大和言葉

しごと ・・・ 務め
がんばる ・・・ 倦まず弛まず
おろそか ・・・ ゆるがせ
おろそか ・・・ 徒や疎か
いいかげん ・・・ 徒や疎か
すこし ・・・ いささか
いま ・・・ 今しがた
だいたい ・・・ おおむね
たまたま ・・・ たまさかに
うぜん ・・・ たまさか
ひょっとすると ・・・ たまさかに
ぜひ ・・・ 折り入って
たすけ ・・・ 力添え
ひま ・・・ お手透き
てかげん ・・・ お手柔らか
はんせい ・・・ 省みる
かんどう ・・・ 胸に迫る
よくない ・・・ いかがなものでしょうか
できない ・・・ 致しかねます
じょうだん お戯れ
ありがとう ・・・ おかげさま
ありがとう ・・・ 恐れ入ります
ありがとう ・・・ 痛み入ります
もうしわけ ・・・ 痛み入ります
とうぜん ・・・ ごもっとも
いがい ・・・ 思いの外
おちつく ・・・ 気持ちが収まる
ゆうめい ・・・ 名にし負う
つまり ・・・ つまるところ
けっきょく ・・・ つまるところ
すごく ・・・ 頗る付きに
ぶじ ・・・ つつがなく
もっとも ・・・ むべなるかな
たしかに ・・・ むべなるかな
だきょう ・・・ 折り合う
あんい ・・・ 易きにつく
そのうえ ・・・ あまつさえ
ざんねん ・・・ 惜しむらくは
うまくいかない ・・・ うだつが上がらない
ひとごと ・・・ 身につまされる
おすそわけ ・・・ お福分け
あきれる ・・・ 何をか言わんや
いっしょうけんめい ・・・ 額に汗する
すこしも ・・・ 片時も
もっと ・・・ いやがうえに
ますます ・・・ いえがうえに
よろこんで・・・  やぶさかでない
だらしない ・・・ しどけない
おしゃれ ・・・ おめかし
きれい ・・・ 目もあや
くわし ・・・ つまびらか
こまか ・・・ つまびらか
とくい ・・・ お手のもの
えんりょ ・・・ 心置きなく
きがね ・・・ 心置きなく
ほっと ・・・ 胸を撫でおろす
あんしん ・・・ 胸を撫でおろす
おもいやり ・・・ にべもない
あいそ ・・・ にべもない
そっけない ・・・ にべもない
おもいきって ・・・ 伸るか反るか
いちかばちか ・・・ 伸るか反るか
じゃくてん ・・・ からめ手から
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和ごころ やまと言葉への誘い


01 <いざない  誘い>
    おさそいする。 (お誘いする。)     おまねきする。 (お招きする。)
    ★ 女と男の心のふれあい (触れ合い) ・ 心のあや(彩)は 「心模様(出逢い)」 の頁へ誘います。★


02 <あでやか  艶やか>
    つやがある。 (艶がある。)     いろっぽい。 (色っぽい。)


04 <しらべ  調べ>
    ねのひびき。 (音の響き。)     おとのふるえ。 (音の震え。)


05 <こころくばり  心配り>
    まわりとわれのきもちのゆきき。 (周りと我の気持ちの行き来。)


06 <たおやか  嫋やか>
    しぐさがゆっくりしていて、しなやかでやさしいかんじ。 (仕草がゆっくりしていて、しなやかで優しい感じ。)
    ☆ 漢字で女偏に弱いと書きますが、決してその様な事はございません。 くれぐれも、お気をつけあせばせ。


07 <おくゆかしい  奥床しい>
    たちいふるまいにこころくばりされていて、こまやかさがかんじられ、おもわずひきつけられてしまう。
    (立ち居振る舞いに心配りされていて、濃やかさが感じられ、思わず引きつけられてしまう。)
    ☆ 奥まった閨での出来事であったら・・・・・、何てお考えにならないで下さいます様に。


08 <しなやか  撓やか>
    うつくしく、たおやか。 (美しく、嫋やか。)     やわらかく、はりがある。 (柔らかく、張りがある。)
    ☆ 「イナバウアー」 思わずうっとり、首っ丈。


09 <きらびやか  煌やか>
    きらめくほど、ひかりかがやきうつくしい。 (煌めく程、光輝き美しい。)
    ☆ キラキラ光る装いには、サラサラ熱いお気持ちも。 ピカピカ石だけでは、ちょいと小首を傾けたり。


10 <さわやか  爽やか>
    すがすがしく、こきみよい。 (清々しく、小気味よい。)
    ほどよいあたたかさのなかにひそむすずしさ。 (程良い暖かさに潜む涼しさ。)


11 <すこやか  健やか>
    からだもこころもともにすがすがしい。 (体も心も共にすがすがしい。)
    ☆ すこ しも い や なところが か いまみえない。 (少しも嫌なところが垣間見えない。) 何て。


12 <すがすがしい  清々しい>
    さっぱりしていて、ためらいがなく、きもちよい。 (さっぱりしていて、躊躇いがなく、気持ち良い。)


13 <こきみよい  小気味好い>
    あざやか、あっぱれで、きもちよい。 (鮮やか、天晴れで、気持ち良い。)
    【やまとことば】では『ここちよい』。 こ『気味』よいの『気味』の部分が漢語。


14 <ときめく>
    よろこびもえいで、むねがドッキンキューン。 (喜び萌え出で、胸がドッキンキューン。)
    ★ 女と男の心のときめき ・心のゆれ(揺れ)は 「心模様(夜のしじま(静寂))」 の頁へ・・・・・。★


15 <ときめく  時めく>
    ひごろのおこないがみをみすび、ときのながれ、あわいとむすばれる。
    (日頃の行いが実を結び、時の流れ、間と結ばれる。)


16 <しおらしい>
    シャシャリでず、ややひかえめで、つつしみぶかく、どことなくたよりげなく、かわいい(?)。
    (シャシャリ出ず、やや控えめで、慎み深く、どことなく頼り気無く可愛い。)
    ってな感じの男の子、彼、殿方が近頃、巷(ちまた)でおおございませんでしょうか?


17 <けなげ  健気>
    いさましく、たくましく、すこやかで、しっかりしていて、つよい、さま。
    (勇ましく、逞しく、健やかで、しっかりしていて、強い、様。)
    ☆ 男の中の男?  今は?、昔から?、女の中の女かしらん。


18 <しとやか  淑やか>
    たちいふるまい、ことばづかいがとぎすまされていて、こころおだやかなさま。
    (立ち居振る舞い、言葉遣いが研ぎ澄まされていて、心穏やかな様。)
    ☆ きょう日、そんなお方は何処へやら。探すよりまずは、私(わたくし)・あなたから。


19 <おっとり>
    きもちや、ふるまいがおちついて、ゆったりしているさま。
    (気持ちや、振る舞いが落ち着いていて、ゆったりしている様。)
    ☆ きょう日、そんなお方は世の中から置いてきぼりを食らうのかしらん。イエイエ、そんな事は・・・・・・・。


20 <おっとりがたな  押っ取り刀>
    てにものとらず、あわててかけつけるさま。 (手に物取らず、あわてて駆けつける様。)
    ☆ 同じ 「おっとり」 ??? いつもはおっとりでも、イザって時には押っ取り刀のお方って、とってもス・テ・キ。


22 <つつしみぶかい  慎み深い>
    さいたけていても、ふしめがちで、さしでがましいところがなく、ひかえめであるさま
    (才長けていても、伏し目がちで、差し出がましい所が無く、控えめである様。)
    ☆ こんな、「トローイ」 のって、きょう日、だめかしらん。イエイエ、奥床しゅうございます。


24 <うるわしい  麗しい>
    ふるまい、きもち、すがた、かたちにうるおいがありうつくしくととのっていてこころあたたまる、みごとなさま。
    (振る舞い、気持ち、姿、形に潤いがあり美しく整っていて心温まる、美(見)事な様。)
    ☆ これ又、美しさへの思い入れは、皆さん違うと思われますが、それぞれに・・・・・。


25 <うるおい  潤い>
    ややみずをふくんだかんじでしっとりとしたおもむき。 (やや水を含んだ感じでしっとりとした趣。)
    ゆたかなめぐみ。 (豊かな恵み。)     ふところのゆとり。 (懐のゆとり。)


26 <おもむき  趣>
    ものごとのようす。 (物事の様子。) きもちのありよう。(気持ちの有り様。) ただようかんじ。 (漂う感じ。)
    おもわずむねがじぃーんとあつくなるほど、ふぜいがあり、しみじみとしたあじわいをかんじるさま。
    (思わず胸がジィーンと熱くなる程、風情があり、しみじみとした味わいを感じる様。)


28 <そよぐ  戦ぐ>
    そよそよとかぜがやさしくまい、きぎのはがこおどる。 (そよそよと風が優しく舞い、木々の葉が小踊る。)


29 <せせらぐ>
    こがわのややぬるんだみずが、あさいせをさらさらとみずおとをたててながれる。
    (小川のやや温んだ水が、浅い瀬をさらさらと水音を立てて流れる。)
    ☆ お休みが近づいています。風そよぐ、小川のせせらぎを野山で感じられますかしらん。


30 <かぐわしい 香しい・馨しい・芳しい>
    うっとりする、よいかおりがただよい、おもわずこころがひきつけられる。
    (うっとりする、良い香りが漂い、思わず心が引きつけられる。)
    ☆ お休み間近。新しい緑色の葉々の薫りを目・耳・鼻・口・肌・心で味わえる今日この頃。
      隣の席の貴方は、流れる車の窓から、輪を握るあなたはお休み処でごゆっくり・・・・・。


31 <たなびく 棚引く>
    そらに、きり・かすみ・くもなどがよこにながれ、ただよう。 (空に、霧・霞・雲などが横に流れ、漂う。)
    ☆ 柱の傷、コイさん棚引く姿は何処へやら。コイは鯉に恋心。五月の節句は、柏餅と菖蒲のお風呂?


32 <なごやか 和やか>
    きもちが、ゆったりしていて、おだやかで、どことなくのどかで、やわらいでいるようす。
    (気持ちが、ゆったりしていて、穏やかで、どことなくのどかで、和らいでいる様子。)


33 <やわらぐ 和らぐ>
    こころのもちようが、おだやかになる。 (心の持ち様が、穏やかになる。)
    けしき、もようが、ここちよくなる。 (景色、模様が、心地よくなる。)


34 <はぐくむ 育む>
    だいじに、まもりやしない、たいせつに、きもち・からだをすてきにおおきくそだてる。
    (大事に、守り養い、大切に、気持ち・体を素敵に大きく育てる。)
    ☆ このお休み中、海・山・川・彼女・彼にいだ(抱)かれ、和み・和らぎ・育まれましたか? 未だの方は、是非。


35 <まどろみ 微睡>
    おもわずしばしのあいだ、うとうとふねをこいでしまうこと。 (思わず暫しの間、うとうとと船を漕いでしまう事。)
    ☆ お休み疲れの皆様、ポカポカ日差しについぞうっかり微睡まないで下さいね。


36 <たしなみ 嗜み>
    ものごとへのこころえ。 (物事への心得。)     つねのこころくばり。 (常の心配り。)
    このみ。 (好み。)     つつしみ。 (慎み。)
    ☆ 芸事などを嗜なまれ、常の嗜みが有り、服などの嗜みが良く、慎み深い、お人って、そんじょそこらに・・・・・。


38 <そぞろ 漫ろ>
    なにかにきをとられ、おちつきがないさま。 (何かに気を取られ、落ち着きがない様。)
    これというわけもなく、しらずしらずのうちに、おのずとふるまうさま。
    (これという訳もなく、知らず知らずの内に、自ずと振る舞う様。)
    ☆ あなたと時を過ごせる漫ろ歩きは嬉しいけれど、お洒落している私に、漫ろ心は嫌になってしまいます。


39 <うつろい 移ろい>
    ちがったものにかわること。 (違ったものに変わる事。)
    さかんだったときがすぎさり、いろあせること。 盛んだった時が過ぎ去り、色褪せる事。
    ☆ 花の命は移りにけりな・・・。桜の花片が散らなければドーなるの、次に咲けないじゃない。もうイケズったら。


40 <うつつ 現>
    めざめているさま。 (目覚めている様。)     ただしいこころのもちよう。 (正しい心の持ち様。)
    「現を抜かす。」 は、ある物事に心を奪われ、回りに心配りできない事。
    ☆ 織田信長の 「夢幻の如くなり。」 夢のみで、現を見据えないと思わずイケナイお人に足をすくわれますぞ。
      とは云うものの、「夢」 ・ 「現」 ・ 「幻」 を彷徨う私達。 「現」だけなんてちょいと寂しい?
      ずーっと騙し続ける優しいお人には、騙され続けますか? でも悪いお人の騙しには、チョメ。

★  漢語未使用の能書き・説明はここ迄にいたします。  「ああ、シンドカッタ。」  漢字もイイ感じ。


41 <いつくしむ 慈しむ>
    あいてをおもいやりめにいれてもいたくないほどかわいがる。
    (相手を思いやり、目に入れても痛くない程かわいがる。)
    ☆ 私どもは 「ZIPANGU」 です。漢字では 「慈 汎 倶」。決して仏壇仏具の慈汎倶ではありません。


42 <いそしむ 勤しむ>
    あることにつとめはげむ。 (ある事に勤めはげむ。)
    ☆ 各自、奮励、努力せよ。大河ドラマの信長さん、皆さんにただ「励め。」そのワンフレーズ何処かで?


43 <ほがらか 朗らか>
    こころがはれていて、るんるんきぶん。 (心が晴れていて、ルンルン気分。)
    あかるいひかりがさしこみ、ひろびろとしているようす。 (明るい光が差し込み、広々としている様子。)
    ☆ 数々の艱難辛苦を乗り越え、いつも心は朗らかじゃなくちゃーネー。 ヤッパーこれでしょう。


44 <しるべ 標 ・導>
    みちあんない。 (道案内。)     てびき。 (手引き。)
    ☆ 雲泥の体力差に、「気持ち」 と繊細な技巧が勝利する標は無いのかしらん。温故知新。 豪戦見て。


45 <いただき 頂>
    いちばんたかいところ。 (一番高い所。)     あたま。 (頭。)
    ☆ まだまだ目指せ、予選突破。最後の最後までどちらに女神が微笑むか誰にも判らない。
      吉報届くその日まで、美味しいビールは頂けない。 沖縄の山の頂も、雨に負けず、崩れないで頂きたい。


46 <さぶらう 候ふ ・侍ふ>
    じーっとみまもりまっていること。 (じーっと見守り待っている事。)   有る・居るの謙譲丁寧語。
    ☆ 侍 (さむらい) ブルー軍団を侍って勝利の瞬間 (とき) を待っています。 go ・go 日本。
      鎌倉時代では、男は 「そうろふ」 ・女は 「さぶらふ」 の使い分け。  焦らず頑張れ日本の侍。


47 <あっぱれ 天晴れ>
    すぐれていて、みごとなさま。 (優れていて、美事な様。)
    ☆ スピーディー・リズミカル・巨漢軍団に果敢に挑んだ侍ブルー達、とっても天晴れでした。お疲れ様。


48 <ひねもす 終日 ひもすがらも同。>
    あさからばんまで。 (朝から晩まで。)   いちにちじゅう。 (一日中。)


49 <よすがら終夜 よもすがらも同。>
    ひぐれからよがあけるまで。 (日暮れから夜が明ける迄。)   いちにちじゅう。 (一日中。)
    ☆ きょうび (今日) 昼夜の時間感覚は余りないのかも。 お仕事している時が 「昼間 ?」 。
そう云えば、夜のお仕事軍団の皆様はスタート・挨拶時、「お早う。」 「オッファー。」 ってか。


51 <みずみずしい 瑞瑞しい ・水水しい>
    ひかりかがやきわかわかしい。 (光り輝き若々しい。)   しんせんでうつくしい。 (新鮮で美しい。)
    ☆ 例年になく北海道を除き全国的にあめ、アメ、雨。 こちらの水と違い、光り輝く太陽は、今何処 (いずこ)。


52 <やるせない 遣る瀬無い>
    こころのおきどころがない。 (心の置き処が無い。)   きもちがはれない。 (気持ちが晴れない。)
    ☆ 根室沖での出来事には心がとても痛みます。当事者には諦めと時の経過のお薬のみ。年に鞭打ち闘う方も・・・。

話題の「大和言葉」をビジネスで活かすコツ

日本で生まれ育った「大和言葉」があります。
私たちは特別意識することもなく、これらを巧みに取り入れながら、会話をしています。
そんななかで、大和言葉は、奥ゆかしくやわらかな響きを持っています。
エレガントな印象です。

 
例えば、
 「恐縮です」と言うより、大和言葉で「恐れ入ります」。
 「居眠りする」と言うよりも、大和言葉で「まどろむ」と言ったほうが、
 優雅な印象がしますね。

近年、大和言葉を解説した書籍が話題となり、
 それをきっかけに「生粋の日本語」ともいえる大和言葉が見直されています。

ビジネスシーンでも自然に「大和言葉」を取り入れたら、おのずと品格が上がります。
ネガティブな表現やキツイ物言いも「大和言葉」に置き換えることで、
 柔らかく穏やかに、場合によっては、ポジティブな印象に変わることもあります。

今回は、知的でエレガント、相手に好印象を持っていただける、
話題の「大和言葉」をビジネスシーンで活かすコツを中心に、お話していきます。

>> 「大和言葉」で心の動きを繊細に伝える


「うれしいです」「光栄です」、友人同士で若い方が使う「メチャうれしい」といった感激を表す言葉も、

例えば、
 グッときた感激ならば、「胸に迫る」
 じんわり広がった感激ならば「心に染みる」
 たちまちノックアウトされたような感激は「胸を打つ」
 静かに深く感激が蓄積されていくイメージならば「心に響く」

などに変えるだけで、どのように心が動いたのかを繊細に表現できます。

でも、難しく考えないで下さいね。
感激や感動の仕方は人によって異なります。
正解も間違いもありません。
改めて意識しないまでも、「そういえば使っている」という方もいらっしゃるでしょう。

ではビジネスシーンでよく使われる言葉を「大和言葉」に置き換えてみましょう。

●妥協する→折り合う

「妥協する」と言うと、主張を貫らぬくことができず、
 「負けた」というようなマイナスのイメージがあります。
しかし
 「折り合う」と言えば、大人の対応をして穏やかにことを進めたというプラスの印象になります。

●手が空いたらお願いします→お手すきのときにお願いします

上司にお願いをする際、
 「手が空いているときにお願いします」や、
 「おヒマなときにお願いします」という表現では、誤解を生みます。

「私はヒマじゃないぞ」と怒りを買ったり、
 へそを曲げて用件が済んでいるのに、関わってくれない可能性もあります。

そこで、「お手すきのときにお願いします」と伝えるのです。
「お手すきのときにお願いします」は、
 敬意や思いやりが込められた言葉です。
相手も、快くお願いを聞き入れてくれるはずです。

●できません・だめです→いたしかねます

お客様と電話をしているときや商談の際に、どうしても要望に応えることができない場合に、
 「できません」「ダメです」という言い方をすれば、
 マイナスイメージが蓄積されて、強烈に断られた、拒否されたと感じる方もいます。

 「できません」「ダメです」の連呼は、
  内心で「無理は言わないで下さい、分からない人だ……」と、言っているようなものです。

 そこで「●●様のご要望にはお答えいたしかねます」というように、
 「いたしかねます」を使います。
 すると、きっぱりと失礼にならず断ることができます。

●恐縮です→恐れ入ります

 意味は同じであっても、印象が大きく異なります。
 「恐縮です」がビジネスライクならば、
 「恐れ入ります」はハートフル。より心がこもった言葉といえるでしょう。

 言葉遣いには、その人の知性や教養が滲み出ます。「大和言葉」をビジネスシーンにうまく取り入れると、知的で優雅な余韻を残し、柔らかな印象を相手に与えます。

 ただし、用件や約束ごと、数字に関することなどを伝える場合には、情緒的になり内容がぼやける心配もありますから、気をつけましょうね。

>> 私が活用している「大和言葉」
私が活用している「大和言葉」

 ビジネスシーンで私が活用しているのが、「心待ちにしています」という表現です。

 相手の返事や反応を待っているときに、「お返事をお待ちしております」と伝えるよりも、「お返事、心待ちにしています」「お答えを、心待ちしております」と伝えたほうが、はるかに大きな期待感が相手に伝わります。

 特に、勝気や強気、アグレッシブな印象を与える方が、「心待ちにしています」を使うと、言葉とのギャップが際立って、相手の心を捉えると思います。

 外来語には目新しさやお洒落を感じるでしょうし、流行語を使うのはある種「情報通」を示すことかもしれません。

 そんななかでも、お気入りの大和言葉を見つけ心に留めておくだけでも、表現の幅が広がり会話はより楽しいものになります。

 言葉にはあなた自身が表れます。どんな言葉を使うかで、あなたの性格や知性のイメージまでもが変わってしまいます。

 大和言葉は日本人として大切にしたい言葉です。

 でも流行しているからとか、話題になっているから、周囲が使っているからというような理由だけで使うのは、あなたの個性を失わせ、魅力を下げてしまいます。

 言葉はファッションと同じように、あなたなりの美意識を持って使いましょう。

 日本語には、優しい言葉や綺麗な表現、季節感溢れる言い回しなど魅力的なものがたくさんあります。ビジネスシーンやプライベートで活用して、豊かな人間関係を築いてください。

知っているようで知らない「大和言葉」10の問い

耳にしたことはあっても、
 実はその意味を知らなかったり、
 誤解していたりする大和言葉も多いのではないだろうか。
美しい言葉は正しく使ってこそ生きるもの。
まずはこの10の問いで、
 「大和言葉力」をチェックしてみよう。
語源を知ると正しい意味や使い方を覚えやすく、
 日々の会話でもさりげなく使えるようになる。


【Q1:手だれ】
 (1)手癖が悪い
 (2)優れた技を持っている
 (3)手先が器用

【答え:2】
 「名人」「達人」など漢語でも表現できるが、「手だれ」「腕利き」など、体の名称を使った大和言葉のほうが、技を繰り出す巧みな姿が生き生きと伝わってくる。


【Q2:きざはし】
 (1)廊下
 (2)橋
 (3)階段

【答え:3】
 「きざ」は刻む、「はし」は橋。その昔、橋は「2カ所をつなぐもの」という意味で使われ、「はしご」もそこから来た言葉。きざはしは、2つの地点をギザギザと刻む道という意味。


【Q3:まろうど】
 (1)主人
 (2)客
 (3)料理人

【答え:2】
 語源は「まれ(稀)ひと」。たまに来る人、つまり客人を指す。『枕草子』にも、急用があるときに来て「長言(長話)するまらうと」にはイラッとする、と使われている。


【Q4:しもたや】
 (1)普通の民家
 (2)商店
 (3)盛り場

【答え:1】
 「仕舞(しも)うた屋」が語源。つまり今は商いをやめた家、の意。店じまいという言葉は今もよく使うが、廃業するなら「店を畳む」と言ったほうが誤解を生まない。


【Q5:目もあや】
 (1)野暮(やぼ)ったい
 (2)暗く、地味
 (3)きらびやか

【答え:3】
 「あや」は「怪しい」。身に着けた衣服や飾りがあまりにきらびやかで、目がクラクラするほど、という意味。「派手」よりも激しい表現だ。


【Q6:ゆくりなく】
 (1)手際よく
 (2)思いがけず
 (3)なんとなく

【答え:2】
 どことなくのどかな響きがあるが、実は「突然のことで」と驚きや戸惑いを表す言葉。パーティーの席などで「ゆくりなくもスピーチのご指名を受け…」などと使う。


【Q7:誼(よしみ)を結ぶ】
 (1)親しくする
 (2)結婚をする
 (3)養子縁組する

【答え:1】
 「誼」は親しく思う気持ちや、そこから生まれる交流・交遊を指す。目上の人と付き合いがあることを、「○○様と誼を結ばせていただいております」などと使う。

【Q8:敷居が高い】
 (1)難易度が高い
 (2)高級過ぎて行きづらい
 (3)心苦しくて訪問しづらい

【答え:3】
 よく使われる慣用句だが、「あのレストランは高級で、どうも~」は誤用。恩師など世話になった人に不義理や失礼をしたままで心苦しい、顔向けできないというときに使う。


【Q9:むべなるかな】
 (1)意外に思う
 (2)なるほどと思う
 (3)簡単だと思う

【答え:2】
 「むべ」は「なるほど」という意味。驚いたり感心したりしたことの背景を聞き、「ああ、なるほど!」と納得したときに「それは“むべなるかな”です」などと使う。

【Q10:ほんのお口汚しですが…】
 (1)「まずいものですが」
 (2)「量が少ないですが」
 (3)「見栄えが悪いですが」

【答え:2】
 おしなべて食べ物は口を汚すもの。量が十分なら腹は満ちるが、口を汚すだけで腹の足しにならないほど少し、という意味。お茶菓子や酒肴(しゅこう)を出すときに謙遜して使う。

いま一度、日本語の美しさを実感 大和言葉入門

日本は古くからほかの国々の言葉を巧みに取り入れながら、
 豊かな表現世界をつくり上げてきた。
しかし、
 日本固有の大和言葉は影を潜めつつあるという。
美しく味わい深い「和の表現」を使いこなせば、
 これまでとは違った印象を残せるはずだ。

日本語は、
 その生い立ちから大きく3つに分けることができる。

 ①日本で生まれ育った「大和言葉」、
 ②中国から取り入れた「漢語」、
 ③さらに中国以外の国々から入ってきた「外来語」だ。


この3つを、
 普段は特に意識することなく使って暮らしている。
しかし
 近頃は漢語や外来語に押され、
 大和言葉があまり使われなくなっているという。
『日本の大和言葉を美しく話す』(東邦出版)の著者、高橋こうじさんは
 「日本固有の美しい言葉がたくさんあるのに、もったいない」と嘆く。


 
大和言葉とは、
 どんな言葉なのか。

例えば万葉集に収められた歌は、
 わずかな例外はあるものの、
 ほぼすべてが大和言葉。

誰もが一度は耳にしているであろう『故郷』など、
 「千年以上の後、
  明治期に作られた唱歌も、
  ほとんどに大和言葉が使われています」(高橋さん)。


声に出して読むと、
 どちらも耳に優しく響き、なぜか心に染みる。
「それこそが大和言葉の良さ。
 初めて耳にした単語も、
 どこか懐かしく、
 美しいと感じるのは、
 やはり日本の風土のなかで生まれ、
 大切に育まれてきた日本固有の言葉だからなのだと思います」(高橋さん)。



ではなぜ、
 人々の口に上らなくなったのか。
漢語が多用されるようになったのは、
 実は明治期以降。
漢語は造語能力が高く、
 『経済』『哲学』など抽象的な概念や新しい物事を表現するのに便利だったからだ。
また、
 頭に「新」と付ければ新しく、
 「再」なら繰り返しと分かるなど、
 「漢語は文字を重ねて次々と新しい単語を作ることができる。
横文字(外来語)も、
 新しさや一見おしゃれな感じが好まれて、
 ますます増えています」(高橋さん)。


アイデアや発想は「ひらめき」、
 手紙・書状も「文・便り」など、
 探してみると身近なところに味わい深い大和言葉が眠っていることに気づく。
仕事の場面でも「漢語や外来語が並ぶなかに、
 『たまさか』『憚(はばか)りながら』など大和言葉を1つ挟むとそれがアクセントになり、
 聞き手の印象に残る」と言う。


また「気に入った大和言葉を心に留めておくだけでも、
 表現の幅はぐっと広がります。
初めは古めかしく感じるかもしれませんが、
 年を重ねるほどにしっくり来ます」(高橋さん)とも。


ただし使い過ぎは禁物。
使い慣れない言葉は妙に目立ってしまう。


「繰り返し使って、
 しつこいと思われては逆効果。
まずは、スピーチや手紙などあらかじめ準備できるものに、
 ひと色差すようなつもりで盛り込むとよいでしょう」(高橋さん)
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