成果主義

「自分の評価への納得感」も聞いた。

「成果主義に基づいた人事評価制度において、
 あなたは
  自分への評価に納得していますか?」


 「納得している」 人は17.3%
 「納得していない」人は50.1%
    (回答者数は1084人)

 約半数の人が、
  自分への評価は適切ではないと考えている。

成果主義は
 自分の成長に結びつかず、
 自分のやる気を低下させていると答えている。


やはり成果主義には
 大きな問題があると言わざるを得ない。


日本型チームワークが失われた

「(成果主義に基づいた)
 あなたの会社の人事評価制度には
 どのような問題点があると思いますか?」


仕事のプロセスやチームワーク、
 長期的目標の軽視につながるという意見が
 多く見られた。

「数字でしか評価せず、
  顧客との信頼関係や
   他部署とのネットワーク等、
  業務を進めるうえで
   大事だと思われることについては
   全く評価されない。

 数字を稼げることは
  確かに大事だが、
  数字だけが一人歩きしている気がする」
(係長・主任クラス 30~34歳)

 
外資系企業では、
 日本的な
 チームワークの良さが失われたという声もあった。

「今までチームワークで仕事をしてきた。
  全員で力を合わせて
   1つのことを成し遂げ、
   苦労を共にし、
   喜びを分かち合い、
   成果は全員で分配してきた。

 
 それなのに、
  本社は
  自国の成果主義評価制度を
  日本にもそのまま取り入れたため、
 素晴らしかった人間関係が
  ぎくしゃくし始め、
  優秀な人材は会社を去っていった。

 残っているのは、
  顧客の方を向かずに
  上司の方ばかりを向いている社員のみ。

 
 その結果、売り上げも下がった」
 (外資系企業の部長クラス 45~49歳)

成果主義の目標管理制度では
 短期的な成果ばかりに目が行ってしまうという
 弊害がよく指摘される。

それを裏づける声も多く見られた。

 「高い目標に向かって
   モチベーションを上げて
  取り組む思想が皆無になってしまった。
  みんな
   目先の小さな目標の達成に躍起になっている」
 (係長・主任クラス 35~39歳)
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成果主義のアンケート

このままでは成果主義で会社がつぶれる

鶴岡 弘之 2007年12月10日(月)

人材育成のために成果主義を見直し、
 改良する企業が増えています。

番組では
 そうした企業の例として日産自動車、住友商事、
 積水化学工業を取り上げ
 人事担当者にインタビューを行いました。ぜひご覧ください。

アンケートの結果は、
 予想を大きく上回るものだった。

良い意味で上回ったのではない。

予想以上に
 “ひどい状況”
 であることを示していたのだ。


1990年代後半以降、
 多くの日本企業が人事評価制度に成果主義を導入した。

成果主義型人事制度は、
 当初から
 「社員のモチベーションが低下する」
 「人材が育たない」など
 様々な問題点があると指摘されていた。


1993年にいち早く成果主義を導入したものの、
 多くの問題が噴出し、
 見直しを余儀なくされた富士通のケースは有名だ。

 
しかし
 日本企業が成果主義を導入する流れは止まらなかった。
今や上場企業の8割以上が、
 何らかの形で成果主義に基づいた
 人事評価制度を運用していると言われる。

米国生まれの成果主義は、
 結局、日本にしっかりと根を下ろしてしまったようだ。

 
日経ビジネスオンラインでは
 本特集を作るに当たり、
 成果主義を取り入れた会社の現状を知るために、
 読者アンケートを実施した。

アンケートは、
 日経ビジネスオンライン上で質問に答えてもらう形で行った。

土曜日、日曜日を含む4日の間に、
 1000人以上という予想を超える人数の読者から回答をいただいた。

アンケートでは、
 成果主義に対する読者の皆さんの
 “実感”や“生の声”を集め、

 成果主義の問題を改めて明らかにしようという狙いがあった。

だが、
 日本企業が成果主義を取り入れるようになってから、
 かなりの年月が経つ。

企業によっては
 10年近く成果主義を運用しているところもある。

多くの読者は、
 成果主義に問題があることを承知しながらも、
 結局はそれを受け入れ、
 何らかの形で折り合いをつけているのではないかと半ば予想していた。

しかし、
 実態はそんな生易しいものではなかった。

アンケートの結果からは、
 成果主義が社員に重くのしかかり、
 やる気を低下させ、
 成長の機会を奪っている実態が浮かび上がった。

中には
 「成果主義を導入したせいで、
   おそらくこの会社はつぶれる」というショッキングな声まであった。

今回の記事では、
 読者の皆さんにご協力していただいたアンケートの結果を報告する。


やる気が失せ、
 成長にもつながらない

アンケートではまず、
 成果主義と「仕事へのモチベーション」の関係を聞いた。

「成果主義に基づいた人事評価制度は、
 あなたの仕事への意欲に影響を与えていますか?」
と聞いたところ、

「意欲を高めている」人は18%、
「意欲を低めている」人は41.4%、
「特に影響を受けていない」人は40.6%だった
 (回答者数は1082人)。

意欲を低めていると答えた人は
 全回答者の半数以下だが、
 意欲を高めていると答えた人よりも2倍以上多い。


次は成果主義と
 「自らの成長の実感」との相関である。

「決められた期間における
  目標達成度(成果)を評価されることは、
  あなたの成長に結びついていますか」
という質問だ。

これに対して
「結びついていると思う」人が25.5%
「結びついていないと思う」人は59.2%だった
 (回答者数は1135人)。

 約6割の人が、
  決められた期間の成果を
  評価されることは、
 自分の成長に結びついていないと答えた。

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