スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日本人の知らない日本語

渋谷 太陽
日本語教師歴2年。
 元バックパッカーの体育会系熱血漢。
体育大学を卒業後、
 世界中を旅して回り、
「国境を越えるのは愛だ」
 という熱い信念のもと日本語教師になった。

ボランティア精神旺盛で、
 生徒のために積極的に行動し、
 おまけに涙もろい。

ただ、
 おっちょこちょいでどこか的外れなところがあり、
 いつも空回りしている。

剣道は師範級の腕前で、
 プライベートで生徒たちに教えているが、
 熱心すぎて逆にうざいと思われている。
 が、本人は全く気づいていない。

そんな彼にも悩みはある。

できる限り生徒たちをサポートしたいと思っているが、
 就学生は週に28時間までしかバイトしてはいけない等の
 法律や学校の規則に阻まれ、
 最近、
 日本語教師の限界を感じはじめているのだ。

そんな中、
 規則にとらわれず大胆に振る舞うハルコに出会い、
 人間として惹かれていくとともに自分自身を見つめ直していく。

また、
 恋愛にも鈍感で
 カトリーヌに好かれていることに全く気づいていない。


日本語教師歴3年。
 本名、鹿取みゆき
 地味で奥手なお嬢様。

国立大学で国文学を学び、
 在学中にフランスに短期留学した際、
 ホームステイ先で日本語と日本文化を教えたことがきっかけで
 「日本の文化を世界に広めたい」という夢を抱き日本語教師になった。

真面目な性格で生徒たちに信頼されているが、
 なぜか誰も本名で呼んでくれない。

というのも教師になった初日、
 生徒と打ち解けようと
 自己紹介で「カトリーヌと呼んでください!」
 と渾身のギャグを放ったところ、
 すべったばかりか、
 以後カトリーヌと呼ばれ続けているのだ。

実家は華の家元で松濤の屋敷に住み、
 お金に不自由したことがないが、
 両親の教えで清貧が身についてしまったため外見はいささか地味。

また渋谷に片想いをしているが、
 年の割に奥手なため告白できずにいる。

そんな中、
 肩を露出した大胆なファッションで
 云いたいことをズバズバ云う
 活発なハルコに惹かれていく渋谷の姿を見て、
 嫉妬するとともに
 ハルコのような自由な生き方に徐々に影響されていく。


光文学院の校長
 ハルコの高校時代の担任教師。

4年前、
 亡き夫が経営していた
 小さな日本語学校を引き継いで校長になった。

昔から夫の仕事を傍で見ていたので
 日本語教師のあり方や教育方法は熟知していて、
 校長でありながら教師としても教壇に立っていたが、
 腎臓を患い、
 入院生活を余儀なくされてしまう。

そんな矢先、
 ベテラン教師の一人が
 大手日本語学校にヘッドハンティングされてしまい
 代わりの教師を探していたところ、
 毎年年賀状を送ってきていた
 教え子のハルコに白羽の矢を立てた。

ハルコは枠にはめられることを嫌う問題児だったが、
 物怖じせず情に厚い性格なので
 日本語教師に向いていると見込んだのだ。

しかしハルコが目指すのは
 あくまで日本人を相手にした高校教師だったため、
 やむを得ず高校教師の仕事を紹介するという条件を提示した。

本音は、
 ずっと日本語教師をやってほしいと願っている。

ハルコなら親元を離れ慣れない日本で
 不安を抱えた外国人生徒たちの
 良きサポーターになってくれるだろう、と。

鷹栖 一樹
日本語教師歴10年。
 仕事はきっちりこなすが、
 私生活がだらしないベテラン教師。

遅刻、欠席は一切認めず、
 生徒たちの間では「一番怖い先生」として有名だが、
 彼のお陰で進学率や就職率が高く、
 校長の秋元から最も信頼されている。

その一方、
 私生活はバツイチの独身で、
 マストアイテムはくたびれたジャケットと、
 競馬新聞。

そのくせ決して大穴を狙わずせこせこと小銭を稼ぎ、
 またクーポン集めに余念がないせこいオヤジである。

「クーポン」は基本的に生徒たちからもらっているが、
 そこには慣れない日本でバイトしながら生活する
 生徒の私生活を見守るという裏の目的がある。

前職は商社マン。

海外の紡績工場で
 現地の従業員教育を任され
 日本の高レベルな技術や品質管理を
 日本語で学べる人材を育成したいという
 高い理想を抱き日本語教師に転職した。

しかし
 家族に黙って転職したことが原因で
 妻に三行半を突きつけられ離婚。
慰謝料と中学生になる娘の養育費を払っているため常に金欠である。

また日本語教師という仕事にプライドを持っていて、
 高校教師になるための
 単なるステップだと考えているハルコを毛嫌いし、
 本気を出させるためにわざと挑発する。
スポンサーサイト

日本人の知らない日本語

嘉納 ハルコ
元カリスマショップ店員の新米日本語教師。
華やかで活発、
 誰とでもすぐ打ち解けることができるリーダータイプの女の子。
ティーンに人気のブランドのカリスマ店員であり、
 ファッション誌の読者モデルをしていた。

裏表のない性格で思ったことはズバズバ云う我が道を行くタイプだが、
 そのくせ情に厚く曲がったことが嫌いで、
 間違っていると思ったら相手が誰だろうが意見せずにはいられない。
例えば満員電車でお年寄りが立っていると
 自分の席を譲るのではなく
 隣に座っている男性に「譲ってあげなよ」
 と説教する傲慢な正義感の持ち主である。

そんな彼女の個性を象徴するのがファッション。
中学の頃からばっちりメイクにアクセサリーを身につけ自己主張し、
 女の子からは慕われていたが学校からは目をつけられていた。
教師という職業を志したのは、
 高2の夏。
読者モデルのバイトをしていたことが学校にばれて退学になりかけた時、
 ただ一人、
 味方になってくれたのが当時担任だった国語教師の秋元で、
 彼女に付き合わされて児童館で子供たちに読み書きを教えたところ、
 「ありがとう、先生!」と云われたことがきっかけで教師という仕事に興味を持った。

この時、
 生まれて初めて人に感謝される喜びを知ったのだ。
そして極めつけは「世の中を変えるのは教育ですよ」という秋元の言葉。
その言葉がとても魅力的で、
 それから必死に勉強し三流大学の教育学部に進み、
 高校の教員免許を取得したのだが、
 世の中はそんなに甘くなかった。
ただでさえ少子化で教員の採用枠が減った上に
 TPOを無視した華やかなファッションで面接に挑んだことがあだとなり、
 結果は不採用。
そして生活するため辿り着いた先が趣味と実益を兼ねた販売員だったのだ。
お客に敬語を使わず友達言葉で親しく接する人柄と、
 親身になってアドバイスする態度が人気を呼び、
 ショップでは売上げトップを誇った。
ひょっとして、これが自分の天職?
けれどオシャレは教師になってもできる。
やっぱり教師になりたい!

そんな中、
 高校を退職後、
 亡き夫が経営していた「光文学院」を引き継いだ秋元から教師のバイトを頼まれた。
「人手が足りないの。3ヶ月間やってくれたら高校教師の仕事をお世話するから」と云われ
チャンスとばかりに飛びつくが、
 そこは予備校でも学習塾でもなく、
 何と日本語学校だったのだ。

日本人の知らない日本語 全授業

一話

 マグロの数え方

 海を泳いでいる時は 『一匹』
 釣り上げると    『一本』
 それを市場で切り分けると   『一丁』
 さらに切り分けたものが『ひとかたまり』という意味で 『一塊』
 スーパーでパック詰めされると短冊に似ていることから 『一冊』
 そして、人の口に入る時は  『一切れ』


二話

 敬語について
  『お + ○○ になります』

  動詞に『なります』をつけると尊敬語になります。


  ○お座りになります
  ○お書きになります

  ×おばあさんになります
   名詞に『なります』を付けても尊敬語にはなりません。

  ×お食べください

 この表現はよく使いますが正確には、

  『食べる』→『召し上がる』

  一番敬意の高い言い方なので、

  ○『召し上がってください』 が正解。


 そのほかにも、
 特別な形の尊敬語の例
  いる
  行く  ⇒ いらっしゃる
  来る


 バイト敬語について
  お店などでよく耳にする
   ×「ご注文のほうは以上でよろしかったでしょうか?」
   どこが変でしょうか?
  
   『ほう』には、「比較」と「ぼかし」の意味があります

  また
   ×『よろしかったでしょうか』は過去形です。
    言葉をやわらげ、丁寧に聞こえますが、

 正しくは
   ○『ご注文は以上でよろしいですか?』です。



三話
 『ピカイチ』
  一番優れているという意味。
  花札の七枚の手札のうち、
   6枚は全部カスですが、
   『光物』という点の高い札が一枚入っている役を『ピカイチ』といいます。
   『光物』とは、全48枚の札のうち5枚ある20点札のこと。


 変体がな
  今は無くなった古い平仮名のこと。
  漢字を元にして作られた平仮名が沢山あったのですが、
   ひらがなは、
   一音につき一字を標準とすることを定め、
   標準から外れた仮名は以降、

 『変体がな』と呼ぶことになり、
  古い平仮名は消えていきました。

 『の』に似ていることから、
  『あのよろし』と読んでしまいがちですが、

 正しくは、
  『か』の『変体がな』なので、
   『あかよろし』と読みます。
  明らかに宜しいという意味。


四話

 なぜ漢字には
  「音読みと訓読み」二種類の読み方があるのか


  日本にまだ文字が無かった大昔、
   日本人はモノの名前などを
   すべて丸暗記して覚えていました。

 しかし
  覚えるには限界があるため、
  中国の漢字を習いました。

 そして、
  元々日本での呼び方と、
   中国での発音の二つの読み方ができました。


 共通語の成り立ち
 『です』『ます』
  元々、
   江戸の芸者さんが使っていた言葉が全国的に広まったものです。
   明治時代のはじめに地方からやって来た武士が、
    江戸(現在の東京)の言葉と勘違いして全国に広がりました。
 

 『そうざます』『いいざます』
  上品な印象の言葉遣い『ざます』も元々、
   花魁の言葉でした。
  美人で頭もいい花魁は身請け先もセレブだった為、

 『ざます』はセレブの間で広まったのです。

 『であります』
  「その通りであります!」など、
  軍人が使うお堅いイメージがありますが、
  元々は山口県の方言でした。


五話

怖~い漢字の成り立ち
 ● 『取』という漢字には
  ナゼ『耳』がついているのでしょうか?
  戦争のとき、
  敵を倒した証拠に耳をとったことから『取』の漢字ができました。

 ● 『道』の漢字には、
  なぜ『首』の字が使われているのでしょうか?
  一説によると、
  お祓いのために生首を持って道を歩く習慣があったからといわれています。

 ● 『県』は、
  今は無い『キョウ』という字から派生したのですが、
 『キョウ』という字は逆さにした生首、
 つまりさらし首の様子からきています。



六話

『いつも、たいてい、よく、
 ときどき、たまに、ぜんぜん~ない』の違い


 行う頻度の割合によって使い分ける副詞。

 紅茶を飲む人で例えると…

  ぜんぜん  0回/週
  ときどき  3回/週
  よく    4回/週
  たいてい  5回/週
  いつも   毎日/週



 『嬉しい』と『楽しい』の違い  
  喜ばしい気持ちが続く時間の長が違います。

 例えば、
  憧れの人に会えたら、『嬉しい』
  大好きな映画を観ている時は『楽しい』

  と、言うように

 『嬉しい』に比べて
 『楽しい』の方が時間的に長く続きます



七話


畳化
 畳化とは、
  日本に住む外国人が『日本人』っぽくなる事を言います。

例えば
『肩こり』
 アメリカなどではそもそも『肩こり』という概念がないにも関わらず、
 日本に来て『肩こり』を知ったとたんに、
 シップが手放せなくなる人が少なくないようです。

『本のカバー』
 日本では本屋さんで買った本に、
 当たり前のようにカバーを付けてもらえますが、
 外国ではそうではありません。

 このサービスは特に外国人にとっては評判で、
 アニメ好きな人には、
 汚れも防いでコミックのイラストも見える透明のカバーが大人気のようです。

『焼き餃子』
 日本では餃子というと『焼き餃子』ですが、

 中国では、
 餃子といえば『水餃子』です。

しかし、
 日本に来て慣れてしまうと中国人ですら、
 ビールには『焼き餃子!』になってしまうようです。


八話

尊敬語のスリーステップ
『受け身と同じ形』『動詞+なります』『特別な形』

尊敬語の場合、上記の順番で敬意が高くなります。

尊敬語のスリーステップ
 STEP3 特別な形
 STEP2 動詞+に、なります
 STEP1 受け身と同じ形



会社の役職を例にとると・・・・

『社長がご飯を召し上がります』

『部長がご飯をお食べになります』

『課長がご飯を食べられます』


と、いう順に敬意が高くなるのです。


九話

『パネェ』『マジうける』などのギャル語

『パネェ』は、
 「半端じゃない」→「半端ない」
  →「半端ねぇ(ハンパねぇ)」→「パネェ」
  という変化から生み出された、「程度を強調する」言葉。

『マジうける』は、
 「本当におもしろい」という意味で使われますが、
 最近では、
 “ウケていない”時も使われるようです。

 このように文脈で
  どちらにも解釈できる日本語は他にも・・・

「それはいい」
  「OK」と「NO」
  どちらの意味になるかは
  伝えるニュアンスにより変わります。

「大丈夫です」
  「大丈夫です」=「OKです」
   という意味はもちろんですが、

 例えば
  「必要ですか?」という質問に対して
  このように答えると
  「いらない」という意味になります。

このように、
 文脈によって意味が違ってくる
  
あいまいな表現は、
 日本人ならではの
 “相手への気遣い”から生まれたものなのでしょう。



十話

忌(い)み言葉
 縁起の悪い言葉を『忌み言葉』といいます。

『忌み』とは、
 嫌うということで、
 縁起の悪い言葉をハッピーな言葉に置き換えてきました。

例えば・・・
 『するめ』と『あたりめ』は同じものですが、

 『する』は
  お金を無くすという意味のため、
  
  縁起が良い
  『あたり』という言葉を使って
  言い換えるようになりました。

他にも
 『刺す』というのが怖いため
  「刺身」⇒「おつくり」


『終わる』という言葉もあまり縁起が良くないため、
 結婚式などでは
 『お開き』という言葉が使われます。


縁起の悪い数字
日本では 
 『四』、『九』が、
 『死』、『苦』を連想させるため、
 縁起が悪い数字といわれます。

外国では…
欧米では一般的に、
 『13』が不吉な数字とされています。

イタリアでは、
 『17』が『死』を表すので
 縁起が悪い数字とされています。

中国では、
 『4』、『5』の発音が
 『死』、『無』と同じで、
 縁起が悪いとされています。
検索フォーム
最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
FC2オンラインカウンター ここから --> 現在の閲覧者数: