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動詞を使って気持を表現する

うれしかったです

きょうの田中くんはサッカーで大かつやくでした。
そこで、日記に次のように書きました。

うまくゴールが決まりました。
うれしかったです
結果(けっか)は1対0でぼくたちのチームの勝ちでした。
うれしかったです



「うーん、『うれしかったです』ばっかりだなあ……。」と
田中くんはつぶやきました。

自分の文章が気に入らないようです。
たしかに、
 
これでは
 本当にうれしいという感じが
 出ていません。


そこで、
田中くんは、
 「すごく」や「とても」ということばを
 つけ加えてみました。


うまくゴールが決まりました。
すごくうれしかったです。
結果は1対0でぼくたちのチームの勝ちでした。
とてもうれしかったです。



これでも、
やっぱりうれしさが表れていない
 田中くんは思いました。
いったいどうすればいいのでしょうか?



「ような」「どきどき」を使うと?
田中くんが考えこんでいると、
 お母さんがお茶を持ってやって来ました。
お母さんは、
 田中くんといっしょに、
 どうすれば試合(しあい)の時のうれしさが出るかを考えてくれました。


「そうねえ……。『ような』を使ってみたらどう? 
たとえば、『空を飛んだようなうれしさでした。』とか、
『王様になったようなうれしさでした。』とか……。」
「それはへんだよ。空を飛んだような気も、王様になったような気もしなかったよ。」

田中くんはまだなっとくできません。
お母さんは、また考えてくれました。

「じゃあねえ、『どきどき』のようなことばを使ってみたら? 
『どきどきするほどうれしかったです。』とか、
『ぞくぞくするほどうれしかったです。』とか……。」
「でも、それも『うれしかったです。』という言い方で終わってしまうよ。」


田中くんも、お母さんも、こまってしまいました。


「○○ました」を使ってみよう

しばらくして、
お母さんは何か思いついた顔つきで言いました。
「サッカーでゴールを決めた時、
 あなたはどういうようすだったの? 
それをそのまま書けばいいんじゃない?」


田中くんは、
サッカーの時のようすをもう一度思い出してみました。
そして、こう書き直してみました。

うまくゴールが決まりました。
ぼくは「やったあ。」と大声を上げて、
みんなと手をたたき合いました。
結果は1対0でぼくたちのチームの勝ちでした。
ぼくたちは、だき合ったり、地面をころげまわったりしました。


この文章ならば、田中くんのうれしさがよくわかります。
 「手をたたき合いました」
 「だき合ったり、
 ころげまわったりしました」など、

「○○ました」という言い方に
 うれしさが表れています。


うまく気持ちが表せない時は、
 「○○ました」を使えば、
 うまく行くことが多いのです。

(早稲田大学非常勤講師 飯間浩明)





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作文の書き方アドバイス

森竹高裕

◆一文を短く書く
だらだらと続く文章は、
 何を言いたいのかわかりません。
一文が一つの意味になるように(一文一義)、
 テンポよく書きましょう。

◆作文を書く前に、4コマ漫画を書く
4コマ漫画は、
 起承転結があります。
作文を書く前に、
 作文の4こま漫画を書いてみましょう。
列べる順番をかえると、
 面白い漫画になることとがあります。

◆思いや考えを書く
生活文でも感想文でも、
 それを通して思ったこと、
 考えたことを書きましょう。
書くことは、
 自分の考えを整理してまとめることです。
したことを順番に列べるだけでは、
 自分を書いたことになりません。

「-さ」
 (楽しさ、悲しさ、嬉しさなど)を書きましょう。

◆気持ちが変わった場面を入れる
物語には必ず主人公の心が大きく変わる場面があります。
作文だって同じ。
人生の主人公は自分なのだから、
 自分の気持ちが変化したところを書きましょう。
これまでの自分との違いをあらわしたいですね。

◆ある部分をクローズアップして描写する
いつもいつも「誰々が何々をしていました」という文の繰り返しは
 読んでいて疲れます。
手や足、
 機械など注目した部分を描くと、
 文章にメリハリが出ます。

◆話題を絞り込む
作文を書く話題を絞れば絞った方が読んでもらえます。
「私の家族」よりも「私のお母さん」の方が、
 それよりも「お母さんの嫌なところ」の方が興味を持ってもらえます。
絞り込んだ話題について、
 細かく描いていくのがいいです。

◆五感を文章中に入れる
目(視覚)・耳(聴覚)・手(触覚)・鼻(嗅覚)・口(味覚)
 の五感を入れたいですね。
音が入ることで、
 文章が生き生きとしてきます。

◆意見文は「なたもだ」
自分の意見を書くときには「なたもだ」を使いましょう。
「なたもだ」とは、
 自分の意見を述べたあとに、
 それに付け加える働きをするものです。

な:なぜなら、
た:たとえば、
も:もしも、
だ:だから

◆書くことへの抵抗を減らす
作文を書くのが嫌な人は、
 始めにこんなことをしてはどうでしょう。
 
A 作文用紙に4マス一文字書く
  作文用紙の4マス分に一文字を書きます。
  あっという間に一枚できあがり。
 
B 好きなことを書く
  今の気持ちを書きます。
 「嫌だな」「早く終わりたい」何でも作文になりますね。

◆金太郎飴にならない
作文を書くといつも誰が書いても、
 同じ内容になることがあります。
優等生の書くような作文ですね。
もっと自分の本音を出した方が、
 人に読んでもらえます。
こんな作文は金太郎飴みたいですよ。
 
自然:私たちの大事な地球だから、自然を大切にしたい。
 
友達:思いやりの気持ちを持って、協力しながらやっていきたい
 
ゴミ:リサイクルをもっとしよう。ごみを減らしたい。

◆感動を書く
・人は人から学ぶ
・小さな感動
・自分を変えたもの

◆書き始め
作文の書き始めは、
 「何だ?」「おもしろそう」と思ってもらいたいですね。
こんな書き始めはどうでしょう

 ・場 面:「誰もいない運動場。ぼくの影だけがうつっていた」
 ・ぐ ち:「あーあ。もう1回やるのか」ぼくは思わず言ってしまった。
 ・動 詞:「白い息がはずんでいる」
 ・セリフ:「なんてことするの?」
 ・もしも:「もし私がお母さんだったら、何と言っただろう」
 ・きっと:「きっと死んでいたにちがいない」
 ・いばって:
 ・つぶやき:「どうせ私なんか…」
 ・歌うように:「うれしなったら、うれしいな」


◆話し言葉やクライマックスから書き始める
話し言葉やクライマックスから書き始めると、
 読む人は
 「何をしているところだろう」
 「この先どうなるのだろ」ととても興味を持ちます。

作文の書き始めに興味を持ってもらえれば、
 最後まで文を読んでもらえます。

◆書き終わり
作文の書き終わりで困ったことはありませんか?
読んだあとに余韻(よいん)が残るような終わり方を工夫したいですね。
 
・場 面:「あとには海鳴りの音だけが聞こえていた」
 
・質 問:「どうぞ、誰か教えて下さい」
 
・疑 問:「ぼくの苦労は、いったい何だったのだ?」
 
・セリフ:「みんなぁ、どうもありがとう」
 
・ため息:「あー、やってられないよ」
 
・まとめ:「~ということで、私は~だと考えます」
 
・突然終わる:
 
・ひっくり返し:「というのは、全部ウソだよ」

36.「どこが好き」・「どこが嫌い」を言える能力

「好き」となったら、何もかもが好き
「嫌い」となったら、存在そのものが許せない
友達と付き合うのに、一番愚かな姿勢です

なぜなら
 こうした激しく単純な感情は
 あっという間にひっくり返ってしまうものだからです

反対に
 好きとか嫌いとかではなく
「こういう面もあるよね」
「ああいう面もあるよね」と

人を多面的に見ることができる子は
 自然に
 「あの子のこういう面は好きになれないけれども
 こういう面は尊敬できるな」と
 判断することができます

たとえば
 アイスクリームを語るのだとしたら

その味は
色は
口当たりは
アイスクリームを美味しいと思っている自分は
いろんな角度からアイスクリームを語れる子こそ
味のあるいい作文が書ける子なのです


たとえば
「あの子はけんかっ早くて乱暴だけども
 小さい子や動物には優しい」
「宿題もやってこないし
 忘れ物も多いし
 だらしないところがあるけれども
 足が速くて運動神経は抜群だ」

つまり
 何かしら友達のいいところを発見することができるのです


好きとか嫌いなどという
一番、原始的で単純な価値観で人を判断してしまうと子は
友達にはいろいろな面があることを見逃してしまいます

一方
 あらゆる角度から人を見て判断できるこは
好奇心を持って友達のいろいろな価値を見出すことができます

このように
作文がうまい子は
人のさまざまな面を見る力によって
尊敬できる本当の友達を見つけることができるのです


32.友達の気持ちがわかる理由-観の力

人を喜ばせる言葉を知っている

友達は、多ければ多いほど良いというものではありません
上辺だけの友達ばかりだったとしたら
 人生の糧にはなりません

そりよりも
たとえ数は少なくても
 心を許し
 尊敬し合える
 友達がいたほうが
どれだけ人生を豊かにしてくれるかわかりません

作文のうまい子は
その場の条件に適応した
 言葉を選ぶ力に優れているからです


たとえば
 あなたは自分のことを何と呼んでいますか


 わたし ぼく わたくし おれ わし あたし うち
 あるいは ゆみちゃん みか
 などと、自分のことを名前で呼ぶ人もいます


日本語とは
 すごいものです

すぐにおもいつくだけでも
 これだけの言葉があります

ほかに
 男言葉を使うか
 女言葉を使うのか
 若者言葉や
 流行語を多用するのか
さらに
 何を語るのか

いずれにしろ
 物事を要約する力
 物事の意味をつかむ力が必要となります

一番大事なことは何か

要するに
 それはどいう意味なのか
それをパッとつかんだ上で
 一番的確な言葉を選んで表現していく

24.作文がうまい子が「算数もよくできる理由」

作文力=国語力+算数力

作文が上手い子は、算数が得意です

いったいどうして?

要するに、作文がうまい子は、
 勉強すべてが得意だってことなのね!

「作文がうまい子は勉強ができる」というほど
 単純なものではありませんが
「作文のうまい子は頭がいい」のは確かです

前項でも説明したように
1.ものごとを多面的にとらえる力
2.論理的に考えることのできる力
3.本質を見極めることのできる力
4.自分の意見や思いを、
 じょうずに人に伝えることのできる力
5.豊かな感性で、人の気持ちを理解する力

が身についているはずだからです

作文のうまい子は算数が得意である、と。

その理由は、二つあります

一つは
作文がうまい子は、算数の文章問題を難なく理解できる
 ということです

 じつは最近、算数の文章問題を理解できないという子供が多いのです
 問題の意味がまったくわからない
 または深く考えすぎて正解にたどりつけない
 ということも往々にしてあるのです

 うちの子、計算問題は得意なんだけど
 「文章問題が苦手なのよ」と
 思い当たるのではないでしょうか

なぜなら
 文章問題における数字とは、場面。
言うなれば、

文章問題とは
 一つのストーリーであり
式を立てるというのは
 そのストーリーをもっと
 凝縮した形で要約する作業だからです
 

ストーリーを読み解けない子
つまりその文章問題が何を言おうとしているのか
何を求めているのかがわからない子に
文章問題が解けるわけはありません


二つ目は
作文がうまい子は
 論理を積み上げて問題を解いていく
 算数的なものの考え方そのものが得意だからです

よく文系、理系という言い方をします
「作文が得意なの?
 じゃあ、あなたは文系なのね」
「国語が苦手?
 じゃあ、あなたは理系なのね」

学校の進路相談などでも
 こうした「アドバイス」にもならないアドバイスを
 受けることは、よくあると聞きます

「国語が得意だから文系」
「算数が得意だから理系」
でも、これはじつに軽率な分類の仕方というべきです
人間の能力は、そんなに簡単に区別できるものではありません

たとえば、医者。
イメージとしては理系でしょうが
 それにも関わらず
 作家として成功している人が多いことは
 よく知られていることと思います

森鴎外 なだいなだ 北杜夫 鎌田寛
渡辺淳一 手塚治虫

彼らは理系でしょうか
それとも文系でしょうか

このように
一人の人間を文系・理系で分けてしまうことほど
あさはかなことはないのです

「名文」と呼ばれる文書は
じつに緻密に計算されているものです

名文は、感性だけで書けるものではありません
「ここにはこの言葉、次に来るのはこの言葉」と
 建築にも似た作業の果てに生み出されていくものです

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