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「ウィンブルドン化」

中日春秋
2012年7月13日

「ウィンブルドン化」

 もしくは

 「ウィンブルドン効果」

 という言葉がある。

英国には、
 テニスに限らず
  世界に冠たるスポーツ大会があるのに、
 
 英国人選手は
  なかなか活躍できない


▼だから
 今年のウィンブルドン選手権で、
 アンディ・マリー選手
 英国男子として74年ぶり
 決勝の舞台に立った
 のは
 国民的快事だった。

 優勝を逃しても
 「マリーは試合に負けたが、
  国民の心をついに勝ち取った」と英紙はたたえた

▼ウィンブルドン化には
  プラスの効果がある。
 選手権で活躍するのは
  外国人選手であっても、
  世界の注目を集めて、
  結局は
   英国に人とお金を呼び込む


 その典型がロンドンの金融街シティーだ

▼英政府は、
 規制緩和をいち早く果たして、
 外国企業・資本の参入を促した。

 シティーに世界中の資金と情報が集まるようにすることで、
  英国は長い停滞の時代を脱した。

 経済のウィンブルドン化は英政府の国策だった

▼だが、そのシティーで、
 八百長が行われていたらしい。

 世界の金融取引の基準とされる金利を決めるにあたり、
  英金融大手バークレイズが不正をしていた。

 疑惑は
  一行にとどまらずに談合の様相を示し、
  中央銀行幹部の関与すら疑われている

▼判定がその実、
 地元選手に有利に下されているとしたら、
 聖地の名声など地に落ちる。

 ウィンブルドンの輝く芝生が、
  拝金もぐらに食い荒らされてしまった。
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米の公平さ疑うトヨタ騒動

社説・春秋
米の公平さ疑うトヨタ騒動(社説)
2011/2/11付

「トヨタ車」で不具合が指摘されていた

 電子制御システムの問題を巡り、
 米運輸省が「欠陥はなかった」とする
 最終報告を発表した。

トヨタ自動車の主張が認められた。


調査には
 米航空宇宙局(NASA)も加わった。


専門家の調査で安全性が確認されたのは歓迎すべきだ。

だが大規模リコール
 (回収・無償修理)が起きた
 1年前の騒ぎは何だったのか。


理解に苦しむ点もある。

争点はトヨタ車で多発した
 「予期せぬ加速」の原因だった。
トヨタは当初、
 「フロアマットに純正品を使わなかったのが原因」とし、
 リコールに消極的だった。
それが米国民の不信を買い、
 結局は800万台近い車をリコールした。

関連する費用は
 2011年3月期決算まで2年続けて4000億円近くに達するが、
 初動での至らなさを考えれば仕方がなかった。

あまりにも急激に
 生産や販売のグローバル化が進み、
 動きが鈍くなっていた。


しかし
 リコール問題の焦点が
 電子制御の安全性に移ってからは、
 米国政府の対応に問題があった


昨年2月、
 米テレビ局が 電子回路の一部を傷つけて
 ショートさせると
 エンジンが加速する様子を実演し、
 放送した。


それをきっかけに、
 今度は電子制御装置が
 急加速の原因ではないかと
 公聴会などで疑われだした。

結局は、
 映像に編集上の問題があったことが判明したが


 米運輸省のラフード長官は
 当初から
 「トヨタ車には乗らない方がいい」と
 踏み込んで発言した。


長官は8日の記者会見で
 「当時は電子制御に問題がないと言っても議会が納得しなかった」と弁明し、
 発言を撤回している。

米政府は原因の調査を尽くした。
だが
 急加速の原因がはっきりしない段階から、
 監督する官庁のトップが企業名を挙げて
 「乗るな」というのは、公平でなかった。


軽はずみな発言で「トヨタたたき」を必要以上にあおり、
 トヨタの米国での新車販売にも影響を与えた。

ゼネラル・モーターズ(GM)の再建や中間選挙などを控え、
 政治的には難しい時期だった。

とはいえ
 企業は本来、
 公平・公正な条件下で競い合うべきであり

 
その土俵を整える役目を担う
 米政府に
 行き過ぎがあったのは納得できない。
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