B-2.最善の計画を考え、準備する力

B-2.計画力

ご利用は計画的に――。
どこかのコマーシャルではありませんが、
 仕事も計画的に取り組んでほしいものですね。

仕事を頼まれたら、
 締め切り日から逆算して、
 いつまでに、どこまで進めるのかを明確
にし、
 途中で不具合が生ずれば
 すぐに修正するようにしなければなりません。


締め切り直前になって「できません!」では、
 周囲は困ってしまいます。

こんな人には今後一切仕事を頼みたいと思わないでしょう。

社会人基礎力では、
定義
 計画力
 「課題に向けた解決プロセスを明らかにし、準備する力」

 行動例
 「課題の解決に向けた複数のプロセスを明確にし、
  “その中で最善のものは何か”を検討し、
  それに向けた準備をする」


 としています。

計画といえば
「スケジュールを立てて準備をする」ぐらいのことだと思ってしますが、
 社会人基礎力でいう計画力は
 「複数のプロセスを明確にし」とあるように、
 1つの計画を立てるのではなく複数用意しなければならないのです。
その上で、どれが最善かを検討しなければならない。
ここまでできるようなら、相当レベルの高い行動といえるでしょう。
ここまではいかなくても、
 まずはきちんと計画を立てて物事に取り組みたいものです。

仕事で失敗や遅れは許されない
社会人にとって、計画力はとても重要です。
学生時代とは違って失敗やスケジュールの遅れは、
 社会人では命取りとなります。
仕事では納期遅れや不良品を納入したら、
 その後の仕事はなくなってしまうこともあります。
常にリスクが伴いますので、
 ミスなく、スケジュール通りに仕事をして当たり前なのです。

また、1つの仕事だけしているわけではなく、
 いくつもの仕事に同時並行で取り掛かることも日常茶飯事です。
複数のプロジェクトを担当していれば、
 いかにそれぞれをスムーズに進めるかを考えなければなりません。
万が一、トラブルが起きたときの対処法も考えた上で、
 最良の計画を立て、それを遂行するための準備をする。
それでも失敗や遅れが出てしまう可能性はありますから、
 仕事をするには計画を遂行する力、
 問題が起きた時の解決する力も必要といえるでしょう。

自分の力を把握する
それでは、計画力を身に付ける方法を考えてみましょう。
自分の力量を把握することが最も大事です。
自分が余裕を持ってできる範囲、
限界に近いのはどこなのかを知っておかないと、
立てた計画が実行可能なのかどうかが分からないからです。
ただし、常に余裕のある状態で仕事をするのではなく、
自分の限界に近いレベルで仕事に取り組まなければ、
社会人としてレベルアップはできないでしょう。
その上で現在取り組んでいることやり方は正しいのか、
問題はないのか、他に進め方はないのかなどをチェックしてください。

次は、
 いくつかのことに同時に取り組んでみましょう。
限られた時間の中で複数のことを同時に進め、
 しかも失敗しないためにはどうすればいいのか。
そればスケジュールと工程を考えることです。
最初は、自分が確実にできそうなことで構いません。
まずは同時に取り組み、成功するコツをつかむことです。
学生なら学業だけでなく、
 アルバイトやサークルなども同時にがんばってみましょう。
仕事であれば失敗は許されないので、
 仕事と同時にスキルアップの勉強などに挑戦するのがいいのではないかと思います。

実力以上の目標に挑戦する
ある程度成功体験を積んだ後、
 今度は自分の実力よりも高い目標を掲げて挑戦してみることです。
目標クリアのためには、どんな方法があるのかを考え、
 最善策を決めて取り掛かることを繰り返す。
うまくいかないこともあるでしょうが
 (仕事はできるだけ失敗をしないように)、
 そうした経験は必ず生きます。
次に何か困難な事が起こっても、
 慌てずに対処できるようになるでしょう。
いくつもの経験をすることによって、
 失敗しないためのスケジュール管理や工程管理が身に付くでしょう。

以上が計画力の鍛え方です。
自分の力を把握してから複数のことに取り組み、
 次に自分の力を超える目標に向けて計画、準備をする。
これを繰り返せば、
 計画力が身に付くでしょうし、 
 計画を遂行する力も鍛えられるでしょう。
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B-3.単なる思い付きと違うのが社会人の創造力

B-3.創造力 5位/12項目

考えることを放棄してしまったような人、
 意外といるんですねー。

このような人を創造力がないといいます。

仕事をしていると、
 「前回通り」
 「去年と同じやり方で」といったように、
 新しい状況に対応することなく、
 以前やったことと
 同じことしかできないような人がいます。


これでは困ります。

常に新しいことや
 新しい方法を考えてもらわないと、
 人も会社も成長しません。


社会人基礎力では、
定義
 創造力

  「新しい価値を生み出す力」

 行動例
  「既存の発想にとらわれず、
   課題に対して新しい解決法を考える」


 としています。

仲間内での遊びやサークル活動などでは、
 “思いつき”や“ひらめき”で物事を進めてもいいでしょう。

でも、直感に頼ってばかりでは、
 成功しない可能性もあります。
社会人の基礎力としては、
 ある程度客観的な事実を踏まえ、
 その上で
 「こんな新しい方法がある!」とか
 「こんな商品が求められている!」
 と伝えなければなりません。

情報を集めず、分析せずに“ひらめき”を信じばかりでは、
 無謀な行動で終わってしまう可能性が高くなってしまいます。
ですから、
 自分が取り組んでいるテーマに関する情報や人脈を持ち、
 それをベースに「新しい価値を生み出す」ことが必要なのです。

これからの日本企業でもとめられる力

創造力は
 これからの日本の企業ではとても重要になる能力です。
なぜなら
 日本企業はこれまで製造業を中心に製品を輸出して利益をあげてきました。
ところが近年、
 中国を中心にアジア各国が製造業としての役割を果たすようになりました。

そうなると、
 日本企業はいかに高付加価値の製品や他の国が真似できないような技術を開発し、
 利益をあげることを考えなければならない状況になってきたのです。
少子化が進む日本市場では、
 製造業に限らずサービス業や金融業などあらゆる業種でも新たなサービスを生み出し、
 海外進出を成功させなければ生き残るのは難しいでしょう。
つまり、
 日本企業で活躍できるのは、創造力も持った人材なのです。

アイデアは突然舞い降りては来ない
では創造力は簡単に身に付くかというと、
 そうではありません。
皆さんが知っているようなヒット商品を開発している人は、
 
何もしなくても
 突然アイデアが舞い降りてきているわけではないのです。

中には、そんなこともあるのかもしれませんが、
 多くの場合は、
 日々の積み重ねから生まれています。

当サイトのインタビューコーナーに登場していただいた、
 NECカシオモバイルコミュニケーションズの中澤優子さんも、
 ケータイの新しい機能を生み出すまで、
 人並みはずれた努力をしています。

インタビュー記事から、以下を紹介します。

「新宿や渋谷などの繁華街に出ては、
 女子高生、大学生、大人まで男女構わずに話を聞いた。
ケータイに絞らず、
 いま流行しているもの、興味のあること、日常の様子、いろいろ聞きまくった」

「電車の中でも、歩きながらでも、
 何かひらめくと、思いつくままにノートに書き出す。
ノートは入社当時からずっと常に手にしており、
 アイデアやイラスト、
 思いついた言葉などを何でも書き込んでいる。

もう家には数十冊のノートが貯まっている」

このように、
 とことん考え抜いた結果、
 アイデアが湧いてくるのです。

何の目的意識も持たないまま
 漫然と過ごしていては
 何もひらめかないし、
 新しい価値を生み出すことはないでしょう。


創造力は、
 新しいものを生み出そうという努力なくして
 発揮されないと思ってください。


どうすれば創造力は身に付くのか?

先に説明した通り、
 ただ待っていてもアイデアは浮かびません。

興味を持っていること、
 取り組んでいることに関連する情報を貪欲に取りに行くことです。

関連する、
 もしくは必要になるであろうと思われる多種多様な情報を集め、
 取捨選択したり、
 組み合わせたりすることによって、
 これまでになかったアイデアが浮かぶ可能性がでてきます。

仕事であれば、
 自分の仕事に関連する情報を集めるのは当然ですが、
 他には社外の人とネットワークを持つことも大事です。

また、学生であれば同じ大学の学生とだけでなく、
 他大学の学生と積極的に交流を持つことでもいいでしょう。

他人との会話の中に、
 実はたくさんのアイデアの種が隠れている

ただし、
仕事で新しい価値を生み出すことは
 簡単ではありません
 
最初は、
 「自分の仕事を簡略化するには?」
 「人を喜ばせられるか?」

 楽しみながら考えられることから始めるといいでしょう。

それが自然にできるようになったら、
 
次は新商品や新サービス、
 仕事の効率化を考えるなど、
 創造するレベルをアップすることです。

何か一つテーマを決め、
 そのことについて一定期間集中的に考えてみるのです。
そして、
 考えた結果を必ずアウトプットすること。

会議を招集して
 企画書を出すといったレベルにまで至らなくてもいいです。

誰かに話してみるだけでも十分です。

それによって、
 アドバイスや意見をもらえれば、
 よりレベルアップした価値へとつながります。

仮にダメ出しされても、
 落ち込むことはありません。

あれこれと頭を悩ませ、
 知恵を絞る作業が大事です。

仕事やサークル・部活などをしていると、
 ついつい前例を踏襲しようとすることもあるでしょう。

その理由は、
 
何も変えないことは
 とても楽だからです。

新しいことを始めようとする際には
 大変なことばかり。

でも、
 より良い商品やサービス、
 仕事の進め方を考えた結果、
 何かが生まれたら
 これまでとは違った充実感を感じるはずです。


創造力を身に付け、
 勇気を持って力を発揮してみましょう。


※仕事を楽にしたければ
  仕事のやり方を変えないことです
  そして、忙しいと言い続けましょう

 仕事を忙しくしたければ
  新しいことをチャレンジすることです
  そして、涼しげにしていましょう

 仕事で充実感を味わえたければ
  新しいことにチャレンジして
  結果を出すことです
  そして、忙しかったが楽しかったと言ってみましょう
  
 

B-1.常に「これでいいのか」と考えてみよう

B-1.課題発見力  3位/12項目

新入社員だけでなく中堅以上の社員にも多くいるような気がします。
何か問題が起こった後に、
 「ここが問題だと思っていたんだよね」とか
 「やっぱりそうなったか」などと、
  他人事のように話す人。
こういう人は
 「評論家タイプ」と言われ(良い意味ではなく)、
 会社では典型的な仕事のできない人。

こんな社員にならないためにも、
 課題発見力を磨きましょう!

社会人基礎力では、
 定義 
 課題発見力

 「現状を分析し、目的や課題を明らかにする力」

 行動例
 「目標に向かって、自ら“ここに問題があり、
  解決が必要だ”と提案する」


 としています。

課題発見力は社会人基礎力の中でも、
 仕事に直結する働く上で欠かせない力です。
しかも、
 課題を発見して「解決が必要だ」と指摘するところまで含まれ、
 その先には課題解決にまでつながるため、
 とてもレベルの高い能力とも言えるでしょう。

仕事は課題を発見することから始まる
なぜ仕事をする上で大事なのか、
 もう少し詳しく説明しましょう。
仕事は課題を解決するのが基本。
世の中のどんなビジネスも、
 より良い商品やサービスの提供を目的にしています。
その目的を実現するために、
 その前に立ちはだかる多くの課題を見つけ、
 解決しなければなりません。

例えば、
 従来より優れた製品を開発するには、
 コストと時間がかかるとします。
でも、
 どんなに良い製品でも値段を上げれば売れなくなる可能性が高くなるという問題が出ます。
そこで、
 より良いものを従来と差のない価格で作るにはどうすればいいのかを考えなければなりません。
これに関する課題を見つけ、
 解決するのが仕事なのです。
例では、
 質と価格の問題ですが、
 他にも日常業務での作業効率向上や経費削減など、
 あらゆる場面に課題が隠れていると言えるでしょう。

こうした課題に気づくのが課題発見力です。
問題が起きていることに気づくことなく、
 同じことを延々と繰り返していては自分のためだけでなく、
 会社のためにもならないでしょう。
常に
 「今のままでいいのか」
 「どうすればより良くなるのか」を考えなければなりません。
そうすることによって、
 新しい製品やサービスの開発に結びついたり、
 効率の良い仕事の進め方に通じたりするのです。

課題を見つけたら、解決法まで考える
単に課題を発見すればいいという訳ではありません。
冒頭のマンガにあるように、
 課題を見つけた(本当かどうかは別として)なら、
 実際に事が進む前に指摘するのが当然のこと。
つまり、発見しても周囲に知らせることなく、
 胸の内にしまっていては何にもならないのです。

そして、
 できることなら、課題を発見するだけでなく、
 解決方法までを提案できるといいですね。
もちろん、課題解決を提案できるようになるには、
 それなりに仕事の経験が必要になるので、
 新入社員には難しいかもしれません。
でも、素晴らしい解決法は思い浮かばなくても、
 どうすれば解決できるかを考えることが大切です。
自分の解決案と先輩や上司の解決案を比較し、
 今後の課題解決に役立てられるようにしてください。

自分だけでなく、周囲にも目を配ってみよう
最後に、課題発見力を身に付け、鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか。
まずは、現在取り組んでいることについて、
 「これでいいのか」と自問自答することから始めることです。
現状に満足するのではなく、
 「この取り組み方でいいのか?」
 「目標はこれでいいのか?」と、常に現状を分析してください。
これはサークル・部活動やゼミ活動、
 アルバイトなど、団体活動でもいいでしょう。

また、自分の周囲で他人や仲間が取り組んでいることも観察し、
 課題はないかどうかを探ってみましょう。
そして、何か課題が見つかったら、
 誰かに話してみることです。
誰かに聞いてもらうことによって、
 その課題は重要なのか、的外れなのかを検証できます。
見つけた課題が適切であれば、
 その後の解決策の模索へと発展します。
この繰り返しによって、課題発見力が磨かれるのです。

今の学生生活はこれでいいのか、
 サークルに取り組む姿勢・運営方法は適切なのか、
 アルバイトの仕事の進め方は間違っていないのかなど、
 身の回りのことから課題はないか再確認してみましょう。


※仕事のできない人は
 何か問題が起きたら
 「ここが問題だと思っていたんだよね」とか
 「やっぱりそうなったか」などと、
  他人事のように話しましょう

そうすれば
 まわりからは、「評論家タイプ」と言われ(良い意味ではなく)、
 会社では典型的な仕事のできない人として見られるでしょう

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