C-4.自分の力を把握し、何をすべきか考える

C-4.情況把握力

周囲がどんなに忙しく働いていようと、
 「われ関せず」的な人は会社の中では
  浮いた存在になりがちです。


チームで動くことの多い仕事は、
 助けたり助けられたりが日常茶飯事。

一緒に仕事を進めている同僚の手伝いをするのは当然のことです。

常に周囲にいる人の情況を把握し、
 「自分の出来ることをする」という姿勢が求められます。


ただ、会社の中には周囲の情況が分からないのではなく、
 分からないフリをしているだけの人もいますけどね。

このような人は、
 チームで働く力があるとは言えません。

社会人基礎力では、

定義 
 情況把握力
  「自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力」

 行動例
  「チームで仕事をするとき、
   自分がどのような役割を果たすかを理解する」

 
 としています。 

これは、単に情況を把握できるかできないか、
 言い方を変えると、
 ちょっと前に流行った「KY(その場の空気が読めない)」かではなく、
 情況を理解した上で自分が何をすべきなのか分かって行動しなければなりません。


自分は何ができるのかも把握する

職場では、
 自分だけの仕事に集中することも必要ですが、
 それだけでなく周囲の情況にも常に気を配っていなければなりません。
周囲の人が忙しそうにしていれば、
 「なぜ自分以外の人が慌しく動いているのか?」という疑問を持ち、
 情況が分かれば自分のできる範囲で手助けをする。

 このような行動をとることができる力が情況把握力と言えます。

自分の周りで何が起こっているのか常に注意を払い、
 情況を把握できたら、
 自分は何ができるのかを考える習慣を身に付けるといいでしょう。
そのためにも、
 自己の能力も十分に理解しておく必要があります。


この情況把握力はチームで働く際には、
 行動のきっかけとなる力である点がとても重要です。

社会人基礎力の中で最も重視される力である「主体性」がありますが、
 これは「物事に進んで取り組む力」と定義し、

行動例は「指示を待つのではなく、
 自らやるべきことを見つけて積極的に取り組む」です。
誰かに指示されてから動くのではなく、
 自らが判断して動かなければなりません。
その際に必要となるのが、
 どんな行動をとるのかを決定する情況把握力です。
情況を正確に把握できなければ、
 主体性を持って行動しても役立つ行動にはならないでしょう。
それゆえ、情況を把握し、
 それを正しい行動に結び付けることが大切なんですね。


どうすれば鍛えられるの
 情況把握力を鍛えるには、どうすればいいのか。


1.置かれている情況を理解しようとすること。
 つまり、
  何かに取り組む際には、
  自分のことだけに一生懸命になるのではなく、
  周囲の情況に関心を払い、
  把握する努力をすることです。
 決して「自分さえ良ければいい。
  他のことは関係ない」などという、
  心の狭い考え方を持っていてはダメです。

2.自分の強みを把握することです。
 自分の強みを知っていれば、
  自分の力を生かせる情況だと判断した場合、
  積極的にその力を活用できます。
 誰でもその人の特徴となる力を持っているのですから、
  それを惜しみなく生かせるようにすることです。
 そうした経験を積むことによって、
  さらに周囲の情況を把握できるようになり、
  自分の力を発揮できる場は自然と増えていくことでしょう。

将来、仕事をするようになったときには、
 自分の役割を理解し、
 その場に応じて積極的に力を発揮できれば、
 誰からも頼られるビジネスパーソンになること間違いありません。
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C-1.相手の理解度を意識した発信を

C-1.発信力 

留学経験のあるTOEICハイスコアの社員が
 得意の英語を駆使してプレゼンテーションしたものの、
 企画内容がうまく伝わらない。

そこで先輩が注意したところ、
 「え!? 完璧な発音でしたよ!」
 との返答があったというウソのような本当の話です。


これは英語に限らず、日本語でも同じこと。

専門用語を使ったり、
 カタカナ言葉(英語)を多用したりして、
 聞いている人に趣旨が伝わらないといった
 事態に陥ってしまっては意味がありません。

いかに相手が自分の話を
 分かるように伝えられるかが重要なのです。


社会人基礎力では、
定義
 発信力

  「自分の意見を分かりやすく伝える力」

 行動例
  「自分の意見を分かりやすく整理した上、
   相手に理解してもらえるように的確に伝える」


 としています。

ここで重要なのは
 「相手に理解してもらえるように」という点にあります。


とにかく、発信すればいいのではなく、
 情報を受け取った相手が分かりやすいかどうかがポイントになります。
また、どんなに巧みな文章でも、
 上手に話しても相手が納得できない内容であれば発信力があるとはいえません。

最近では、
 ブログやSNS、ミニブログ「ツイッター」で
 積極的に文章を公開している人も多いでしょう。
でも、
 そこに書いている文章がどれだけ読み手に分かりやすく、
 伝わりやすい内容かを考えているでしょうか。

自分が言いたいことをそのまま書き込み、
 読者のことを考えていない人が多いのではないでしょうか。
相手が理解しやすいような発信を心掛けることを忘れないでください。

分かりやすい発信とは 
 相手が理解しやすい発信とはどのようなものかを説明します。

 基本は、
 
 紙の資料を使って説明するなら、
  文字だけでなく図表やイラスト、
  写真なども用いること。

 話して説明するなら、
  資料のほかにも
  身振り手振りを交えて説明するなどです。

 相手によっても理解度が違いますから、
  相手の反応を見ながら
  伝えるような工夫も必要でしょう。


会社で働くようになると、
 新入社員の仕事はまず会議の議事録を取ることなどから始まります。
議事録を書く場合、
 参加者の発言をそのまま記録に残すのではなく、
 大事な内容だけを抜き出して箇条書きにしたり、
 図に表したりしてまとめるといいでしょう。
会議を振り返えるために残すのですから、
 読む人にとって大事なことが分かりやすいのが良い議事録といえます。

また営業などの仕事であれば、
 自社の商品やサービスを顧客に説明するのが仕事になります。
パンフレットやパワーポイントで作った資料を使い、
 その良さを訴えなければなりません。
商品やサービスについて知識の乏しい取引先・顧客が相手ですから、
 より分かりやすく発信できなければ取引は成功しないでしょう。
ビジネスの現場では、
 相手に理解させる発信かが、いかに重要であるかが分かりますね。


発信力を身に付けるには
 どうすればいいのでしょうか? 


基本的には書いて、話して、それを読んだ人、聞いた人に、
 内容が理解できたかどうかを確認するのが最も有効です。

文章を読んでいてどこが理解しにくいか、
話を聞いていて分かりにくかったのは
 どんなところかなどを指摘してもらうことです。
大学生なら授業をノートに取り、
 後で読み返して分かるかといったことから始めてください。
提出したレポートでの先生からの指摘を確認し、
 修正するのもいいでしょう。

読んでいる人や聞いている人が十分に理解しているかどうかをは、
 自分ではなかなか判断がつきません。
私も原稿を書いた後、
 必ず誰かに読んでもらうようにしています。
本人は分かったつもりで書いていても、
 他人が読むと意味が通じない、分からない点があるからです。
話についても同じで、
 講演などをした後には可能な限り質問を受け付け、
 回答すると同時に自分の話に何が足りなかったのかを確認するようにしています。

メールを使ったコミュニケーションで重要に
また、最近では誰もが使っているメールでも、発信力の重要度は増しています。
ある調査によると、
 メールの受信者が送信者の意図通りに受け止めている人は50%程度にとどまるそうです。
一方、受信者の9割は正しく理解している考えているというのです。
メールが重要なコミュニケーションツールの1つとなっている現在、
発信力の重要性はより高まっているといえるでしょう。

普段から思ったことを
 そのまま文章にしたり話したりするのではなく、
1度、集まった情報の取捨選択や
 説明する順番は適切かどうか考えてください。
これからは常に情報の受け手がいることを意識して、
 書き、話すように心がけましょう。
必ず発信力がアップすると思います。

自分から情報を発信し続けると、
 自然に情報や人が集まってきます。
この循環ができると、
 発信するモチベーションも上がり、
 より良い発信へとつながるはずです。

C-3.自分の考えに固執しすぎないことが大事!

C-3.柔軟性 4位/12項目

人によって考え方が違うように、
 会社によってもそれぞれ考え方が異なります。

それがいわゆる社風であったり、
 会社ごとの仕事の進め方であったりします。

人も会社も、
 その違いを理解したうえで、
 仕事を進めないと失敗してしまうこともあります。


自分の考えにこだわりすぎず、
 さまざまな考え方を受け入れる姿勢が大切なんですね。

特に先輩や上司の意見はね!

社会人基礎力では、
定義
「柔軟性」

 「意見の違いや立場の違いを理解する力」

「行動例」
 「自分のルールややり方に固執するのではなく、
  相手の意見や立場を尊重し理解する」


 ことをとして紹介しています。

新しい考え方を積極的に理解しようとし、
 必要なら受け入れるという姿勢は、
 人が成長するうえでは欠かせないものといえるでしょう。

他人の意見や立場を理解する
柔軟性は、
 社会で生活するうえではとても重要な能力です。

社会人として生活する際には、
 自分が住んでいる地域の人々との付き合いがあり、
 仕事では職場の同僚や取引先企業の担当者と一緒に
 仕事を進めなければなりません。
そうした人々とうまく付き合うためには、
 お互いが理解し合う必要があります。
意見の違いや立場の違いを理解しなかったら物事は先に進みません。
むしろ、ケンカになってしまうでしょう。
そうならないためにも、
 誰もが柔軟性を持っているといいですね。

柔軟性を理解する際に大切なのは、
 「意見や立場の違いを理解する」という点です。
他人と話をする際には、
 相手がどのような立場で、
 どのような考えを持っているのかが分かっていれば話も弾みます。
これが仕事での交渉や商談の場で相手の立場・意見を理解していると、
 相手が受け入れやすい提案ができ、交渉もうまく進むでしょう。
自分と異なる考え方や価値観に出会った際には、
 拒否するのではなく、
 まずは「そういう考えもあるんだ」と理解するようにしましょう。
許容できる範囲であれば、
 受け入れることも必要です。

1つ注意したいのは、
単に人の意見や考え方に従うということではありません。
「自分のルールややり方に固執するのではなく」と行動例にあるように、
 自分なりのルールややり方を持っていることが前提となります。
何も考えずに、ただ従うのとは全く異なるのです。

 年齢や環境の異なる人と
  出会える場に出て行こう!


では、
 柔軟性を高めるにはどうすればいいのでしょうか?


まずは自分と異なるバックボーンの人や世代の異なる人と付き合ったり、
 話をしたりする機会を増やすことです。
大学では、
 同じ学力レベルや学習志向、将来の職業など、
 似た者同士が集まる可能性が高くなります。
また、サークルや部活などに属していなければ、
 学内の友人は自分と気の合う人しかいないでしょう。
それでは、
 自分と異なる意見や考え方を持った人と
 出会うチャンスは減ってしまいます。

そうならないためにも、
 大学ではサークルや部活など、
 何らかの団体や組織に属し、
 自分とは異なる立場や意見を持つ人と話をし、
 彼らの考えを聞くことです。
さらにいうなら、
 大学が違うとか年齢が違うなど、
 自分とは全く異なる環境にいる人々と
 接することができる場に身を置くのがいいでしょう。
これは会社で働いている人にも同じことがいえます。
社内の人だけでなく、
 社外の人と付き合うことが大切です。
異なる価値観を持った人と話をすると、
 モノの見方や考え方に驚かされることがあります。
そうした異なる価値観に触れ、
 理解することが、柔軟性をより高めてくれます。

海外に行くのも有効な手段の1つ
留学や海外旅行に行くのもいいですね。
最近は、
 大学生をはじめとした若い人たちが
 海外旅行をしなくなったといわれます。
インターネットの普及などによって、
 わざわざ海外に行かなくても海外の文化を学べるということも影響しているのでしょう。
でも、柔軟性を高めるという面では、
 日常とは異なる外国に出向き、
 価値観の異なる世界で生活することは、
 まさに柔軟性を高めるには打ってつけです。
私も学生時代にある国で「この国にはサービス精神がない」ことを学び、
 また違う国では「この国の人には妥協という考え方が通用しない」ことを知りました。

グローバルな人材が求められる現在、
 多種多様な国や文化を持った人々と付き合わなければならないでしょう。
そのためにも、外国の人々と接し、
 お互いに理解し合う訓練は必要です。
異なる考え方や価値観をお互いに理解し合い、
 そのうえでうまく付き合うようにする。これが大事なんですね。

みんなが柔軟性を持っていれば、
 世の中の諍(いさか)いもなくなるのでしょうね。

竹馬の友

「竹馬の友」の読みは,
 「ちくばのとも」です。

意味は,
 小さなころ「竹馬(たけうま)」に乗って遊んだ仲だから,
 というのをみなさんもご存知でしょう。

小さなころ「竹馬(たけうま)」に乗って遊んだ仲なら,
 なんで
 「竹馬(たけうま)の友」じゃなくて
 「竹馬(ちくば)の友」なの??

そこで,
 少し調べてみました。

結論から言いますと,
 竹馬(たけうま)と
 竹馬(ちくば)は,全く違うものだったのです。

竹馬(たけうま)というのは,
 さお竹に足の踏み場をつけたものです。

ところが,
 竹馬(ちくば)というのは,
 葉のついた笹竹に,
 手綱がわりの紐をつけたものなのです。

 これにまたがり,
  手綱を持つか,
  手綱がない場合は両手で笹竹を持って
  走り回って遊ぶものだったのです。

これは,
 平安時代よりあとの遊びだといわれています。

これが江戸時代になると,
 馬の頭の形をつけ,
 もう一方には小さな車を二つつけたものが現れてきます。

 より写実的に,機能的になったんでしょう。

ここで,
「竹馬(ちくば)の友」とは,
 昔,
 竹馬(たけうま)に乗って遊んだ仲ではなく,
 竹馬(ちくば)に乗って遊んだ仲なので,「
 竹馬(たけうま)の友」といわずに,
「竹馬(ちくば)の友」というのです。

ということは,
 竹馬(たけうま)に乗って遊んだ仲,ってウソを教えられたんですね。
 そういった人は,多いんじゃないでしょうか?


この語源について

原典は,漢籍の「晋書」です。

登場人物は
 殷浩(いんこう) 戦争に負ける
 桓温(かんおん) 戦争に勝つ

二人は幼馴染で,
 大人になって軍人となり,
 ライバル関係になります。

その後,
 戦に負けた殷浩は,
 桓温の諫言もあって
  庶人の地位にされて地方に流されてしまいます。

そのとき,
 桓温が話したといわれる言葉が語源になっています。

 殷浩と私は,
  子供の頃に竹馬(ちくば)に乗って遊んだものだ。
 殷浩は,
  いつも私が捨てた竹馬にまたがって遊んでいたんだよ。
 つまり,
  彼はもとから私の下になるべき人物だったんだ。
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