A-2.仲間の協力を得るために必要な力

A-2.働きかけ力 

他人と一緒に何かに取り組んだり仕事をしたりする際には、
 一方的に指示を出すだけでは指示された人も困ってしまいますよね。

最低でも何のためにするのかという
 目的を明確にしないと
 仕事を頼まれた人のモチベーションも上がりません


今回の働きかけ力は、
 周囲の人たちの協力を得て、
 物事を進めるために必要な能力のことです。

社会人基礎力では、
定義
 働きかけ力
  「他人に働きかけ巻き込む力」

 行動例
  「“やろうじゃないか”と呼びかけ、
   目的に向かって周囲の人々を動かしていく」


 としています。

大学受験や学業は自分一人の努力でなんとかなりますが、
 仕事となると話は違います。
仕事は一人ではなく、
 同僚や社外の協力者、
 取引先と一緒に協力しながら進めるもの。
会社では営業職は営業、技術職は技術といったように、
 社員一人ひとりにそれぞれ専門の役割があり、
 全員が持っている力を出し合って仕事を完遂させます。
仕事を進める上では、
 働きかけ力はとても大事な力なのです。

特にチームやプロジェクトなどをまとめる立場の人に求められます。

目的を明示し、
 仲間を鼓舞する

大学生なら
 3、4年生になると、サークルや部活のリーダーとなり、
企業で働いているビジネスパーソンは、
 経験を積めば管理職となります。
このように人の上に立つポジションに就いた人は、
 多くの人を動かし、
 指導するというリーダーシップを発揮しなければなりません。
ただ、
 だれもがすぐにリーダーシップを身に付け、
 発揮できるわけではありません。
リーダーシップを身に付けるには、
 自分が中心となって
 他人と一緒に何かに取り組む経験が必要になります。
その土台になるのが働きかけ力です。

周囲の人々に自分と一緒に行動してもらうには、
 いくつかのポイントがあります。


まずは、
 行動例の「やろうじゃないか!」が重要です。


周囲の人々を励まし、
 気持ちを奮い立たせるためにも、
 仲間に呼びかけることは大事です。
スポーツなどでもチームのメンバーが積極的に声を出し、
 仲間同士で励まし合っていますよね。

それと同じこと。
仲間を鼓舞し、積極的な行動を促すためにも、
 自ら声を出すことは大事なのです。

次のポイントは
「目的に向かって」という部分。


活動の目指すところである目的を明確にし、
全員がそこに突き進むことに意味があります。

全員の気持ちが1つになって
 同じ目的に向かってこそ、
 チームで動くことの強みが発揮されます。 


個々が違う方向に進むことなく、
 全員をまとめることが働きかけ力です。

働きかけ、働きかけられる場に身を置く

働きかけ力を身に付け、
 鍛えるにはどうすればいいのでしょうか?


大事なのは、
 他人に働きかけたり、
 働きかけられたりする環境に身を置くことです。


大学生なら、
 サークル・部活動やゼミ・研究室、学生団体に所属するとか、
 アルバイトやボランティア活動に参加するなど、
 積極的に他人と交流するようにしたいものです。
社会人であれば、
 部署の横断的な組織に入れてもらうとか、
 仕事とは別に同僚や取引先と一緒に勉強会を開くなどもいいでしょう。
最初は単なる飲み会や食事会でもよく、
 集まってから仕事に関連するテーマを見つけてもいいでしょう。

自分から積極的に声をかけ、
 他人を動かすような経験の少ない人は、
 身の回りにいるリーダータイプの人を参考にしましょう。
彼らが
 周囲の人たちを動かすためにどのように声をかけ、フォローし、
 目的を共有しているのかを見てみることです。

最初は働きかけるのがうまい人のテクニックを盗み、
 少人数の中で働きかけてみることから始めるといいでしょう。
とにかく「やろうじゃないか!」と声に出してみることです。

仕事を成功に導くためには

先にも説明したように、
 仕事は一人でするものではなく、
 いろいろな人と共同で進めるものです。

自分だけでなく、
 共に行動する仲間がやる気を出して
 目的に向かうことが出来れば
 その仕事は成功に近づくことでしょう


仲間と一緒に全力を出して取り組んだ後の打ち上げは最高です。
社会で活躍できるビジネスパーソンになるためにも、
 働きかけ力を鍛えようじゃないか!
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A-3.目標を設定して取り組むことが大事!

A-3.実行力 2位/12項目中

せっかくの成長機会も、
 やってみる前から「無理です!」とは…。
潔いとも、
 自分の力不足を十分に理解しているとも言えますが、
 挑戦しなければ
  いつまで経っても仕事ができるようにはなりませんよね。
新人君にならないように注意したいものです。

社会人基礎力では、
定義
 実行力

 「目的を設定し確実に行動する力」

 行動例
 「自ら目標を設定し、
  失敗を恐れずに行動に移し、
  粘り強く取り組む」


 をとして紹介しています。

新入社員なら、
 失敗を恐れることなく挑戦してみる、
 という部分はより強く求められるでしょう。

成果主義の失敗に学ぶ実行力の本質

実行力で大事なのは、
 「行動する」ことだと思う人も多いのですが

 
「目標を設定する」部分が
 とても大事だと思っています。


それは、
 これまでに多くの企業が導入して
 運用に失敗した成果主義の例があるからです。

成果主義とは、
 1990年代後半から導入が進んだ人事評価制度で、
 一定期間に挙げた成果(業績)によって
 給与・賞与、昇進を決めるという制度です。


年齢が高いだけで
 仕事をあまりしない社員に
 高い給与を払うのではなく

※本当にそうだったのでしょうか
 普段は仕事をあまりしていないようでも
 困っているときや緊急時などに
  経験や知恵を発揮するのがベテランではないでしょうか

 
仕事をしている社員に報いる制度として、
 2000年頃には多くの企業が従来の年功序列制度に代えて
 成果主義の導入を進めました。

ところが、
 間もなく「成果主義は失敗だった」と言われるようになったのです。

その原因の1つと考えられているのが、
 成果主義の成果を測るために使われた目標管理制度。

これは、
 社員が期初に仕事の目標を設定し、
 期末に設定した目標に対する到達度で評価する手法です。

一見、とても良い制度に見えるのですが、
 
実際には個人の成果を優先するために
 「チームで協力して仕事を進めなくなった」


 目標達成を優先するために
 「難しい仕事に挑戦しなくなった」というマイナス面が噴出


 制度導入は失敗となったのです。

※企業を存続させるためには
成果主義がだめだったのです
どうすれば良いのか
 チーム力を活かす事や
 難しい仕事へ挑戦したくなる風土をつくることです


行動すれば良いものではない
上記の例からも分かるように、
 単に行動すればいいというのではダメと言わざるを得ません。

到達するために
 努力を必要とする目標、

つまり成功と失敗のギリギリの高い目標を設定し、
 目標達成のために粘り強く行動しなければならない。

逆に言うなら、
 自分ができることをやり続けるだけなら、
 実行力があるとは言わないのです。

冒頭の新人君のように「ムリです!」と断っていては、
 いつまで経っても実行力を身に付けることはできませんし、
 成長もしないでしょう。

同じ仕事を延々と続けるのなら、
 作業をするロボットで事足りてしまいます。

会社で働くということは、
 1つ仕事を覚えたら
 次はもう少し難しい仕事、
 次はもっと難しい仕事と、
 徐々にレベルの高い仕事をしていくことをいいます。


これを続けるから昇進し、
 給与も上がるわけです。


仕事のレベルを上げることができなければ、
 社会人基礎力を身に付けた
 ビジネスパーソンとは言えないかもしれませんね。

実行力を鍛える 
 ちょっとだけ高い目標を設定する

では、
実行力を身に付けるには
 どうすればいいのでしょうか? 


まずは
 取り組むテーマを決めることです。


ただし、
 それは基本的に何でも構いません。

学業や資格取得、
 サークル・部活動、語学力など、
 自分が得意なことでも、
 苦手なことでもいいでしょう。

大事なのは
 取り組む際に必ず目標を設定すること。


いつまでに、
 何をどのレベルまで引き上げるか、
 達成するかを明確にしてください。


初めのうちは確実にクリアできる目標より、
 ちょっとだけ高い目標を掲げてください。

高過ぎる目標を設定すると、
 途中で挫折したり、
 最終的に目標を達成できなかったりする可能性が出てきます。

自分が頑張って努力すれば
 到達できる目標を設定することも実行力です。

なんとか手が届く位置、
 そのレベルから始めるのがいいでしょう。

実行力を鍛える 
 経験から得た工夫を生かして取り組む

目標を設定したら
 達成に向けて行動を起こしましょう。

そして、
 確実に目標を達成するためには、
 どう行動すればいいのかを
 自分なりの経験や知恵から導き出すことです。


この点も非常に重要です。
単に頑張るとか、
 言われた通りにするのではなく、
 創意工夫をして取り組んでください。

ちょっと高い目標を立てる
 ⇒自分のなりの工夫をして取り組む
 ⇒目標を達成する
 ⇒前回よりも高い目標を設定する
 ⇒経験を生かして取り組む
 ⇒目標を達成する……。

これを繰り返すことによって、
 どのように行動すれば成功するのかを
 経験として蓄積できるようになります。

経験を積めば積むほど、
 高いレベルの実行力が身に付くというわけです。
これが社会で求められる実行力です。
さあ何かに挑戦してみましょう!

A-1.指示を待っていてはダメ!

A-1.主体性  1位/12項目中

指示を待っていてはダメ!

社会人基礎力では、
 「主体性」を
  「物事に進んで取り組む力」と定義


「指示を待つのではなく、
 自らやるべきことを見つけて積極的に取り組む」を行動例として紹介しています。

よって、
 手伝わずにいる新人さんは、
 叱られても仕方ないですね。

指示待ち人間、マニュアル人間とは 
 周囲の人たちが忙しそうに働いているのであれば、
 先輩から仕事の指示がなかったとしても、
 積極的に手伝わなければ主体性があるとは言えません。

「指示待ち人間」とは
 「指示されなければ何もしない」
 「指示されたことだけをする」

「マニュアル人間」とは
  マニュアルがない、
  もしくはマニュアルに書かれていないことは、
  自分で考えて行動に移せない人

つまり、
 「主体性がない」=「仕事のできない人」となるのです。

採用担当者83.7%が採用時に最も重視する力として
 「主体性」を挙げた理由も納得できますね。

主体性がないということを、
 もう少し具体的に説明してみましょう。

例えば
 近々「高校生向けの新商品開発会議」があるとします。

 主体性のある人なら、
  高校生に関する調査を探したり、
  最近の高校生の間で流行っているものが何かを調べたり、
  身近にいる高校生に話を聞いたりするでしょう。

一方、
 主体性のない人は、
 会議に向けて何かするように指示を出されていないので、
 会議まで何もしないで過ごすだけ。


また、
 就職活動をしている学生さんによく見られるのですが、
 「就職活動に向けて何をすればいいのでしょうか」
 「どんな会社が向いているのでしょうか」
 「OB・OGに会うのですが、何を聞いたらいいのでしょうか」
 「お礼の手紙は出したほうがいいのでしょうか」

 といった質問をする人がいます。

このように、
 自分で判断できずに、
 全ての判断を他人に頼るような人も
 主体性がないといえるでしょう。



主体性を鍛える1 
 自分の状況を把握する


主体性を持った「仕事のできる人材」になるためには、
 どうすればいいのでしょうか?


まずは、
 今の自分の立場を客観的に理解することです。

自分が何をしなくてはいけないのか、
 周囲の人々は
 自分に何を期待しているのかを把握することです。

大学生なら学業・研究は当然ながら、
 学生だからこそできるサークル・部活動やいくつものアルバイトに挑戦してみる、
 学内外で友人を作ることなどに挑戦してほしい。

その上で、
 自分はどんな役目を果たすのか、
 周りは何を期待しているのかを考えなければなりません。


主体性を鍛える2 
 決断する


次に自分で考え、
 責任を持って決断することです。


それはどんな小さなことでも構いません。

例えば、
 お母さんに「今日の夕食は何がいい?」と聞かれたときに、
 「何でもいい」と答えていませんか? 

これは自分が決断することを放棄しているのと同じです。
肉がいいのか、魚がいいのか、野菜がいいのか、自分で決めることです。

友人と遊ぶ際にも「どこに行く?」と聞かれて
 「どこでもいいよ」と返していませんか。

「渋谷はどうだろう」と、候補を出すだけでもいいのです。
自分で考え、
 自分で決めることを放棄しないようにしてください。

主体性を鍛える3 
 行動する


最後は行動することです。
「やるべきこと」は分かっていても、
 行動しないようでは困ります。


自分の状況を把握し、
 やるべきことが見えてきたら、
 「こうする」「これをやる」と決断し、
 あとは行動することです。

この3つができれば、
 「指示待ち人間」にも「マニュアル人間」にもならないでしょう。

「指示を待つのではなく、
 自らやるべきことを見つけて積極的に取り組む」ことが出来るようになれば、
 社会人基礎力で最も重視される
「主体性」は身に付きます。

さあ、
 今日から、
 自分の状況を客観的に把握し、
 自分で決め、
 行動してみましょう!!
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