事業の創造性を削ぎ落とす4つの逃げ場
事業を進めて行く時に、
目的・目標・課題と、得るべき成果は「何に?」と明確にする。その定義が不明確なまま事業を進めると...
様々な悪循環を生む行動が発生してくる...
そして、成果につながらない場合が多い!その
4つの逃げ場とは!───────────────────────────
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1.目の前の作業に逃げ込む ■■
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これは、全体が見られない言い訳「どこから、何を、どうすれば良いか?」
どんな仕事も、
考えて決断して行動する必要がある。
でも、それは苦しいことです。
考えても、なかなか「これだ!」という
解決策が見つかるわけでもありません。明快な正解もありません。
考えて、決断して、行動すると..責任も問われます。特に、現業の他に新規事業の担当者に「された..」時は、
手持ちの仕事の忙しさにかまけて、
新規事業を先延ばしします。それは、
新しいことを積み上げていくことは難しく、
責任が降りかからないように回避するという意図もあります。
慣れた作業を忙しくして
「考える」行為から逃げるのです。
それが、楽だからです。
そして、新規事業は先送りとなります。本質的な対策を立てないので、
じり貧になっていく
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2.仕事を作業に矮小化する ■■
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これは、指示通りにやっていると言い訳仕事の本質を見ない、
見ようとしない行為です。
上司の指示命令さえ実行すれば良いと思うのです。
結果は、指示した人の責任です。本質を考えないで「作業」をやってオシマイ。
本来の目的を果たせないので成果が出ない。
成果どころか、
マイナスになってしまう場合もあります。
費用をかけても、効果どころかマイナスになる
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3.管理を強化して乗り切ろうとする ■■
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これは、解決策を見いだせない言い訳みんなの発言・行動のすべてをチェック。
「こうして..」と事細かに権力で指示命令します。
一言一句、自分の思い通りに動かないと叱責する。
※しっ‐せき【叱責】
[名](スル)他人の失敗などをしかりとがめること。「部下をきびしく―する」これで、乗り切れることなら良いのですが...
これは指示命令者の能力の限界が組織の限界であり、
業績の限界となってしまいます。
自分の頭で考えないことに慣れきった人を量産することとなり、
ますます指示命令者の負担が増して..業績が低下します。創造は管理・コントロールからは生まれない ───────────────────────────
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4.原因は相手にあると自己弁護する ■■
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これは、自分は正しいと言い訳外部から見ると、良い条件があるのに、
眼先に囚われ、広げて見ることができない、
そんな人を見た事はありませんか?
そういう人は、目の前に、都合の良い条件が並ばないと不満。
上手くいかない時は、相手に実力がない、誠意がない、
やる気がない..という言い訳で自分を弁護します。良い条件を与えて「もらう」ことになれて、
自分で勝ち取る意欲と経験がない場合に多いのです。
都合の良い状態を「与えて」くれない事に不満この4つが、経営者、管理者、従業員..と、
関係する人に見られたら創造的な事業は立ち上がりません。