三国志

3つの国とは 
 中国の三国時代(西暦200年前後)のお話です。
 ストーリーのはじめは後漢時代(ごかんじだい)末期から始まります。

 三国時代は
  魏(ぎ)
  呉(ご)
  蜀(しょく)
 
  の三国からなります。
  ちなみにこの頃の日本は弥生時代、
  ヨーロッパではローマ帝国の時代。



三国の君子(大将)は

【魏】曹操(そうそう)
 冷血だが優秀でかつ有能な部下を登用する。
 日本でいえば織田信長か。

【呉】孫権(そんけん)
 親・兄から受け継いだ国を堅実に経営する。
 日本でいえば北条氏康か。

【蜀】劉備(りゅうび)
 人徳があるため人が集まってくる。
 日本でいえば豊臣秀吉か。


主人公
 ”劉備(りゅうび)”が物語では基本的に主人公。
 
 最近では”曹操(そうそう)”を主人公にした本などもあります。
 
 劉備が亡くなってからは、
  軍師(参謀)諸葛孔明(しょかつこうめい)が主役として活躍します。
 また、
  劉備の義兄弟 関羽(かんう)も隠れた主役といえます。


概略
 ・後漢末期の群雄割拠の中、たくさんの人物が覇を争います。
 ・覇権争いに勝った"曹操"、"孫一族"、そしてもともと草履売りだった"劉備"が
  最終的に一国の君主となります。国が3つに分かれます。【三国時代到来】
 ・劉備亡き後、諸葛孔明が跡をついで魏(ぎ)と戦う
 ・諸葛孔明亡き後、三国が滅びて新王朝・晋によって中国が統一される

 という物語が三国志演義では非常に大きなスケールで描かれています。


最低限知っておくこと
 最低限これらを知っておけば三国志好きの友人と話しが出来ます。

・桃園の誓い(とうえんのちかい 
 桃園結義(とうえんけつぎ)ともいう)


 劉備は、最強に強い”張飛(ちょうひ)・関羽(かんう)”という二人と
  桃の花の咲く場所で義兄弟(ぎきょうだい)[血の繋がりはないが意気投合し
  兄弟の誓いを立てること]になります。

 三人は固い絆で結ばれており
  ”生まれたときは違っても死ぬときは同じ”と考えていました。

 ちなみに、【関羽】の読みは[せきう]ではありません[かんう]です!!
 この人は文武ともに秀でていて、
 しかも、
  非常に仁義にあつかった人物です。
 後の人々は、
  彼を神様として崇めました。
 それがいま各地中華街などにある
  関帝廟(かんていびょう)です。
 魔除けと商売の神様です。

・三顧の礼 (さんこのれい)
 劉備は
  天才戦略家

 ”諸葛孔明(しょかつこうめい)”の存在を知り
  三度足を運んで頼み込み配下とします。
 のちに彼は 
  軍師(ぐんし 参謀)として活躍します。

 彼が提唱する
  (てんかさんぶんのけい)
 ”天下三分の計”

 [中国を三分割しその一つを取る作戦] 

  を行動方針として劉備は天下を狙います。


・・赤壁(せきへき)の戦い
 「赤壁」という場所で曹操(魏)の大軍に対して、
  兵力では劣る劉備・孫権連合軍(蜀&呉)が勝利し、
  その後、
   三国にわかれた三国時代を迎えます。
 ちなみに、
  赤壁の戦いは長江(ちょうこう)を挟んだ海戦でした。
 
 三国志における戦いの一番の見せ場です。
 天下分け目の戦いとして、
  日本で言えば「関が原の戦い」。
 映画「レッドクリフ」はこの戦いを描いています。


・中原(ちゅうげん)
  中国の中心地域(中国古代文化の発祥の地、
  黄河中下流の平原地帯)をいいます。
 このあたりを制すれば天下を取れると考えられており、
  紛争のたえない地域でした。

 三国時代、
  事実上このあたりは魏の曹操が制していました。
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三国志とは何か?

字の示すとおり
 古代中国で国が3つに分かれ成立し滅びるまでの話

架空の話や人物もでてきますが、大筋はほぼ実際の出来事です。
さんごくしの”志”は”史”ではありません。
理由は諸説(いろいろ)あるようですが
 ”志”は記録という意味もあるらしいので
 ”三国の歴史 「三国史」”ではなく
 ”三国の記録 「三国志」”となるようです 。

最近では
 ”国”が”國”、
 ”志”も”誌”になって表記されたりします。

※古代とは紀元180年代- 280年代頃で、後漢(末期)・三国時代です。
※ちなみに、韓国にも三国時代があり、
 その書が「三国史」です。混同されませんように。


 コアなファンは以下2つの差を強く意識しています。
 物語と歴史書では、厳密な内容が異なります。

1.物語・小説
 元(げん)末期(西暦1300年代後半)
 「三国志演義(さんごくしえんぎ)」
 羅貫中(らかんちゅう)作 

 三国志といえばこちらが一般に語られます。物語です。
 史実を元に物語化されていますので少し脚色・フィクションが強いです。
 そのエンターテイメント性を兼ね備えた出来の良さが人気の秘密です。

 『西遊記』、『水滸伝』、『金瓶梅』(or『紅楼夢』)と共に、
 中国四大奇書の1つと称される名作であり、
  世界中で訳されて楽しまれています。

2.歴史書
 晋(しん)時代(西暦200年代後半)
「三国志(「正史(せいし)三国志」 とよく呼ばれる)」
 陳寿(ちんじゅ)著 

魏書・呉書・蜀書の3つからなる晋の政府がつくった歴史書。
物語のように事件ごとに話しが書かれておらず、
 人物ごとに出来事を記述しています。
いわば人物辞典。
内容は非常に簡素。

同時代の日本の卑弥呼(ひみこ)のことを書いた
 ”魏志倭人伝”(ぎしわじんでん)[卑弥呼が魏(ぎ)に対して
 使節団を送った出来事と日本の情報が書かれています]
 などはこの中に書かれています。


その他
 三国志演義が書かれる以前の南北朝時代 
 宋の文帝の指示で裴松之(はいしょうし)という学者さんが
 (簡素な)歴史書三国志に逸話などを盛り込んで
 ”裴松之の注”として作成しました。

 その他にも民間伝承の本もいろいろあるようです。

三国の主な特徴

「三国の特徴」では
 魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の
 主な特徴と滅亡を簡単に紹介しています。

蜀(蜀漢)の特徴

劉備の人間的魅力と優れた人材
 漢王朝の末裔を名乗った蜀漢の初代皇帝である
  劉備(りゅうび)が築き上げた
  『蜀(しょく)』は
   人口だけを見ても三国のなかで一番小さい国です。
 しかし、蜀を中心に描かれた『三国志演義』の影響もあり、
  現在でも魏・呉・蜀のなかで最も人気のある国です。

 関羽(かんう)、
 張飛(ちょうひ)、
 趙雲(ちょううん)などの豪傑や、

 人気NO.1の天才軍師・
  諸葛亮(しょかつりょう)など優れた人材と、
  彼等だけでなく多くの人に慕われた劉備の人間的魅力が蜀の特徴です。


蜀(蜀漢)の終わり
 263年に劉備の息子である劉禅(りゅうぜん)が
  大軍で攻め込んできた
  司馬昭(しばしょう)の魏に降伏して蜀は滅亡しました。

三国の主な特徴

「三国の特徴」では
 魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の
 主な特徴と滅亡を簡単に紹介しています。

呉(孫呉)の特徴赤壁の戦いの主役の国
 兄の孫策(そんさく)の後を継いだ孫権(そんけん)が
  三国鼎立(ていりつ)の状況を作りあげた『呉』は
  蜀と魏とのあいだを上手く立ち振る舞い、
  立地的に優れた水軍を重視した国です。

 ゼロから作り上げた蜀と魏と違い
  親・兄弟から地盤を引き継いだこともあり、
  両国に比べるとインパクトが弱く評価も今ひとつです
 しかし、三国志最大の見せ場「赤壁の戦い」では、
  主役の国で見事に呉は魏を打ち破りました。

 呉には赤壁の戦いで
  曹操(そうそう)撃破した水軍都督・周瑜(しゅうゆ)、
  「天下三分の計」の立役者魯粛(ろしゅく)、
  智将・陸遜(りくそん)などの登場人物がいます。


呉(孫呉)の終わり
 三国のなかで最後に残った呉ですが、
  280年に孫権の孫である孫晧(そんこう)が晋に降伏して
  三国鼎立の時代が終わりました。

三国の主な特徴

「三国の特徴」では
 魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の
 主な特徴と滅亡を簡単に紹介しています。

魏(曹魏)の特徴

三国志の時代を勝ち抜いた大国
 能力第一主義を掲げ
  政治的にも軍事的にも抜きん出て
  優れた曹操(そうそう)の築き上げた『曹魏(そうぎ)』は
  激動の三国志の時代を勝ち抜いた大国です
 しかし、『三国志演義』では
  曹操をはじめとする魏は悪役として描かれています。

 主要な登場人物は
  覇業達成には欠かすことのできなかった
  曹操を支えた荀彧(じゅんいく)や、
  諸葛亮(しょかつりょう)の最大のライバル司馬懿(しばい)などの参謀役、
  曹操の挙兵時から従った武芸の達人・夏侯惇(かこうとん)などです。


魏(曹魏)の終わり
 蜀を倒した263年の2年後の265年に
  司馬炎(しばえん)が魏主の曹奐(そうかん)を廃し、
  新たに晋王朝を設立したことにより、
  魏王朝はなくなりました。

 そして280年に晋が呉を滅ぼし
  中国全土を統一したことにより、
  三国が戦った時代は終焉します。
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