169.名改革者・上杉鷹山の着想

鷹山は
部下にみごとに
「塔」を示し
「そこに至る道と橋」を示した
 しかも自発的に歩かせた


彼は、
 改革に目標を設け
 「藩や藩の役人が富む改革ではなく
  藩民が富む改革をおこなう」
 と宣言した

そして、
そこに至る道として
 「地場産業の振興」を奨励し
  非生産者たる侍に
  積極的に生産者になることをすすめた

 
士農工商の身分区分を忘れさせる
改革的な発想である

つまり、彼は言う
「だれかさんのために」
 の誰かさんは
 まず領民であった
 であった


それが彼が示した大きな塔であった

そして侍にも民にも
 「塔に至る道を歩く燃料は
 自分の胸の中の火種だ、炭の火だ」
 と言った

「全員でなくてもいい
  志のある者だけでも胸の炭に火をつけよ」

 と言った

この方針に対して生まれる、
 反対者、白ける者等には
 むり強をしなかった


※むり強
 しばしば意思に反し
 またはその決断に反して
 人に何かをするように強いる

しかし、反対者が先回りして
 塔をこわそうとしたとき
はじめて鷹山は、これを処罰した
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142.「学者型社員」を強者にする法

高学歴な部下は
とかく考える(ふりをする?)のが好きである

自分で動いて汗を流すより
デスクに座って頭であれこれ考えるのを好む

ビジネス社会は
実践主義である

批判力のある人より
創造力の人が活躍し

「なぜ」を考える人より
「いかに」を問う人がよく

「分かる人」より
「できる人」が望まれる

とかくいっぱしのことを言う
「頭でっかち社員」を
バイタリティある
「行動型ビジネスマン」に変身させることである


「俺は頭がいい」
と思い込んでいる部下を使いこなすのは
どうしたらいいか?

「怒らせることだ」

前田利家には
富田与五郎という部下がいた

頭が良く
「俺は頭がいい」という色をぶらさげていた

1584年越中の大名佐々成政との間に戦争が起こった

富田も出陣することになった
はじめてである

利家は、富田を可愛がっていた。が

知に強い人間は戦争には弱い
いろいろなことを考えるから
人を殺すなどというのは苦手だ
出撃の日が近づくにつれてノイローゼになった

そのありさまは
 手に取るように分かった

出陣の日
富田が遅れてやってきた

利家は
「富田! いまごろ、のこのこと何だ!
 お前を待って、皆がジリジリしていたぞ
 いままでどこで寝ていた!?」

とどなりつけた
富田は顔色を変えた。思わず利家をにらみつけ
(畜生!)
という表情をしたが
そのまま、ダッと馬を走らせた

この日の一番槍は富田であった
利家は「みごとだ」
とほめた

利家は、知者として
とかく煙たがられがちな富田を
皆の前でどなりつけることによって
逆に富田を戦士としてひとり立ちさせたのである

利家の一喝療法で富田は
武勇にも自身を得て
ノイローゼも吹っ飛んだ


137.時には「非常」の英断を

部下には
 三つのタイプがある

1.言わなくても分かる部下
2.言えばすぐ分かる部下
3.言っても分からない部下

管理に手を焼くのは「3」のタイプだ
このタイプは二つに分かれる
1.善意だが、どうも波長があわない部下
 (受信機が壊れている)
2.分かっているのだが、とぼける
 つまり
 ・その管理者に反抗的
 ・ジェネレーション・ギャップで、白けている
 ・とぼけている、管理者をばかにしている
 後者が問題になる
 そして、こういうタイプはどこの職場にもいる

特に、無理難題を吹っかけ
管理者の管理能力を試そうなどという
揚げ足にでる部下は厄介だ
こういう部下はお断りだ

やはり厳しい態度が必要だ
いつまでものさばらせておくと職場全体の
信望を失ってしまう
斬るべきは斬らなくてはならない

132.「ひとり立ち」教育のすすめ

最近の若い人は
高学歴、過保護、交流範囲が広いようで狭い
自分の狭いことに没頭して
社会のことをあまり関心を持たない等の
特性(欠陥)がある、言われる

こういう人たちを管理するのは
なかなか難しい

特に、
 批判を非難ととり
 叱られたのを怒られたととり
 人格の一部批判を全人格否定ととったりするから

早く言えば
はれものにさわるように扱う管理者も出てくる

管理者は
いわば職場と言う
 ”水場”の管理人だ

そこに生きる魚が
 種類と能力に応じて自由に泳げばいい

 ハヤやヤマベはハヤやヤマベらしく
 フナはフナらしく
 コイはコイらしく

また、
金魚は金魚らしく

それを画一的に泳がせようとすると
 無理が出る

※かくいつてき【画一的】
 何もかも一様にそろえるさま。
 一つの枠にはめこむさま。


やはり、ひとりことりの部下が
 どういう魚なのか
 をきちんとみきわめる必要があろう

部下をひとり立ちさせるためには
 ことあるたびに自らが培った知恵を授け
 育てた


しかも、
その部下に合った知恵
 方法をタイムリーに教えた

123.いろいろなクレイムから学びとろう

お客さんからのクレイムをヒントに
 新製品を開発・改良すれば必ずヒットする


と言われる

お客さんからのクレイムがきたら
 儲け話がやってきた

と喜ぶ経営者などは
 正に良く分かっているといえよう

管理者のまわりにも
 実に多くのクレイムがあるものなのだ

それを
自分を高めてくれる
 絶好の機会だと喜べる管理者でありたい

聞く耳を持つ人になっていただきたい


逆もあり
 見ても見ぬふり
 見たくても見てはならないものがあるのです

藩士たちの家の中をのぞいておられる
 という噂が流れたら
 藩士たちは一斉に殿への信望をなくしますぞ



現在でも
 「人間関係を良くするために」
 と言って

やたら部下と
 「家族ぐるみのつきあい」を求めたり
 「奥さんの顔が見たい」などと言って
  いやがる社員のアパートに
  寄ったりする上司がいる


部下の人格を重んじ
 その心理をおしはかって
 ほどほどにすべきだ

かならずしも相手は喜ばない

喜ぶはずだ
 と思うのはひとりよがりである

そういう情を
 自分で制御するのも
 大事な知の管理のひとつだ
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