くも砂が。
黄砂に混じって微小な有害物質も。
 
北京特派員の同僚は最近、
 「せきや鼻水が止まらぬ」と。

筆者自身、
 帰国後に声が出にくくなり、
 結核と診断されて肝をつぶした。

精密検査で疑いは晴れたが、
 呼吸器のダメージは相当なものだ。
 
世界の大気汚染ワースト10に、
 北京や重慶など
 中国の七都市がランクインとか。


経済発展に伴う環境汚染や公害は、
 日本もいつか来た道。

他山の石とし、
 中国も成長至上主義から決別の時だろう。
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